薬物療法指導薬剤師

薬物療法指導薬剤師とは
薬物療法指導薬剤師は、一般社団法人日本医療薬学会によって認定される資格です。
薬物療法専門薬剤師のステップアップ資格であり、豊富な経験と幅広い高度な知識・技術を有するのはもちろんのこと、他の薬剤師への指導を行うだけでなく研究活動についても自ら積極的に取り組むことができる能力を有する薬剤師として認められます。
平成24年より認定制度が始まり、薬物療法指導薬剤師の認定者は26名(平成30年1月18日現在)となっています。
目次
薬物療法指導薬剤師
薬物療法指導薬剤師の仕事内容
薬物療法専門薬剤師は、医師や看護師、その他の医療従事者との協働のなかで、医療現場のジェネラリストとしての立ち位置を期待される資格です。
薬物療法認定・専門薬剤師の資格取得を目指す薬剤師たちへの指導を行いながら、研修講師としての役割を果たすことになります。また、薬物療法指導薬剤師の認定を得ることで、自らの研究成果を学会や論文で発表する研究職としての仕事と、薬剤師を含めた他の医療スタッフへの指導や情報発信などに関わる業務もあります。
薬物療法指導薬剤師の資格を取得するには?
資格の取得条件
薬物療法指導薬剤師になるためには、以下の条件を満たす必要があります。
条件1 | 薬物療法専門薬剤師として5年間以上医療現場で活動していること。 |
---|---|
条件2 | 一般社団法人日本病院薬剤師会が認定する薬物療法の講習会を5年間で50単位以上履修していること。 |
条件3 | 自ら実施した5年間の薬剤管理指導の実績50症例(6領域以上の疾患)を提出すること。 |
条件4 | 査読制のある国際的あるいは全国的学会誌・学術雑誌に掲載された医療薬学に関する学術論文が5編以上(うち、少なくとも1編は筆頭著者)、国際学会あるいは全国規模の学会における医療薬学に関する学会発表が5回以上(うち、少なくとも1回は発表者)の全てを満たしていること。 |
資格の取得方法
上記の申請条件を満たしたうえで、日本病院薬剤師会に申請し認定審査を受けます。
認定期間 | 講習会受講料 |
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5年 | 主催団体により金額は異なる |
認定審査料 | 認定料 |
10,800円 | 20,000円 |
更新審査料 | |
16,200円 |
薬物療法指導薬剤師を仕事で活かす
幅広い疾患領域の薬物療法におけるジェネラリストとして、高度な知識と臨床経験を活かし医師への助言・提案に加えてチーム医療のスタッフへの教育や指導といった仕事も担うことから、主に病院内での活躍が期待されています。
また、薬物療法認定・専門薬剤師の実習に関わる研修施設において、指導者としての活躍を求められるでしょう。現場での薬物治療の向上への貢献とともに、研究による薬物療法の発展をも行う専門家として、今後も幅広いニーズが広がることが予想されます。
- 認定薬剤師
- 専門薬剤師
- その他の資格
- 医薬情報担当者(MR)
- 医療情報技師
- NR・サプリメントアドバイザー
- 漢方アドバイザー
- ケアマネジャー(介護支援専門員)
- 公害防止管理者
- 抗酸菌症エキスパート
- 骨粗鬆症マネージャー
- 産業カウンセラー
- 治験コーディネーター(CRC)
- 上級医療情報技師
- 食品衛生監視員
- 食品衛生管理者
- 日本禁煙学会認定専門指導者
- 日本糖尿病療養指導士(CDEJ)
- 日本褥瘡学会在宅褥瘡予防・管理師
- 日本褥瘡学会認定師
- 認定クリニカル・トキシコロジスト
- ビューティケアアドバイザー
- ヘルスケアアドバイザー
- 麻薬取締官
- メディカルアロマセラピスト
- 薬物療法指導薬剤師
- リウマチ財団登録薬剤師
- 臨床心理士
- 労働衛生コンサルタント
- 医薬品製造管理者・医薬部外品等責任技術者
- 環境衛生指導員
- インフェクションコントロールドクター(ICD)
- 毒物劇物取扱責任者
- 薬事監視員
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