HIV感染症専門薬剤師

認定団体:一般社団法人 日本病院薬剤師会
HIV感染症専門薬剤師

HIV感染症専門薬剤師とは

HIV感染症専門薬剤師は、一般社団法人日本病院薬剤師会によって認定される資格です。

HIV感染症治療の薬物療法において、より高度な知識や技術をもち、症状に対する薬物療法を有効かつ安全に行うことのできる薬剤師として認められます。また、HIV感染症の専門家として、倫理観をそなえ、患者の意思を尊重し、最適な治療に貢献するという大きな役割もあります。

2009年度から開始され、認定者数は31人(2022年4月1日現在)となっています。

HIV感染症専門薬剤師の仕事内容

日々進歩するHIV治療薬の状況を確認しながら、個々の症状や状況に合った薬物療法を、医師をはじめとした医療従事者及び患者の双方に提案することが主な業務です。

最新の薬物療法に関する知識と臨床経験をもとに、付随する相互作用や副作用などの問題の解決に向けて、専門的なアドバイスが求められるでしょう。また、臨床試験の段階から、HIV感染症治療に関する最新の薬剤情報、HIV感染症に関わる疫学や社会問題についてのグローバルな情報の収集・評価を行い、医療従事者や患者への適正な情報提供を行うことも大切な仕事です。

患者に寄り添い、求めるものを理解することで、薬物治療のみならず、社会的、精神的にも健やかに生活できるように支援を行います。

HIV感染症専門薬剤師の資格を取得するには?

資格の取得条件

HIV感染症専門薬剤師になるためには、下記の項目をすべて満たす必要があります。

条件1 申請時において、HIV感染症薬物療法認定薬剤師であり、かつ、日本エイズ学会の会員であること。
条件2 日本医療薬学会、日本薬学会、日本薬剤師会学術大会、日本エイズ学会、関連する国際学会、全国レベルの学会あるいは日本病院薬剤師会ブロック学術大会において、HIV感染症領域に関する学会発表が2回以上(うち、少なくとも1回は発表者)、複数査読制のある国際的あるいは全国的学会誌・学術雑誌にHIV感染症領域に関する学術論文が1編以上(筆頭著者)の全てを満たしていること。
条件3 病院長あるいは施設長等の推薦があること。
条件4 日本病院薬剤師会が行うHIV感染症専門薬剤師認定試験に合格していること。

資格の取得方法

上記の取得条件を満たしたうえで、日本病院薬剤師会に申請します。

認定期間 認定審査料
5年 会員:10,000円(税別)
非会員:15,000円(税別)
認定料 更新審査料
20,000円(税別) 会員:10,000円(税別)
非会員:15,000円(税別)
更新料
20,000円(税別)

HIV感染症専門薬剤師を仕事で活かす

HIV感染症専門薬剤師の申請資格には、保険薬局に勤務する薬剤師も含まれます。病院や保険薬局での活躍はもちろんですが、HIVが感染症である以上、予防という観点においても大きな役割を担うでしょう。

地域への啓発活動に加え、学校薬剤師と連携して、青少年へ向けたSTD(性感染症)の一つとしてのHIV感染症を予防することの重要性を伝える講師としても活躍が期待されます。

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