漢方アドバイザー

■漢方アドバイザーとは

漢方薬への関心の高まりにこたえて日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)が2008年5月から養成講座を開講し始まった認定資格です。医療従事者に限らず、一般の人も資格取得が目指せるもので、漢方に関する正しい知識を持ち、効果的に利用できるような知識が得られます。
また、JACDSでは薬剤師や登録販売者など医薬品の専門家がアドバイザー認定を取得した場合、専門領域の知識をより深めた人材として高く評価するダブルライセンス認定制度を実施しており、薬剤師で漢方アドバイザー認定を取得した場合は「漢方支援 薬剤師」という認定が受けられます。認定者数は公表されていないものの、2018年度の募集においては、第28期となり、これまでに多くの有資格者が存在することが推測されます。

仕事内容

医療用、一般用を問わず、漢方薬に関する正しい知識を持った資格であり、医療機関においては、漢方薬をより効果的に服薬するための指導を行ったり、医師への提案を行ったりすることになるでしょう。また、ドラッグストアなどでは、漢方薬に関する正しい知識を広めながら、購入を希望する人に向けて適切なアドバイスを行うのが主な業務です。
セルフメディケーションの推進に伴い、漢方薬を含めたOTC(一般用)医薬品がより身近な物になる中で、一般生活者や患者さんに対してより分かりやすく漢方薬の知識を伝え、適正使用をうながす役割が期待されます。

資格の取得条件

漢方アドバイザーの資格を取得するためには、下記の項目をすべて満たす必要があります。

条件1 ・日本チェーンドラッグストア協会による
漢方アドバイザー養成講座の通信教育
(10カ月間、受講料:108,000円)を修了していること。
条件2 ・漢方アドバイザー養成講座の通信教育修了者に
限定して行われる認定試験に合格すること。

資格の取得方法

認定試験の合格基準を満たした人には、認定証の交付と認定登録が行われ、漢方アドバイザー会員として登録されます。
認定期間は3年で、更新が必要。更新条件は、日本チェーンドラッグストア協会認定・指定研修会参加および季刊誌掲載のレポート課題の提出によりポイントが与えられ、一定のポイントの取得が必要。

認定試験受験料 認定登録料
5,400円 4,320円
情報登録料 更新料
3,240円 2,160円

漢方アドバイザーを仕事で活かす

漢方アドバイザーは、院内外の調剤薬局だけでなく、ドラッグストアにおいても大きく役立つ資格です。
OTC医薬品のなかには、漢方が含まれる第2、第3医薬品も多く、サプリメントとして販売されているケースも少なくありません。一般の人も資格取得が可能ですが、薬剤の専門家である薬剤師だからこそわかる服薬時の注意点などもあり、より高度な知識を持った人材として、活躍の場が広がることでしょう。