上級医療情報技師

認定団体:一般社団法人 日本医療情報学会
上級医療情報技師

上級医療情報技師とは

上級医療情報技師は、一般社団法人日本医療情報学会によって認定される資格で、医療情報技師の上級資格となります。“保健医療福祉の質と安全の向上のために、幅広い知識と豊かな経験を背景として、全体最適の観点から保健医療福祉分野の情報化と医療情報の利活用を総括的に推進できる医療情報技師”と定義されています。

医療情報技師に求められる3C(Communication、Collaboration、Coordination) の資質を伴い、主導的な立場で実践や、マネジメント力を活かすことで医療における課題や問題を解決に導く頼もしい存在として認められます。2007年の試験開始以来、毎年20~30名の合格者を出し、2021年までに合計476人が合格しています。

上級医療情報技師の仕事内容

IT分野の発展において、医療情報システムの導入や運用が広がるなか、正しい情報管理をおこなったり、指導を担当したりするのが主な業務です。医療機関で取り扱う情報は秘匿性の高い個人情報が多く、セキュリティ管理が重要な課題となります。情報システムの利活用によって、ヒューマンエラーを未然に防ぐための情報セキュリティの強化やチーム間での連携などに関するアドバイスや指導を求められることもあります。医療情報技師の育成や情報提供などにも対応します。

上級医療情報技師の資格を取得するには?

資格の取得要件

上級医療情報技師になるためには、下記の要件をすべて満たす必要があります。

 
要件1 医療情報技師の資格を有すること。
要件2 下記の① ②のうち、いずれかを満たすこと。

① 医療情報システムに関する5年以上の職務経験を有すること。

② 情報システムに関する5年以上の職務経験を有し、かつ医療情報システムに関する職務経験(期間は問わない)を有すること。
要件3 一般社団法人日本医療情報学会によって行われる試験(一次・二次)に合格すること。

資格の取得方法

上記の条件を満たすと、認定証が交付されます。

認定期間 一次・二次試験検定料
5年 各15,000円(税込)
資格更新手数料
10,000円(税込)

資格の更新について

上級医療情報技師の認定期間は5年間で、更新するためには以下の要件をすべて満たしている必要があります。

 
要件1 有効期間内に資格更新ポイントを50ポイント以上取得すること。

ただし、50ポイントを超えた分を次回の更新に繰り越すことはできない。
要件2 生涯研修セミナーを受講すること。
要件3 申請書類を提出すること。

上級医療情報技師を仕事で活かす

近年のIT化の広がりに加え、医師と看護師だけでなくさまざまな分野の職種が集まって行うチーム医療が注目されるようになりました。そうした現場において、カルテの共有などを含む情報管理で役立つのが、上級医療情報技師の資格です。薬剤師として電子カルテ等のITを活用する現場を中心に活躍の場が広がるとともに、医療情報システムを提供するベンダなどでも、今後ますます需要が高まることが予測されます。

今ならご登録うれしい特典!今ならご登録うれしい特典!

※在庫状況により、キャンペーンは予告なく変更・終了する場合がございます。ご了承ください。
※本ウェブサイトからご登録いただき、ご来社またはお電話にてキャリアアドバイザーと面談をさせていただいた方に限ります。

「マイナビ薬剤師」は厚生労働大臣認可の転職支援サービス。完全無料にてご利用いただけます。
厚生労働大臣許可番号 紹介13 - ユ - 080554