労働衛生コンサルタント

■労働衛生コンサルタントとは

労働衛生コンサルタントは、厚生労働省が認定する国家資格で、労働安全衛生法に基づく国家試験に合格することで資格を得ることができます。
労働安全衛生法には「事業者は、労働者に対する健康教育及び健康相談その他労働者の健康の保持促進を図るために必要な措置を継続的かつ計画的に講ずるよう努めなければならない」と定められていますが、労働衛生コンサルタントは事業者に対し、継続的かつ計画的に労働者の健康保持・衛生水準向上を進めるための指導を行うための資格と言えるでしょう。

仕事内容

労働衛生コンサルタントは、事業者に対して適正な労働環境を維持するための指導を行うのが主な業務です。具体的には、事業所の労働環境の診断をし、問題がある場合はその改善計画の構築、労働環境に関する社内の規則や各種設備の点検基準の構築、労働安全衛生施策に関する相談や教育を実施します。
心の健康に対する取り組みも重視される近年においては、メンタルヘルス対策に取り組みたい事業者からの相談に応じるとともに、計画の立て方や実行手順などを指導するといった業務も含まれます。

資格の取得条件

条件1 ・国家試験(労働衛生工学と保健衛生の2種類)を
受験し、合格すること。
薬剤師資格保有者であれば誰でも受験が可能です。
薬剤師は保健衛生の区分を選択
(薬剤師は、保健衛生試験に含まれる
「労働衛生一般」の科目が免除)。
筆記と口述の2つがあり、
どちらも合格することで資格取得となります。

資格の取得方法

上記試験に合格後、合格証書が郵送にて授与されます。その後、公益財団法人安全衛生技術試験協会に登録申請をおこない、資格許可書を取得します。

更新 試験手数料
必要なし 24,700円

労働衛生コンサルタントを仕事で活かす

政府が働き方改革を打ち出すなど、長時間労働の改善などの動きも活性化しつつあります。そんななか、労働災害防止のための専門的な知識を活かし、対策への取り組みを指導できる労働衛生コンサルタントは、企業だけでなく、行政や自治体相談機関などのさまざまな現場で求められることでしょう。
働くすべての人が、心身の健康を保つことができる社会を実現するために、労働衛生コンサルタントの活躍の場が広がります。