日本糖尿病療養指導士(CDEJ)

■日本糖尿病療養指導士(CDEJ)とは

日本糖尿病療養指導士(CDEJ : Certified Diabetes Educator of Japan)は、一般社団法人日本糖尿病療養指導士認定機構によって認定される資格制度です。糖尿病療法指導士には、糖尿病の予防や治療に関する専門的な知識を持つエキスパートとして認定されるもので、国内には2つの認定制度があります。
全国的な規模で一定レベルのスキルを身につけられるCDEJと、地域によって独自に認定されるLCDEに分かれていますが、地域密着型ではなく、どこにいっても高い評価を受けやすいのがCDEJといえるでしょう。
CDEJは糖尿病の治療においてもっとも重要である、「自己管理」を患者さんに指導する医療スタッフを要請することが目的とされており、薬剤師だけでなく看護師や理学療法士といった医療関係者も資格取得が可能です。2000年より、試験による認定が開始されており、現在では19,579名(うち薬剤師として3,015人)が資格を有しています(平成30年6月11日現在)。

仕事内容

糖尿病療養指導士は、糖尿病治療を行っている患者さん一人ひとりの体質や罹病期間、合併症の程度、家族環境などのさまざまな要因を検討したうえで、個々に適したケアを実践することが主な仕事内容です。周囲のスタッフに対して、適切なアドバイスを行っていくことも大切な仕事といえるでしょう。
また、日本糖尿病学会学術集会や療養指導学会などに参加して、療養指導についての学会発表を行い、糖尿病治療の発展に寄与することも、日本糖尿病療養指導士の重要な役割です。

資格の取得条件

日本糖尿病療養指導士(CDEJ)になるためには、以下の条件を満たす必要があります。

条件1 ・看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、
理学療法士のいずれかの資格を有していること。
条件2 ・下記の(1)(2)(3)の条件を全て満たしている医療施設において、
過去10年以内に2年以上継続して勤務し
糖尿病患者の療養指導業務に従事した方で、かつこの間に
通算1,000時間以上糖尿病患者の療養指導を行ったこと。

(1) 当該施設に勤務する、以下の(イ)(ロ)の
いずれかに該当する医師が、糖尿病療養指導に
あたり受験者を指導していること。

 (イ)常勤または非常勤の日本糖尿病学会専門医
    (非常勤の場合、勤務は月1回以上)
 (ロ)日本糖尿病学会の会員で糖尿病の
    診療と療養指導に従事している常勤の医師

(2)外来で糖尿病患者の診療が恒常的に行われていること。
(3)糖尿病の患者教育、食事指導が恒常的に行われていること。
条件3 ・受験者が「糖尿病療養指導業務に従事した期間」に
当該施設で携わった糖尿病療養指導の
自験例が10例以上あること。
条件4 ・本機構が開催する講習会を受講し、
受講修了証を取得していること。
条件5 ・一般社団法人日本糖尿病療養指導士認定機構の
行う認定試験に合格していること。

資格の取得方法

上記の申請条件を満たしたうえで、一般社団法人日本糖尿病療養指導士認定機構に申請します。

認定期間 講習会(eラーニング)受講費
5年 30,000円
認定試験受験料 更新時には審査料
20,000円 5,000円

日本糖尿病療養指導士(CDEJ)を仕事で活かす

日本糖尿病療養指導士(CDEJ)を有する薬剤師は、主に病院やクリニックなどの、糖尿病外来がある職場での活躍が期待されています。保険薬局においても、栄養指導や糖尿病教室などを行うことで、地域医療に貢献することができるでしょう。近年、ますますの糖尿病患者さんが増えるなかで、在宅対応においても専門的な知識が求められており、活躍の場が広がります。