精神科専門薬剤師

認定団体:一般社団法人 日本病院薬剤師会
精神科専門薬剤師

精神科専門薬剤師とは

精神科専門薬剤師は、一般社団法人日本病院薬剤師会によって認定される資格です。精神科薬物療法認定薬剤師の認定を受けている前提でのステップアップ資格となります。精神科薬物療法認定薬剤師と同様に、精神疾患の治療における薬物療法に関して、より高度な知識や技術を身につけ、精神疾患に対する薬物療法を有効かつ安全に行うことのできる認定資格として、活躍の場が広がっています。学会での論文の発表や学会誌への論文掲載などが資格取得条件にあるため、より専門性の高い認定資格といえるでしょう。平成20年4月1日より施行されて以来、認定者数は48名となっています。(平成30年4月1日現在)。

精神科専門薬剤師の仕事内容

高度な薬物療法に関する知識と多くの臨床経験を活かし、個々の患者さんに最適な薬物療法や副作用の予測・解決方法を医師、患者さんの双方に提案し、治療をサポートするのが主な業務です。また、精神疾患の患者さんとの良好なコミュニケーションを築き、薬物治療についての話し合いや、社会復帰への支援を行います。精神科専門薬剤師へとステップアップするにあたり、論文発表などが必要となるため精神疾患や薬物療法における研究も仕事内容のひとつといえます。

精神科専門薬剤師の資格を取得するには?

資格の取得条件

精神科専門薬剤師になるためには、以下の条件を満たす必要があります。

条件1 申請時において精神科薬物療法認定薬剤師であり、かつ、日本精神神経学会、日本神経精神薬理学会、日本臨床精神神経薬理学会、日本生物学的精神医学会、日本病院・地域精神医学会、日本社会精神医学会、日本老年精神医学会、日本精神科救急学会、日本認知症学会、日本精神薬学会のいずれかの会員であること。
条件2 日本医療薬学会、日本薬学会、日本薬剤師会学術大会、上記精神科領域の学会、関連する国際学会、全国レベルの学会あるいは日本病院薬剤師会ブロック学術大会において、精神科領域に関する学会発表が3回以上(うち、少なくとも1回は発表者)、複数査読制のある国際的あるいは全国的学会誌・学術雑誌に精神科領域の学術論文が2編以上(うち、少なくとも1編は筆頭著者)の全てを満たしていること。
条件3 病院長あるいは施設長等の推薦があること。
条件4 日本病院薬剤師会が行う精神科専門薬剤師認定試験に合格していること。

資格の取得方法

上記の申請条件を満たしたうえで、日本病院薬剤師会に申請します。

認定期間 認定試験受験料 認定審査料
5年 10,000円(税別) 10,000円(税別)
認定料 更新審査料 更新料
20,000円(税別) 10,000円(税別) 20,000円(税別)

精神科専門薬剤師を仕事で活かす

精神疾患の薬物療法におけるエキスパートとして、精神科を有する病院において活躍が期待される資格です。患者さんに寄り添ったり、医師へ助言・提案したりするのはもちろんですが、それに加えて医療スタッフへの教育や指導といった仕事も担う重要なポストもあり、さまざまな臨床現場において求められる機会も多いことでしょう。また、精神科に特化した薬剤の専門的な知識を持つことから、製薬会社や開発・研究機関においてもニーズが高まります。

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