医薬品情報専門薬剤師

医薬品情報専門薬剤師とは
医薬品情報専門薬剤師は一般社団法人日本医薬品情報学会によって認定される専門薬剤師資格です。
医薬品情報について適切な運用・管理を行う経験・知識・倫理観・技術を持ち合わせ、医薬品の適正使用を推進する専門資格となっています。2010年から開始され、認定者数は27人(2022年1月1日現在)です。
目次
医薬品情報専門薬剤師
医薬品情報専門薬剤師の仕事内容
医療の世界では日々新たな医薬品が開発され、発展を遂げています。患者に最適な治療を行うためには、最新の医薬品情報を入手し、適切に活用しなければいけません。
医薬品情報専門薬剤師は、医薬品情報の検索・調査を円滑に実施し、根拠に基づいた評価を加えたうえで、目的に応じて情報提供を行う能力を持った薬剤師として認められます。また、実際に情報を取り扱うほかにも、医薬品情報に関わる教育を実施する役割もあります。
情報伝達に間違いやバイアスが発生しないように、円滑なコミュニケーションや明確なプレゼンテーションを行う能力も求められるでしょう。
医薬品情報専門薬剤師の資格を取得するには?
資格の取得条件
医薬品情報専門薬剤師の取得条件は、下記の7項目すべてを満たす必要があります。
条件1 | 日本国の薬剤師免許を有し、薬剤師として優れた見識を備えていること。 |
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条件2 | 医薬品情報に関わる業務経験が通算5年以上であること(所属長の証明が必要)。 |
条件3 | 申請時において、日本医薬品情報学会の会員であり、学会が指定する生涯教育セミナーに参加し、60単位以上(必修40単位以上を含む)を取得していること。 |
条件4 | 全国レベルの学会あるいは日本病院薬剤師会ブロック学術大会において、医薬品情報領域に関する学会発表が2回以上(少なくとも1回は発表者)及び複数査読制のある国際的あるいは全国的学会誌・学術雑誌に、医薬品情報領域の学術論文が1編以上(筆頭著者)であること。 |
条件5 | 各職域における医薬品情報に関わる教育、業務実績を証明できること。 |
条件6 | 施設長、所属長等の推薦があること。 |
条件7 | 上記、1~6までの条件を満たした後、本学会が実施する認定試験に合格すること。 |
資格の取得方法
上記の取得条件を満たしたうえで、日本医薬品情報学会に申請します。
認定期間 | 認定審査料 |
---|---|
5年 | 10,000円(税別) |
認定料 | 更新審査料 |
20,000円(税別) | 10,000円(税別) |
受験料 | 更新料 |
10,000円(税別) | 20,000円(税別) |
医薬品情報専門薬剤師を仕事で活かす
医薬品に関わる情報を用いる現場全般において、医薬品情報専門薬剤師のニーズがあります。病院や薬局などの医療機関はもちろんのこと、卸会社や企業、教育機関などでも活躍が期待されています。
医薬品情報の管理・活用の重要性が見直される現代において、今後注目される資格であるといえるでしょう。
- 認定薬剤師
- 専門薬剤師
- その他の資格
- 医薬情報担当者(MR)
- 医療情報技師
- NR・サプリメントアドバイザー
- 漢方アドバイザー
- ケアマネジャー(介護支援専門員)
- 公害防止管理者
- 抗酸菌症エキスパート
- 骨粗鬆症マネージャー
- 産業カウンセラー
- 治験コーディネーター(CRC)
- 上級医療情報技師
- 食品衛生監視員
- 食品衛生管理者
- 日本禁煙学会認定専門指導者
- 日本糖尿病療養指導士(CDEJ)
- 日本褥瘡学会在宅褥瘡予防・管理師
- 日本褥瘡学会認定師
- 認定クリニカル・トキシコロジスト
- ビューティケアアドバイザー
- ヘルスケアアドバイザー
- 麻薬取締官
- メディカルアロマセラピスト
- 薬物療法指導薬剤師
- リウマチ財団登録薬剤師
- 臨床心理士
- 労働衛生コンサルタント
- 医薬品製造管理者・医薬部外品等責任技術者
- 環境衛生指導員
- インフェクションコントロールドクター(ICD)
- 毒物劇物取扱責任者
- 薬事監視員
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