上級医療情報技師

■上級医療情報技師とは

上級医療情報技師は、一般社団法人日本医療情報学会によって認定される資格で、医療情報技師の上級資格となります。“保健医療福祉の質と安全の向上のために、幅広い知識と豊かな経験を背景として、全体最適の観点から保健医療福祉分野の情報化と医療情報の利活用を総括的に推進できる”人材と定義されています。
医療情報技師に求められる3C(Communication、Collaboration、Coordination) の資質を伴い、リーダーシップ、マネジメント力を活かすことで医療における課題や問題を解決に導く頼もしい存在として認められます。2007年の試験開始以来、毎年20~30名の合格者を出し、2017年までに合計384人が合格しています。

仕事内容

IT分野の発展において、医療情報システムの導入や運用が広がるなか、正しい情報管理をおこなったり、指導を担当したりするのが主な業務です。医療機関で取り扱う情報は秘匿性の高い個人情報が多く、セキュリティ管理が重要な課題となります。情報システムの利活用によって、ヒューマンエラーを未然に防ぐための情報セキュリティの強化やチーム間での連携などに関するアドバイスや指導を求められることもあります。医療情報技師の育成や情報提供などにも対応します。

資格の取得条件

上級医療情報技師になるためには、下記の項目をすべて満たす必要があります。

 
条件1 ・医療情報技師の資格を有すること。
条件2 ① ②のうち、いずれかを満たすこと。
① 医療情報システムに関する
5年以上の職務経験を有すること。
② 情報システムに関する5年以上の職務経験を有し、
かつ医療情報システムに関する職務経験
(期間は問わない)を有すること。
条件3 ・一般社団法人日本医療情報学会によって
行われる試験(一次・二次)に合格すること。

資格の取得方法

上記の受験条件を満たしたうえで、登録申請を行います。

認定期間 一次・二次試験受験料
5年 各15,000円
資格更新手数料
10,000円

上級医療情報技師を仕事で活かす

近年のIT化の広がりに加え、医師と看護師だけでなくさまざまな分野の職種が集まって行うチーム医療が注目されるようになりました。そうした現場において、カルテの共有などを含む情報管理で役立つのが、上級医療情報技師の資格です。薬剤師として電子カルテ等のITを活用する現場を中心に活躍の場が広がるとともに、医療情報システムを提供するベンダなどでも、今後ますます需要が高まることが予測されます。