プライマリ・ケア認定薬剤師

認定団体:一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
プライマリ・ケア認定薬剤師

プライマリ・ケア認定薬剤師とは

プライマリ・ケア認定薬剤師は、一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会によって認定される資格です。

プライマリ・ケア能力(患者を総合的に見て必要な対策が取れる能力)を備えていることから、多職種との連携をスムーズにしたりするなど、地域において薬剤師の活動の幅を広げることが期待されています。

2011年2月に開始され、認定者数は224名(2022年3月1日現在)です。

プライマリ・ケア認定薬剤師の仕事内容

プライマリ・ケア認定薬剤師は、医師や看護師などの他の専門職とチームを組み、患者へ適切な医療を行うことが主な業務です。地域の健康窓口としても機能する薬局は、患者にとっても身近な存在であり、健康や病気に対して疑問がある場合の身近な相談相手となりえます。

患者の状態を総合的に把握し、健康維持や増進の対策を考えるとともに、ときには総合医や家庭医と連携して、適切な受診をすすめながら、疾病の早期治療に寄与することも期待されています。

プライマリ・ケア認定薬剤師の資格を取得するには?

資格の取得要件

プライマリ・ケア認定薬剤師になるためには、下記の要件をすべて満たす必要があります。

要件1 日本の薬剤師資格を有すること。
要件2 日本プライマリ・ケア連合学会が主催する認定薬剤師研修講座、学術学会等の研修の場において、必要な単位数の研修を修了し、認定制度委員会が定める方法において認定制度委員会が認める成績を修めていること。

ただし、申請に関わる最初の認定研修を受けてから 4 年以内に 50 単位以上を修得すること。
要件3 上記、50単位のうち日本プライマリ・ケア連合学会が主催する研修会と、日本プライマリ・ケア連合学会関連の指定講座の単位の合計が 30 単位以上であること。
要件4 薬剤師認定制度認証機構の認証を受けた薬剤師認定制度の研修のうち、日本プライマリ・ケア連合学会が指定した講演、講義、シンポジウム,ワークショップ,eラーニングなどの研修受講で得た単位は 20 単位を上限とする。また、日本プライマリ・ケア連合学会主催の e-ラーニング、日本プライマリ・ケア連合学会が指定した e-ラーニングは、合計15単位を上限とする。
要件5 認定試験を受け、合格基準に達していること。

資格の取得方法

上記の申請要件を満たしたうえで日本プライマリ・ケア連合学会に申請し、認定試験の結果と合わせて合否が判定されます。

認定期間 認定審査料
3年 会員:10,000円(税込)
非会員:15,000円(税込)
登録料 更新審査料
10,000円(税込) 会員:10,000円(税込)
非会員:15,000円(税込)

資格の更新について

プライマリ・ケア認定薬剤師の認定期間は3年間で、更新するためには以下の要件をすべて満たしている必要があります。

要件1 認定ないし、前回更新から更新の申請までの3年間にわたって各年5単位以上の単位を修得し、合計30 単位以上の単位を修得していること。

ただし、日本プライマリ・ケア連合学会主催研修会と本会関連の指定講座の単位の合計が20単位以上であること。

薬剤師認定制度認証機構の認証を受けた薬剤師認定制度の研修会のうち、日本プライマリ・ケア連合学会が指定した講演、講義、シンポジウム、ワークショップ、eラーニングなどの研修受講で得た単位は 10 単位とする。

日本プライマリ・ケア連合学会が主催または指定したeラーニングは合計15単位を上限とする。
要件2 認定更新に際しては、事例報告の提出を行う。

プライマリ・ケア認定薬剤師を仕事で活かす

プライマリ・ケア認定薬剤師は、高齢化社会が広がるなかで、今後ますます求められる地域医療体制の構築において、大きな役割を担っています。

地域の保険薬局を中心とした活動のほか、臨床現場でも活躍の場が広がるでしょう。患者にとって身近な存在である薬剤師がより専門性の高いアドバイスを行い、チーム医療においても力を発揮することが期待されています。

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