がん薬物療法認定薬剤師

認定団体:一般社団法人 日本病院薬剤師会
がん薬物療法認定薬剤師

がん薬物療法認定薬剤師とは

がん薬物療法認定薬剤師は、一般社団法人日本病院薬剤師会によって認定される資格です。
がん治療における薬物療法に関して、より高度な知識や技術を身につけ、がんに対する薬物療法を有効かつ安全に行うことのできる認定資格として、活躍の場が広がっています。
年々増え続けるがん患者数に応じて、他の資格と比べても、とくにニーズの高いものといえるでしょう。
平成19年4月1日から開始され、認定者数は1106人(平成29年10月1日現在)。

がん薬物療法認定薬剤師の仕事内容

がんの治療では、患者さんの状態に合わせて、医師や看護師を含めた、多職種の医療専門職が連携するチーム医療が行われます。がん薬物療法認定薬剤師は、薬物の専門家としてチームに参加し、医師や他スタッフへの助言・提案を行い、最適な薬物療法が行われるようにつとめるのが主な業務です。
また、患者さん本人や家族に対しても薬物療法における説明や指導を行い、理解を深めることでアドヒアランスの向上を図るのも大切な役目といえるでしょう。加えて、副作用のフォローや解決策の提案しながら、薬物治療のみならず、社会的、精神的にも健やかに生活できるように支援を行います。

がん薬物療法認定薬剤師の資格を取得するには?

資格の取得条件

がん薬物療法認定薬剤師になるためには、下記の項目をすべて満たす必要があります。

条件1 日本国の薬剤師免許を有し、薬剤師として優れた見識を備えていること。
条件2 薬剤師としての実務経験を5年以上有し、日本病院薬剤師会もしくは日本薬剤師会、日本女性薬剤師会の会員であること。
条件3 日本医療薬学会、日本薬学会、日本癌治療学会ほか既定のいずれかの会員であること。
条件4 日病薬病院薬学認定薬剤師または日本医療薬学会認定薬剤師であること。
条件5 申請時において、病院または診療所に勤務し、がん薬物療法に引き続いて3年以上従事していること(所属長の証明が必要)。
条件6 日本病院薬剤師会が認定する研修施設において、日本病院薬剤師会の規定に基づく実技研修を3カ月以上履修していること、または、研修施設において3年以上、がん薬物療法に従事していること(所属長の証明が必要)。
条件7 日本病院薬剤師会が認定するがん領域の講習会、及び規定の学会が主催するがん領域の講習会などを所定の単位(40時間、20単位以上)履修していること。ただし、40時間のうち日本病院薬剤師会主催のがん専門薬剤師に関する講習会12時間、6単位以上を取得すること。
条件8 がん患者への薬剤管理指導の実績50症例以上 (複数の癌種)を満たしていること。
条件9 病院長あるいは施設長等の推薦があること。
条件10 日本病院薬剤師会が行うがん薬物療法認定薬剤師認定試験に合格していること。

資格の取得方法

上記の申請条件を満たしたうえで、日本病院薬剤師会に申請します。

認定期間 認定審査料
5年 10,000円(税別)
認定料 更新審査料
20,000円(税別) 10,000円(税別)

がん薬物療法認定薬剤師を仕事で活かす

がん患者数が増えるなか、専門的な知識を持つチーム医療が求められており、一般病院だけでなく、がん治療に特化した専門病院において、活躍が期待されます。
調剤のみを担当する保険薬局での活用はやや難しいものの、今後、在宅医療の増加に伴い、地域と連携した場でもニーズが高まることが予想されます。臨床現場で活かせる資格として、今後もますます活躍の場が広がることでしょう。

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