認定クリニカル・トキシコロジスト

■認定クリニカル・トキシコロジストとは

認定クリニカル・トキシコロジストは、一般社団法人日本中毒学会によって認定される専門資格です。薬剤師をはじめ、さまざまな医療関係の職種において薬毒物中毒に関する十分な知識や技能の向上にむけて、中毒診療に関する高度な知識、技術、倫理観に基づく最適な治療を提供することが目的とされています。薬剤師以外の、医師、看護師、臨床検査技師などにおいても、中毒に関わる実務経験を有していれば資格取得が可能です。2011年度より、試験による認定が開始され、認定者は163名となっています(平成30年1月現在)。

仕事内容

急性医薬品中毒は中毒患者のなかでも割合が高く、ショック状態や意識障害などを伴うことも少なくはありません。患者さんとの意思疎通が難しいケースも多いため、中毒治療における専門知識を生かして、原因物質の特定や情報提供を行うことが認定クリニカル・トキシコロジストの主な業務です。また、情報提供や発表、分析などの活動を行うことも業務に含まれます。

資格の取得条件

認定クリニカル・トキシコロジストになるためには、以下の条件を満たす必要があります。

条件1 ・日本国内における中毒の専門家として
優れた人格及び中毒治療に関する見識を備えていること。
条件2 ・申請時において中毒に関わる
実務経験を3年以上有している。
条件3 ・申請時において、本学会の正会員であり、
申請時点まで連続して3年以上の会員加入歴 がある。
条件4 ・本学会の指定する学術集会、研究発表、
研修セミナーなどにおいて、別に定める
単位数を履修している。
条件5 ・別に定める中毒に関わる実績を報告すること。
条件6 ・別に定める認定試験に合格すること。

資格の取得方法

上記の申請条件を満たしたうえで、一般社団法人日本中毒学会に申請します。

認定期間 初回認定料
5年 20,000円
更新料
10,000円

認定クリニカル・トキシコロジストを仕事で活かす

認定クリニカル・トキシコロジストは、病院勤務において実力を発揮できる資格です。特に救急医療の現場において活躍が期待されるでしょう。薬剤師以外の他職種も資格取得が可能ですが、医薬品に対する専門知識を有する薬剤師が率先して情報提供を行うことで、中毒患者に対してのチーム医療を実践し、より質の高い医療の提供ができるよう活躍が期待されています。