毒物劇物取扱責任者

毒物劇物取扱責任者とは
毒物劇物取扱責任者は、厚生労働省が認定する国家資格で、各都道府県で実施される試験に合格することで資格を得られます。
ただし、薬剤師免許があれば、無試験での取得が可能です。毒物劇物に指定された化学薬品を扱うために必要な資格で、製造業や輸入業、販売業を営む事業者が毒物劇物を扱う場合、「必ず毒物劇物取扱責任者を1人設置しなければならない」と定められています(毒物及び劇物取締法第7条)。
毒物や劇物に指定される薬品は、工場や研究所だけでなく農業で使用されるものもあり、幅広い薬剤に対応します。2022年に実施された東京都での試験では、総受験者数816人のうち、総合格者は466人。合格率は総合で57.1%となっています。
目次
毒物劇物取扱責任者
毒物劇物取扱責任者の仕事内容
毒物劇物取扱責任者は、毒物及び劇物取締法に従って薬品管理を行うことが主な業務です。
企業内において、自身をはじめ従業員や周囲の人々に対して健康が損なわれないように注意を払いながら、毒物劇物を取り扱います。
国立医薬品衛生研究所において毒物劇物として登録されている対象物質品目には下記のような薬品があげられます(2022年8月時点)。
- ・毒物:シアン化水素、水銀、ヒ素、ニコチンなど181品目
- ・劇物:アンモニア、過酸化水素、硝酸、硫酸、ホルムアルデヒドなど553品目
- ・特定毒物:四アルキル鉛、モノフルオール酢酸など13品目
このほか、毒物劇物を取り扱う設備が製造、貯蔵、陳列、運搬にそれぞれ適した設備となっているか等、設備の点検、管理も業務のうちです。粉塵や蒸気などで飛散しない設備や、床面を薬品が染み込まない構造になっている設備を保つことで、毒物劇物の飛散や漏洩、流出を防止します。また、購入時には履歴を残すほか、正しいルールにのっとって廃棄処理を行います。
そのほか、盗難や紛失、飛散、流出など万が一の事故発生に備えて、緊急連絡や通報体制を整備し、被害を拡大させないための措置と準備をしておくことも大切な仕事です。加えて、毒物劇薬として登録される対象物質は更新されるため、そうした最新情報を得ることも毒物劇物取扱者の役割です。
毒物劇物取扱責任者の資格を取得するには?
資格の取得条件
一般で受験する場合には、筆記試験と実地試験の2つがあり、「一般(毒物又は劇物の全品目を扱う責任者)」「農業用品目(農業用の毒物又は劇物のみを扱う責任者)」「特定品目(特定品目の毒物又は劇物のみを扱う責任者)」の3つの種別のうち、業種に応じて選択します。試験手数料は実施する都道府県によって異なり、在住地に関わらず、どの地域でも受験可能です。また、合格した際は、どの都道府県でも毒物劇物取扱責任者になることができます。
ただし、以下の欠格事由にあてはまる人は、毒物劇物取扱責任者になることができません
- ・18歳未満
- ・麻薬や大麻、阿片、覚せい剤の中毒者
- ・過去に毒物や劇物、薬事に関して罰金以上の刑に処せられ、刑の執行が終了もしくは執行を受けることがなくなった日から3年未満
- ・心身の障害により適正に業務が行うことができない者として厚生労働省令で定めるもの
資格の取得方法
毒物劇物取扱責任者の資格は、上記資格試験の合格後、都道府県の担当部署により合格証書が窓口と郵送で交付されます。
また、薬剤師は薬剤師免許をもって、その資格を有すると認められます。そのほか、厚生労働省令で定める学校で応用化学に関する学課を修了した人は、卒業証明書や成績証明書をもって資格保有が認められます。また、有効期限はなく、更新の必要はありません。
毒物劇物取扱責任者を仕事で活かす
毒物や劇物は工場や輸入業、研究機関などを中心に取り扱いがあり、企業での活躍が可能です。
そのほか、毒物や劇物を運搬するトラックの運転手、ホームセンターやドラックストアでの販売においても必要な資格であり、毒物劇物取扱責任者として活躍できる場は広がります。薬物の専門家である薬剤師の知識や経験を幅広い分野で活かせる仕事といえるでしょう。
- 認定薬剤師
- 専門薬剤師
- その他の資格
- 医薬情報担当者(MR)
- 医療情報技師
- NR・サプリメントアドバイザー
- 漢方アドバイザー
- ケアマネジャー(介護支援専門員)
- 公害防止管理者
- 抗酸菌症エキスパート
- 骨粗鬆症マネージャー
- 産業カウンセラー
- 治験コーディネーター(CRC)
- 上級医療情報技師
- 食品衛生監視員
- 食品衛生管理者
- 日本禁煙学会認定専門指導者
- 日本糖尿病療養指導士(CDEJ)
- 日本褥瘡学会在宅褥瘡予防・管理師
- 日本褥瘡学会認定師
- 認定クリニカル・トキシコロジスト
- ビューティケアアドバイザー
- ヘルスケアアドバイザー
- 麻薬取締官
- メディカルアロマセラピスト
- 薬物療法指導薬剤師
- リウマチ財団登録薬剤師
- 臨床心理士
- 労働衛生コンサルタント
- 医薬品製造管理者・医薬部外品等責任技術者
- 環境衛生指導員
- インフェクションコントロールドクター(ICD)
- 毒物劇物取扱責任者
- 薬事監視員
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