在宅療養支援認定薬剤師

■在宅療養支援認定薬剤師とは

在宅療養支援認定薬剤師は、一般社団法人日本在宅薬学会によって認められる認定薬剤師資格です。居宅および居宅系施設における薬物療法において、適切な知識、技能、態度を備えた薬剤師として認められます。
また、在宅療養の専門家として必要な倫理観をそなえ、患者さんの意思を尊重し、多職種との連携を通して最適な治療に貢献するという大きな役割もあります。平成25年度より試験による認定が開始されているものの、在宅療養支援認定薬剤師の認定者は96名(平成29年2月時点)。地域医療の重要性が増すなかで、今後の取得者増加が望まれます。

仕事内容

居宅および居宅系施設において、要介護者の状況に合った薬物療法を提供することが主な業務です。医師をはじめ、医療従事者・介護従事者との密な情報交換を通して、円滑な在宅療養の提供を実施し、多職種連携の中心的な役割を担います。
また、居宅での療養を必要とする患者さんに寄り添い、求めるものを理解することで、服薬指導や残薬管理などの薬物治療のみならず、社会的、精神的にも健やかに生活できるような支援業務も含まれます。

資格の取得条件

在宅療養支援認定薬剤師になるためには、以下の項目をすべて満たす必要があります。

条件1 ・日本国の薬剤師資格を有し、
3年以上の薬剤師実務経験があること。
条件2 ・薬剤師認定制度認証機構により認証された
生涯研修認定制度による認定薬剤師、
日本病院薬剤師会生涯研修認定薬剤師、
日本医療薬学会認定薬剤師のうち、
いずれかの資格を有していること。
条件3 ・所定の研修講座受講により40単位以上の
研修単位を取得していること。
条件4 ・日本在宅薬学会主催の
学術大会参加証の写しを提示。
条件5 ・日本在宅薬学会が実施するバイタルサイン
講習会受講の終了証の写しの提示。
条件6 ・日本在宅薬学会が実施する試験に合格していること。

資格の取得方法

上記の申請条件を満たしたうえで、日本在宅薬学会に申請します。

認定期間 審査料
3年 10,000円
登録料 更新料
10,000円 10,000円

在宅療養支援認定薬剤師を仕事で活かす

超高齢社会となりゆく現代において、在宅医療の必要性がますます大きくなっています。そんななか、薬剤師にも在宅医療の一翼を担う役割が求められるようになってきました。在宅療養支援認定薬剤師は、時代にマッチした資格であり、地域に密着した薬局において需要が高まることでしょう。また、介護報酬・調剤報酬において在宅療養を提供できる施設においては相談役としての役割を担うことになり、現場での活躍が期待されます。