麻薬取締官

麻薬取締官とは
麻薬取締官は、厚生労働省地方厚生局麻薬取締部に所属する国家公務員です。特別司法警察職員としての権限を有し、特別司法警察職員として麻薬を取締り不正使用者や密売人を摘発するなど、薬物が乱用されないために活動することを任務としています。
麻薬を含む薬剤に関して専門的な知識を持つ薬剤師は、それだけで採用試験の応募資格が得られます。しかし、年間あたりの採用数が決められており、定員は296人とで、狭き門といえるでしょう。
麻薬取締官の仕事内容
麻薬取締官は、特別司法警察員として薬物犯罪に関する捜査や情報収集、取り締まりなどを行うのが主な業務です。また、向精神薬のような医療用麻薬について不正流通や不正使用の予防に向けて、医療機関や製薬企業に立ち入り検査を行い、指導します。そのほか、薬物乱用防止に向けた啓発運動や相談業務もあり、講演活動をはじめとする活動も担当します。
麻薬取締官の資格を取得するには?
資格の取得条件
麻薬取締官になるためには、以下の条件を満たす必要があります。
条件1 | 国家公務員採用一般職試験(大学卒程度)の「行政」または「電気・電子・情報」の第1次試験の合格者(ただし、最終合格者を採用の条件とします) |
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条件2 | 29歳以下。薬剤師、薬剤師国家試験合格者または薬剤師国家試験合格見込みの者であること。ただし、薬剤師国家試験合格者または薬剤師国家試験合格者見込みの者については、採用前または採用後速やかに薬剤師免許を取得することが条件となる。 |
資格の取得方法
上記の条件を満たした応募者のなかから、面接等の結果によって成績優秀と認められることで採用となります。
採用後は各地方厚生局の麻薬取締部に配属することになり、麻薬取締職員研修や麻薬取締官初等科研修、麻薬取締官中等科研修、麻薬取締官高等科研修などの各種研修を受け、麻薬取締官としてのスキルを身につけます。
麻薬取締官を仕事で活かす
麻薬取締官は国家公務員であり、勤務地は全国に広がります。医療用麻薬の不正流通を監視するような場合には、病院などの医療機関や製薬企業に出向いたり、関連施設での指導を行ったりすることになるでしょう。そうした立ち入り検査において、薬剤に関する高度な知識をもった薬剤師なら、より見識の広い情報収集が可能です。インターネットの普及などにより誰でも簡単に違法に薬物を入手することが出来るようになりました。その状態を脱却するために違法薬物を取締まる麻薬取締官の仕事は社会貢献性の高い仕事といえるでしょう。
- 認定薬剤師
- 専門薬剤師
- その他の資格
- 医薬情報担当者(MR)
- 医療情報技師
- NR・サプリメントアドバイザー
- 漢方アドバイザー
- ケアマネジャー(介護支援専門員)
- 公害防止管理者
- 抗酸菌症エキスパート
- 骨粗鬆症マネージャー
- 産業カウンセラー
- 治験コーディネーター(CRC)
- 上級医療情報技師
- 食品衛生監視員
- 食品衛生管理者
- 日本禁煙学会認定専門指導者
- 日本糖尿病療養指導士(CDEJ)
- 日本褥瘡学会在宅褥瘡予防・管理師
- 日本褥瘡学会認定師
- 認定クリニカル・トキシコロジスト
- ビューティケアアドバイザー
- ヘルスケアアドバイザー
- 麻薬取締官
- メディカルアロマセラピスト
- 薬物療法指導薬剤師
- リウマチ財団登録薬剤師
- 臨床心理士
- 労働衛生コンサルタント
- 医薬品製造管理者・医薬部外品等責任技術者
- 環境衛生指導員
- インフェクションコントロールドクター(ICD)
- 毒物劇物取扱責任者
- 薬事監視員
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