食品衛生監視員

■食品衛生監視員とは

食品衛生監視員は、食品衛生法などの法令に基づき、食の安全を確保するために、厚生労働省によって認定される任用資格です。検疫所で働く国家公務員と、自治体に勤務する地方公務員の2通りに分かれており、仕事の内容はやや異なります。
国家公務員を目指す場合であれば、人事院が行う食品衛生監視員採用試験を、地方公務員を目指す場合であれば、各都道府県の職員採用試験を受けて、採用される必要があります。

仕事内容

国家公務員としての食品衛生監視員は、主に全国の主要な海や空港の検疫所において、輸入食品の安全監視及び指導(輸入食品監視)、輸入食品等に係る微生物検査と理化学検査(検査)、検疫感染症の国内への侵入防止(検疫衛生)の業務を行います。
地方公務員としての食品衛生監視員は、主に都道府県の保健所において、飲食店等の営業施設の許可事務、営業施設に対する監視と指導、食中毒等の調査、食品の検査、食品に関する苦情や相談への対応などを行います。身近に流通する食品の安全・安心を確保することで、国民の安全を守るという大切な役割を持っています。

資格の取得条件

以下の条件に該当する者が食品衛生監視員になることができます。

 
条件1 ・都道府県知事の登録を受けた食品衛生監視員の
養成施設において、所定の課程を修了した者。
条件2 ・医師、歯科医師、薬剤師又は獣医師。
条件3 ・大学又は専門学校において医学、歯学、薬学、獣医学、
畜産学、水産学又は農芸化学の課程を修めて卒業した者。
条件4 ・栄養士で2年以上食品衛生行政に関する
事務に従事した経験を有する者。
上記の申請条件を満たしたうえで、
人事院が行う食品衛生監視員採用試験や
各都道府県が行う職員採用試験を受けて合格すること。

資格の取得方法

受験料は無料。試験に合格することで食品衛生監視員として認定されます。

食品衛生監視員を仕事で活かす

食品衛生監視員は、国民の健康的な生活に密接にかかわる「食品衛生のプロ」です。薬剤師としての専門的知識を生かして、食品を扱う工場や店舗の立入検査や食中毒における調査、農薬や微生物などの検査といった、多岐に渡る業務を行います。
公務員としての勤務先において活躍できるものであり、食品に関する疑問や苦情などの相談窓口や、講習会などを通じて、食品衛生に関する知識等の普及につとめながら、地域に安心安全な食生活をもたらすことが期待されています。