公認スポーツファーマシスト

■公認スポーツファーマシストとは

公認スポーツファーマシストは、公益財団法人 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の定める所定の課程を終了することで認定されます。世界的にアンチ・ドーピングの必要性が高まるなか、2009年に発足した資格制度です。
スポーツにおけるドーピング防止のため、最新のアンチ・ドーピングに関する知識を有する薬剤師を養成することを目的としています。国際的なスポーツ大会が増えていることや、スポーツ選手のドーピング事例が増えていることを背景に、資格の取得者が急増しています。2009年に開始され、8,711名の薬剤師が認定を受けています(2018年4月2日現在)。

仕事内容

一般的な処方薬やOTC医薬品のなかには、風邪薬や栄養剤などであっても、ドーピングの対象となる成分が含まれている場合があります。これらの使用によって「意図しないドーピング」が起こってしまうことが、国際的にも問題となっています。
医薬品の適正使用とアンチ・ドーピングに関する情報提供を行うことで、ドーピングを未然に防ぐということが主な仕事内容です。また、トップアスリートに携わるのみならず、学校教育の現場における医薬品の使用に関する情報提供など、さまざまな役割が期待されています。

資格の取得条件

認定申請時に、下記の要件をすべて満たしている必要があります。

条件1 ・薬剤師の資格を有すること。
条件2 ・基礎講習会と実務講習(e-ラーニング内)を受講(受講料7,400円)し、
後、知識到達度の確認試験を行います。

資格の取得方法

上記の申請条件を満たした受講者に、認定証が発行されます。

認定期間 認定料
4年 20,500円
更新認定料
20,500円

公認スポーツファーマシストを仕事で活かす

公認スポーツファーマシストは、スポーツチームや関連医療機関を中心に需要がある資格です。アスリートとして活躍している方のなかにも、基礎疾患があり薬物治療が必要となる場合や、急な体調不良で医薬品を使用しなくてはならない場合があります。
そんなときに、アンチ・ドーピングに精通した公認スポーツファーマシストが介入を行うことで、安心安全な薬物治療が受けられます。また、地域の学校教育においても、医薬品の適正使用を啓発する講師としての活躍が期待されています。