栄養サポートチーム(NST)専門療法士

■栄養サポートチーム(NST)専門療法士とは

栄養サポートチーム専門療法士は、一般社団法人日本静脈経腸栄養学会によって認定される資格です。
薬剤師のほか、看護師や管理栄養士、臨床検査技師などの国家資格を有する人も資格取得を目指せます。最近では、多くの病院でNSTが設置されるようになり、より専門的な知識と技術を持ち合わせ、チームの中心的な存在として活躍できるでしょう。平成29年度の認定試験合格者数は800名(2017年12月13日現在)。

仕事内容

NSTに参加し、その専門知識を用いて良好な栄養管理を遂行するのが主な業務です。
患者さんの性別や年齢、疾病状態や栄養状態に応じて栄養管理計画を作成し、円滑な栄養サポートを実施します。経口摂食の可否や経腸投与・静脈投与など、食事形態によって経腸栄養剤の選定や調理法の取捨選択なども行います。また、それらの栄養管理計画をNST全体で共有し、より最適な方法にブラッシュアップを行うなど、さまざまな業務があります。

資格の取得条件

NST専門療法士になるためには、下記の項目をすべて満たす必要があります。

条件1

・日本国の以下に掲げる国家資格を有すること

・認定対象国家資格:管理栄養士、看護師、薬剤師、
臨床検査技師、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、
歯科衛生士、診療放射線技師

条件2 ・当該国家資格により5年以上、医療・福祉施設に勤務し、
当該施設において栄養サポートに関する業務に従事した経験を有すること。
条件3

・日本静脈経腸栄養学会学術集会に1回(10単位)以上、
日本静脈経腸栄養学会主催のNST専門療法士受験必須セミナーに
1回以上参加することを必須とし、この単位数を必須単位数とする。

・必須単位数30単位以上を有するか、
または、必須単位数に加え、本学会が認める栄養に関する全国学会、
地方会、研究会への参加単位数の合計が30単位以上あること。
なお、「バーチャル臨床栄養カレッジ」修了証については非必須10単位を認める。

条件4 ・認定された認定教育施設において、
合計40時間の実地修練を修了していること。
条件5 ・上記1から4までの条件を満たした後、
認定のための試験に合格していること。

資格の取得方法

上記条件を満たした上で、日本静脈経腸栄養学会に申請します。
受験申込の際には、自分が関わった症例報告書を1通添付しなければいけません。
同様に、「NST専門療法士受験必須セミナー」を別途受講しておく必要があるため、注意しましょう。

認定期間 受験料
5年 10,000円
認定料 更新手数料
20,000円 10,000円

NST専門療法士を仕事で活かす

NST専門療法士はその性質上、NSTが設置されている施設での活躍が期待されます。入院施設がある病院では、疾病の良好な改善のため、多くがNSTを設置しています。そのため、NST専門療法士は大学病院や公立病院など、大規模病院での活躍が期待されています。