産業カウンセラー

認定団体:一般社団法人 日本産業カウンセラー協会
産業カウンセラー

産業カウンセラーとは

産業カウンセラーは、一般社団法人日本産業カウンセラー協会によって認定される資格です。働く人たちを対象としたカウンセリングをはじめ、パワハラ対策、職場のソフト面(人間関係など)の快適化など、心のケアの専門家であり健やかに働くことができるように導く存在として認められます。資格取得にあたって、カウンセリングの基本である「傾聴」のスキルを習得することができます。薬剤師として働くうえで患者からの情報収集や信頼関係の構築においても、非常に力を発揮するスキルです。

2021年度の合格者(学科・実技含む)数は1,076名となっています。

産業カウンセラーの仕事内容

産業カウンセラーは、企業や組織で働いている人たちの心の問題に寄り添い、メンタルヘルスに関する相談などに対応することが主な業務です。ときにはキャリアアップに関する悩みや能力開発の悩みに寄り添い、職場内での人間関係の改善や構築などのカウンセリングをおこなうこともあります。

産業カウンセラーの資格を取得するには?

資格の取得要件

産業カウンセラーの資格を取得するには、以下の要件1~3のいずれかに該当したうえで、要件4の産業カウンセラー試験に合格する必要があります。

要件1 一般社団法人日本産業カウンセラー協会が行う産業カウンセリングの学識及び技能を修得するための講座を修了した者。
要件2 1)大学院研究科で心理学又は心理学隣接諸科学、人間科学、人間関係学のいずれかの名称を冠する専攻(課程)の修了者であって、規定の科目で規定の単位以上を取得していること。
2)社会人として週3日以上の職業経験を通算3年以上有し、大学院研究科において心理学又は心理学隣接諸科学、人間科学、人間関係学のいずれかの名称を冠する専攻(課程)の修了者であって、規定の科目で規定の単位以上を取得していること。
要件3 4年制大学学部の卒業者(2018年4月以降に入学し、2022年3月以降に卒業した者)であって、公認心理師法のうち、一般社団法人日本産業カウンセラー協会が指定する17科目について、所定の単位を取得した者。

ただし、当該大学が公認心理師コースを開始した年度以降に履修した単位に限る。
要件4 一般社団法人日本産業カウンセラー協会の産業カウンセラー試験に合格すること。

資格の取得方法

受験要件を満たし、産業カウンセラー試験に合格したうえで、登録申請を行います。

産業カウンセラーの認定期間は5年間で、更新手続きが必要です。更新には必要な時間数の取得、更新料3,000円及び年度会費10,000円を支払うことで、資格登録を更新できます。なお、申請等の手続きはありません。

認定期間 産業カウンセラー養成講座 受講料
(条件2、3に当てはまる場合は受講不要)
5年 297,000円(税込※教材費を含む)
登録料 更新料
7,000円(税込) 3,000円(税込)

産業カウンセラーを仕事で活かす

産業カウンセラーは、多くの企業などで活躍の場が広がります。メンタルヘルスに関する相談を受けるだけでなく、研修講師として活動することも可能です。また、個人でカウンセリングルームを開設するという道もあります。メンタルヘルスに関する症状で通院する患者が増加していることもあり、薬剤師の日常業務においても、資格取得は大きく役立つことでしょう。企業内でのストレスチェックが義務化されている現在、産業カウンセラーとしての活躍の場が増えることが予想されます。

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