認定クリニカル・トキシコロジスト

認定団体:一般社団法人 日本中毒学会
認定クリニカル・トキシコロジスト

認定クリニカル・トキシコロジストとは

認定クリニカル・トキシコロジストは、一般社団法人日本中毒学会によって認定される専門資格です。薬剤師をはじめ、さまざまな医療関係の職種において薬毒物中毒に関する知識や技能の向上にむけて、中毒診療に関する高度な知識、技術、倫理観に基づく最適な治療を提供することが目的とされています。薬剤師以外にも、医師、看護師、臨床検査技師などが中毒に関わる実務経験を有していれば資格取得が可能です。2011年度より、試験による認定が開始され、認定者は186名(2021年1月現在)となっています。

認定クリニカル・トキシコロジストの仕事内容

急性医薬品中毒は、ショック状態や意識障害などを伴うことも少なくはありません。患者との意思疎通が難しいケースも多いため、中毒治療における専門知識を生かして、原因物質の特定や情報提供を行うことが認定クリニカル・トキシコロジストの主な業務です。また、発表、分析などの活動を行うことも業務に含まれます。

認定クリニカル・トキシコロジストの資格を取得するには?

資格の取得要件

認定クリニカル・トキシコロジストになるためには、以下の要件を満たす必要があります。

要件1 日本国内における中毒の専門家として、優れた人格及び中毒治療に関する見識を備えていること。
要件2 申請時において中毒に関わる実務経験を3年以上有している。
要件3 申請時において、一般社団法人日本中毒学会の正会員であり、申請時点まで連続して3年以上の会員加入歴がある。
要件4 一般社団法人日本中毒学会の指定する学術集会、研究発表、研修セミナーなどにおいて、所定の単位数を履修している。
要件5 中毒に関わる所定の実績を報告すること。
要件6 クリニカル・トキシコロジスト認定試験に合格すること。

資格の取得方法

上記の申請要件を満たしたうえで、一般社団法人日本中毒学会に申請します。

認定期間 初回認定料
5年 20,000円(税込)
※申請審査、セミナー受講および試験、認定審査費用を含む。
更新料
10,000円(税込)
※申請審査、認定審査費用を含む。

資格の更新について

認定クリニカル・トキシコロジストの認定期間は5年間で、更新するためには以下の要件をすべて満たしている必要があります。

要件1 認定された後も、引き続き一般社団法人日本中毒学会の正会員であること。
要件2 認定を受けてから5年間、中毒臨床に貢献するとともに、認定委員会が指定した50単位(必須30単位以上を含む)を取得すること。
要件3 認定を受けてから5年間に、認定委員会の定める更新セミナー等を2回以上受講すること。
要件4 更新書類を申請期限までに認定委員会に提出すること。

認定クリニカル・トキシコロジストを仕事で活かす

認定クリニカル・トキシコロジストは、病院勤務において実力を発揮できる資格です。特に救急医療の現場において活躍が期待されるでしょう。薬剤師以外の他職種も資格取得が可能ですが、医薬品に対する専門知識を有する薬剤師が率先して情報提供を行うことで、中毒患者に対してのチーム医療を実践し、より質の高い医療の提供ができるよう活躍が期待されています。

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