日本褥瘡学会在宅褥瘡予防・管理師

■日本褥瘡学会在宅褥瘡予防・管理師とは

日本褥瘡学会在宅褥瘡予防・管理師は、一般社団法人日本褥瘡学会によって認定される資格です。高齢者を中心に、何らかの疾患が原因で寝たきり状態となった患者さんが在宅療養を行う場合、褥瘡の予防や治療の実施は大きな課題となっています。認定を受けることで在宅療養における褥瘡の予防や処置・治療における専門家として、十分な知識をもち適切な対応ができる能力を有すると認められます。平成18年9月3日より施行されて以来、認定者は344名となっています(平成30年9月1日現在)。

仕事内容

褥瘡の発生、治癒促進等に関する知識や技術、薬剤師においては褥瘡治療に用いられる医薬品、医療材料などのより高度な知識を活かし、治療のみならず褥瘡に悩む患者さんや家族の心のケアなどに貢献することが期待されます。褥瘡の予防と治療・看護には多方面からの協力とアプローチが必要であり、特に在宅医療の現場ではチーム医療が推進されるなかで、褥瘡の専門家としての薬剤師は適切な薬物治療の実現を担う重要な役割といえるでしょう。

資格の取得条件

日本褥瘡学会在宅褥瘡予防・管理師になるためには、以下の条件を満たす必要があります。

条件1 ・看護師(准看護師を除く)、医師、薬剤師、
管理栄養士、理学療法士、作業療法士、
介護福祉士の免許(免許証取得後4年以上)を
有するものであること。
条件2 ・資格申請時に日本褥瘡学会正会員であること。
条件3 ・2年以上在宅療養に従事し、褥瘡の予防
および医療に関与していること。
条件4 ・日本褥瘡学会在宅医療委員会主催の
在宅褥瘡セミナーの受講証明書を有すること。
条件5 ・日本褥瘡学会に申請し認定審査を受け、合格すること。

資格の取得方法

上記の申請条件を満たしたうえで、日本褥瘡学会に申請します。

認定期間 セミナー受講料(1回)
5年 1,000~2,000円
審査料 登録料
3,000円 3,000円
更新料
3,000円

日本褥瘡学会在宅褥瘡予防・管理師を仕事で活かす

高齢社会を迎えるなかで長期療養と在宅医療の現場では、長期臥床による褥瘡の予防・治療が今後ますます問題となります。病院での勤務はもちろん、地域密着型の在宅業務において、活躍が期待される資格です。褥瘡治療における臨床経験を活かし、薬剤師として薬物治療において能力を発揮するのはもちろんですが、褥瘡を未然に防ぐ「予防」の段階から積極的に関わることで、加速する在宅医療の現場でなくてはならないスキルとして注目を集めることが予想されます。