妊婦・授乳婦専門薬剤師

妊婦・授乳婦専門薬剤師とは
妊婦・授乳婦専門薬剤師は、一般社団法人日本病院薬剤師会によって認定される専門薬剤師資格です。妊婦や授乳婦に対する薬物療法において高度な知識や技術をもち、症状に対する薬物療法を有効かつ安全に行うことのできる専門性を持った薬剤師として認められます。「妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師」として経験を積むことで取得できる資格です。
2009年度より、試験による認定が開始されており、妊婦・授乳婦専門薬剤師の認定者は18名(2022年4月1日現在)となっています。今後の取得者増加が望まれます。
目次
妊婦・授乳婦専門薬剤師
妊婦・授乳婦専門薬剤師の仕事内容
妊婦・授乳婦専門薬剤師は、薬物治療を必要とする妊婦・授乳婦に向けて、胎児や乳児の状態に配慮した薬物治療の提案を行うことが主な業務です。臨床経験を活かし、薬物治療を実践するうえでのより専門的なアドバイスが求められます。また、担当医師や看護師と連携し、生殖医療に関連した生命倫理に配慮した服薬指導を行うことになるでしょう。
加えて、妊婦・授乳婦が受ける薬物療法をより安全に進められるよう、積極的な情報収集と研究を行いながら、今後の薬物療法を発展させる役割も持っています。
妊婦・授乳婦専門薬剤師の資格を取得するには?
資格の取得条件
妊婦・授乳婦専門薬剤師になるためには、以下の条件を満たす必要があります。
条件1 | 申請時において妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師であり、かつ、日本産科婦人科学会、日本小児科学会、日本先天異常学会のいずれかの会員であること。 |
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条件2 | 日本医療薬学会、日本薬学会、日本薬剤師会学術大会、上記妊婦・授乳婦領域の学会、関連する国際学会、全国レベルの学会あるいは日本病院薬剤師会ブロック学術大会において、妊婦・授乳婦領域に関する学会発表が3回以上(うち、少なくとも1回は発表者)、複数査読制のある国際的あるいは全国的学会誌・学術雑誌に妊婦・授乳婦領域の学術論文が1編以上(うち、少なくとも1編は筆頭著者)の全てを満たしていること。 |
条件3 | 病院長あるいは施設長等の推薦があること。 |
条件4 | 日本病院薬剤師会が行う妊婦・授乳婦専門薬剤師認定試験に合格していること。 |
資格の取得方法
上記の申請条件を満たしたうえで、日本病院薬剤師会に申請します。
認定期間 | |
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5年 | |
受験料 | 認定審査料 |
会員:10,000円(税別) 非会員:15,000円(税別) |
会員:10,000円(税別) 非会員:15,000円(税別) |
認定料 | 更新審査料 |
20,000円(税別) | 会員:10,000円(税別) 非会員:15,000円(税別) |
更新料 | |
20,000円(税別) |
妊婦・授乳婦専門薬剤師を仕事で活かす
妊婦・授乳婦専門薬剤師は、主に何らかの疾患を抱える妊産婦を受け入れる病院や、その門前薬局等での活躍が期待されています。また、通院治療を行う妊産婦に向けて、在宅での服薬管理などを行うスキルを持つことから、一般的な調剤薬局でも重宝されるでしょう。さらに、妊産婦に向けた薬物治療の経験が豊富なことから、保健所や子育てサポート団体等においてアドバイザーとして活動することも可能です。
- 認定薬剤師
- 専門薬剤師
- その他の資格
- 医薬情報担当者(MR)
- 医療情報技師
- NR・サプリメントアドバイザー
- 漢方アドバイザー
- ケアマネジャー(介護支援専門員)
- 公害防止管理者
- 抗酸菌症エキスパート
- 骨粗鬆症マネージャー
- 産業カウンセラー
- 治験コーディネーター(CRC)
- 上級医療情報技師
- 食品衛生監視員
- 食品衛生管理者
- 日本禁煙学会認定専門指導者
- 日本糖尿病療養指導士(CDEJ)
- 日本褥瘡学会在宅褥瘡予防・管理師
- 日本褥瘡学会認定師
- 認定クリニカル・トキシコロジスト
- ビューティケアアドバイザー
- ヘルスケアアドバイザー
- 麻薬取締官
- メディカルアロマセラピスト
- 薬物療法指導薬剤師
- リウマチ財団登録薬剤師
- 臨床心理士
- 労働衛生コンサルタント
- 医薬品製造管理者・医薬部外品等責任技術者
- 環境衛生指導員
- インフェクションコントロールドクター(ICD)
- 毒物劇物取扱責任者
- 薬事監視員
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