小児薬物療法認定薬剤師

認定団体:公益財団法人 日本薬剤師研修センター
小児薬物療法認定薬剤師

小児薬物療法認定薬剤師とは

小児薬物療法認定薬剤師は、公益財団法人日本薬剤師研修センターによって認定される資格です。

小児薬物療法に関する専門家として、一定レベル以上の能力と適性があると認められるもので、医薬品に関わる専門的立場から、医療チームの一員として小児科領域の薬物治療に参画し、小児患者と保護者に対して、指導や助言、教育を行うことが期待されています。

2012年より試験による認定制度が開始し、認定者は612人(2022年6月30日現在)となっています。

小児薬物療法認定薬剤師の仕事内容

小児の薬物療法は、小児特有の疾患への対処法をはじめ、医薬品の体重・年齢換算、散剤・水剤等の服用方法、発育障害などの副作用など、成人とは異なる注意点が多くあります。

医薬品の専門家として、薬物治療計画を担当医師に提案し、看護師や多職種へのアドバイスを行うのが主な業務です。

また、保護者に対して服用方法、治療意図、副作用対策などを指導、助言することもあります。

急速に少子高齢化社会を迎え、医療・保健の分野で小児の健康を守る社会構造や制度の構築が急がれているなかで、小児における薬物療法を広く認識し、その役割の重要性を広める教育者としての役割も期待されています。

小児薬物療法認定薬剤師の資格を取得するには?

資格の取得条件

小児薬物療法認定薬剤師になるためには、以下の項目を満たす必要があります。

条件1 日本薬剤師研修センターと日本小児臨床薬理学会が実施する小児薬物療法研修会(※)を修了していること。

※研修会の受講要件は、申込時点において保険薬局または病院・診療所での実務経験が3年以上あり、現に保険薬局または病院・診療所に勤務している薬剤師であること。
条件2 小児薬物療法認定薬剤師認定試験に合格していること。
条件3 小児薬物療法研修会開始以降認定試験に合格した年の末日までに日本小児臨床薬理学会学術集会に1回参加し、参加したいずれか一つのセッション等に関するレポートを提出し、評価を受け、合格していること。

資格の取得方法

上記の申請条件を満たしたうえで、日本薬剤師研修センターに申請し、認定されると認定証が発行されます。

認定期間 小児薬物療法研修会 受講料
※当該年度の試験受験料含む
3年 55,000円(税込)
認定審査料 更新審査料
22,000円(税込) 22,000円(税込)

小児薬物療法認定薬剤師を仕事で活かす

小児薬物療法認定薬剤師の研修・試験を通して、小児の疾患、生理学的特徴、薬物動態的特徴や小児の心理・行動を理解し、その支援を実践するための知識を取得することができます。

多くの場合、小児科を含む病院を中心に活躍することになるでしょう。

また、小児科が近くにある調剤薬局においても需要があります。小児患者がいる療育現場や精神医療センターなどでも活躍の場が広がります。これからの将来を担う子供たちが健康に成長するために支援する魅力的な資格です。

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