医療情報技師

■医療情報技師とは

医療情報技師は、一般社団法人医療情報学会によって認定される民間資格です。病院などの医療機関において、医療情報システムの設計・管理・運用を実地で行うことができる技術者として活動するための専門知識が取得できます。
情報システム管理だけではなく、医療従事者との円滑な情報交換・コミュニケーションを行うための医療知識を有する必要があり、デリケートな患者情報を取り扱うための倫理観も求められます。
正式な認定者数は公開されていませんが、平成29年度の認定試験合格者数は1521名となっており、認知度の高い資格といえるでしょう。なお、医療情報技師の資格を持ち、医療システム業務に5年以上従事することで、上級医療情報技師への受験資格も得られます。

仕事内容

日々進歩していく情報技術を理解し、医療現場で活用していくことが主な業務です。医療システムやデータベースの企画・設計・構築を行い、セキュリティ管理によって院内システムの保全に努めます。
システム障害や老朽化を予防しながら、医療従事者が快適にシステムを利用できる環境を維持することを日常業務とし、引いてはシステム運用によって患者満足度を上昇させる役割も担っています。

資格の取得条件

医療情報技師になるには、下記の項目をすべて満たす必要があります。

   
条件1 ・一般社団法人医療情報学会が年1回実施している
認定試験に合格すること。
条件2 ・どんな業種であったとしても、
医療に関する知識に加えて、
基本的な情報処理能力があること。
条件3 ・認定試験では「情報処理技術」「医学情報システム」
「医学医療」の3分野において規定の点数を取得すること。
それぞれに合格判定があるため、科目合格から
2年以内であれば、合格分野の試験を
受験しなくても合格が有効。

資格の取得方法

上記の条件を満たしたうえで、認定試験を受験・合格し、医療情報技師育成部会に申請することで医療情報技師として認定されます。

認定期間 受験料
5年 15,000円
更新手数料
10,000円

医療情報技師を仕事で活かす

医療情報技師は医療システムを用意している医療機関で活躍できる資格です。オーダリングシステムを用意している病院や、独自の電子薬歴システムを構築している調剤薬局において活躍の場が広がります。今後は多くの医療機関にて情報処理がより重要視されていくことが予想されるため、医療情報技師が求められる職場は増えることでしょう。