日本禁煙学会認定専門指導者
日本禁煙学会認定専門指導者とは
日本禁煙学会認定専門指導者は、一般社団法人日本禁煙学会によって認定される専門資格です。同学会が認定する禁煙サポーター、認定指導者の上位資格にあたり、薬剤師、医師、看護師などの医療系有資格者を対象とした資格となっています。
高度な禁煙に関する知識をもとに禁煙指導をおこなえると認められるもので、科学的根拠に基づいた知識と方法を用いながら禁煙を支援することで、国民の健康に寄与することを目的とし、2007年より試験による認定が開始されました。
目次
日本禁煙学会認定専門指導者
日本禁煙学会認定専門指導者の仕事内容
日本禁煙学会認定専門指導者は、禁煙指導の専門家としてニコチン置換療法、バレニクリンなどを使った禁煙指導を中心に、薬局・薬店での支援をおこなうことが主な仕事です。
具体的には、タバコ煙に含まれるニコチン、タール、一酸化炭素、アセトン、カドミウム等の成分が引き起こす健康へのリスクについて説明し、面談を通して禁煙者の状況を把握しながら、個々にあった薬の選択や提案を行います。
薬剤師として、薬剤の使用方法を説明しながら、副作用マネジメントや相互作用の確認などを行い、薬物療法の領域で特に力を発揮することができるでしょう。また、成人男性だけでなく、子供、女性、妊婦、精神疾患患者など、禁煙支援の対象となる人は幅広くいます。対象者に合わせて注意を払いながら、動機づけ面接法や認知行動療法の知識や技術など心理学的方法を用いて禁煙の達成や継続を支援します。
日本禁煙学会認定専門指導者の資格を取得するには?
資格の取得要件
日本禁煙学会認定専門指導者になるためには、以下の要件を満たす必要があります。
要件1 | 医療の国家資格あるいはこれに準ずるものを持っていること。 |
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要件2 | 5年間、日本禁煙学会の会員であること。 |
要件3 | 5年間、禁煙指導歴、禁煙推進活動歴、防煙教育歴のいずれかがあること。 |
要件4 | 禁煙講師歴、学会発表歴、論文執筆歴のいずれかがあること。 |
要件5 | 日本禁煙学会が指定する教育施設、あるいは教育関連施設において、研修カリキュラムを修了していること。 |
資格の取得方法
上記の要件を満たしたうえで、日本禁煙学会に申請します。
認定期間 | 更新費 |
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5年 | 6,000円(税込) |
受験料(審査料・認定料・認定証送料込み) | |
10,000円(税込) |
資格の更新について
日本禁煙学会認定専門指導者の認定期間は5年間で、更新するためには以下の要件をすべて満たしている必要があります。
要件1 | 日本禁煙学会の会員であること。 |
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要件2 | 認定期間内に認定単位を50単位以上取得していること。 |
日本禁煙学会認定専門指導者を仕事で活かす
日本禁煙学会認定専門指導者は病院、薬局、ドラッグストアの薬剤師も対象となります。能動喫煙、受動喫煙による健康被害は多く、将来を担う子供たちの成長にも関わるものです。タバコに関する高度な知識をもった専門家として、禁煙指導、禁煙の普及、学術研究など幅広い領域で活躍が期待されます。
- 認定薬剤師
- 専門薬剤師
- その他の資格
- 医薬情報担当者(MR)
- 医療情報技師
- NR・サプリメントアドバイザー
- 漢方アドバイザー
- ケアマネジャー(介護支援専門員)
- 公害防止管理者
- 抗酸菌症エキスパート
- 骨粗鬆症マネージャー
- 産業カウンセラー
- 治験コーディネーター(CRC)
- 上級医療情報技師
- 食品衛生監視員
- 食品衛生管理者
- 日本禁煙学会認定専門指導者
- 日本糖尿病療養指導士(CDEJ)
- 日本褥瘡学会在宅褥瘡予防・管理師
- 日本褥瘡学会認定師
- 認定クリニカル・トキシコロジスト
- ビューティケアアドバイザー
- ヘルスケアアドバイザー
- 麻薬取締官
- メディカルアロマセラピスト
- 薬物療法指導薬剤師
- リウマチ財団登録薬剤師
- 臨床心理士
- 労働衛生コンサルタント
- 医薬品製造管理者・医薬部外品等責任技術者
- 環境衛生指導員
- インフェクションコントロールドクター(ICD)
- 毒物劇物取扱責任者
- 薬事監視員
- 予防医学指導士
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