環境衛生指導員
環境衛生指導員とは
環境衛生指導員は、都道府県知事または保健所設置市の市長が任命するもので、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」に基づいて、廃棄物を適正に処理することを目的とする職務です。
地方公務員として環境整備に関わるもので、環境省によって資格が定められています。環境衛生指導員は、生活環境の保全に努める公的な仕事のひとつといえるでしょう。
環境衛生指導員の仕事内容
環境衛生指導員は、市民が安心して生活できる環境を整えられるよう、廃棄物処理を行う施設へ立入検査を行い、必要に応じて指導を行うことが主な業務です。
その際に関わる廃棄物とは、ごみ、粗大ごみ、汚泥、廃油、糞尿その他の汚物などで、気体状のものと放射性廃棄物は除きます。立ち入り検査の対象となるのは、「事業者の産業廃棄物の保管もしくは処分の場所」、「産業廃棄物処理業者の事務所または事業場」、「一般廃棄物処理施設または産業廃棄物処理施設のある土地・建物」です。
具体的には、対象施設において、規定や法律に準じた処理が行えているか、また、安全に廃棄物が処理されているかなどについて確認し、必要に応じて指導を行います。実際の立ち入り検査においては、原則として、施設への事前連絡なしで実施し、事業場などの管理に責任を有する者、産業廃棄物処理責任者及び技術管理者を立会人とします。
検査結果や指導事項をまとめるとともに、必要に応じて措置すべき事項を提示する場合には、口頭だけでなく、必ず文書にして提示し、できるだけ措置期限を指示することとされています。その他、環境法令所定の事務作業を行うこともあります。
環境衛生指導員になるには?
要件1 | 医師、薬剤師または獣医師であること。 |
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要件2 | 学校教育法に基づく大学もしくは高等専門学校、旧大学令に基づく大学もしくは旧専門学校令に基づく専門学校において医学、薬学、保健学、衛生学、獣医学、理学、工学、農学のいずれかの課程を修めて卒業した者(当該過程を修めて同法に基づく専門職大学の前期課程を修了した者を含む。)またはこれと同等以上の学力を有すると認められる者。 |
要件3 | 3年以上廃棄物の処理その他環境衛生に関する行政事務に従事した者であって、環境衛生指導について十分の知識経験を有する者。 |
薬剤師の免許に加えて、地方公務員試験に合格し、環境衛生に関連する業務に従事することが前提となります。
環境衛生指導員の役割
廃棄物の処理には、さまざまな薬剤を使用します。廃棄物の種類や量に合わせた薬剤を使用することになるため、有機合成などの化学的な知識が必要不可欠な仕事です。薬剤師はそうした化学的知識を持つ専門職であり、環境衛生指導員として専門的な指導を行えることでしょう。
また、環境衛生指導員として2年以上の経験を積むことで、「廃棄物処理施設技術管理者」へのステップアップも可能です。環境衛生指導員は、地域の生活環境を守る人材としてなくてはならない存在といえるでしょう。
- 認定薬剤師
- 専門薬剤師
- その他の資格
- 医薬情報担当者(MR)
- 医療情報技師
- NR・サプリメントアドバイザー
- 漢方アドバイザー
- ケアマネジャー(介護支援専門員)
- 公害防止管理者
- 抗酸菌症エキスパート
- 骨粗鬆症マネージャー
- 産業カウンセラー
- 治験コーディネーター(CRC)
- 上級医療情報技師
- 食品衛生監視員
- 食品衛生管理者
- 日本禁煙学会認定専門指導者
- 日本糖尿病療養指導士(CDEJ)
- 日本褥瘡学会在宅褥瘡予防・管理師
- 日本褥瘡学会認定師
- 認定クリニカル・トキシコロジスト
- ビューティケアアドバイザー
- ヘルスケアアドバイザー
- 麻薬取締官
- メディカルアロマセラピスト
- 薬物療法指導薬剤師
- リウマチ財団登録薬剤師
- 臨床心理士
- 労働衛生コンサルタント
- 医薬品製造管理者・医薬部外品等責任技術者
- 環境衛生指導員
- インフェクションコントロールドクター(ICD)
- 毒物劇物取扱責任者
- 薬事監視員
- 予防医学指導士
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