臨床心理士

■臨床心理士とは

臨床心理士は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格です。臨床心理学の知識と技術を有し、心の問題に取り組むことができる専門家として認定されます。近年、心理的な問題を抱えながら精神疾患を発症する人も増えており、そうした患者さんや家族に寄り添って適切なアドバイスができるプロフェッショナルとして注目されています。1988年12月に日本初の認定臨床心理士が誕生し、現在では32,354名の有資格者が活動しています(平成30年4月1日現在)。

仕事内容

臨床心理士は心の問題に取り組む専門職で、おおきく4種の主な仕事があります。まず、相談者の状況を確認し、支援内容を決める「臨床心理査定」。そして、実際に心理ケアを行う「臨床心理面接」、そして、問題解決のために周囲への働きかけを行う「臨床心理的地域援助」、そして質の高いケアを提供するための「臨床心理に関する調査・研究」です。具体的な業務内容は勤務地によって異なります。

資格の取得条件

臨床心理士になるためには、以下の条件を満たす必要があります。

条件1 ・指定大学院(1種・2種)を修了し、
所定の条件を充足している者。
条件2 ・臨床心理士養成に関する専門職大学院を修了した者。
条件3 ・諸外国で指定大学院と同等以上の教育歴があり、
修了後の日本国内における心理臨床経験2年以上を有する者。
条件4 ・医師免許取得者で、取得後、心理臨床経験2年以上を有する者。
条件5 ・資格審査に合格していること。

資格の取得方法

上記の条件を満たしたうえで、資格認定証書の交付手続きを所定期日までに完了することで認定されます。

認定期間 受験申請資料
5年 1,500円

※資格審査料・資格登録料あり。

臨床心理士を仕事で活かす

臨床心理士として活躍できる職場はさまざまです。たとえば、スクールカウンセラーとして、生徒と面接し相談を受け、保護者や教職員と面接しながら心の問題に取り組みます。病院では精神疾患の患者さんや、病気や怪我で悩み心の問題を抱えている方の心理ケアを行うことになるでしょう。ほかにも市町村の保健センターでは住人のカウンセリングや乳幼児の健康調査、発達相談などを担当することもあります。
また、薬局勤務の場合でも、来局されるお客様への相談対応や、在宅ケアによる不安を抱える家族や患者さんの心理的サポートなど、臨床心理士が求められる場所は幅広く、活躍の場も広がります。