腎臓病薬物療法認定薬剤師

認定団体:一般社団法人 日本腎臓病薬物療法学会
腎臓病薬物療法認定薬剤師

腎臓病薬物療法認定薬剤師とは

腎臓病薬物療法認定薬剤師は、一般社団法人日本腎臓病薬物療法学会によって認定される認定薬剤師資格です。腎臓病患者に対する薬物療法の十分な知識と技術を持ち、各医療機関において質の高い業務を実践する者として認められます。
腎臓病・透析・慢性腎障害(CKD)などの専門知識を生かして、患者のアドヒアランス向上と有効かつ安全な薬物療法を提供できる薬剤師として活躍が期待されています。2018年度の認定者数は139人となっています(2018年9月現在)。

腎臓病薬物療法認定薬剤師の仕事内容

腎臓疾患は脳梗塞や心筋梗塞などの心血管疾患のリスク因子であり、多くの医薬品は腎臓を通して排泄されます。腎臓病薬物療法認定薬剤師は、患者さんの腎機能を保ち、腎機能障害の度合いによって医薬品の用法、用量を調整することが主な業務です。
透析・腎移植を含めた慢性腎臓病(CKD)だけでなく、急性腎障害はもちろん、腎臓が未発達の未熟児や、CKD患者の大半を占める高齢者に向けた薬物療法への対応にも関わります。腎臓に関わる薬物適正使用において幅広い業務を担当することになるでしょう。

腎臓病薬物療法認定薬剤師の資格を取得するには?

資格の取得条件

腎臓病薬物療法認定薬剤師の資格を取得するためには、下記の項目をすべて満たす必要があります。

条件1 薬剤師免許を有し、薬剤師としての優れた人格および識見を備えていること。
条件2 薬剤師歴が5年以上、申請時において3年以上日本腎臓病薬物療法学会会員であること。薬剤師歴は医療機関での常勤並み勤務の通算とする。また、直近2年間は常勤並みの継続勤務を必要とする。
条件3 日本医療薬学会認定薬剤師、日本病院薬剤師会生涯研修履修認定薬剤師(5年以上)、日本薬剤師会生涯学習支援システム(JPALS)レベル5以上、薬剤師認定制度認証機構により認証された認定制度による認定薬剤師のいずれかであること。
条件4 日本腎臓病薬物療法学会が示す単位基準の修得単位が、申請年の直近3年間で12単位以上あること。
条件5 日本腎臓病薬物療法学会(日本腎と薬剤研究会も含む)、日本腎臓学会、日本透析医学会、日本医療薬学会、日本薬剤師会学術大会などの全国レベルの学会や関連する国際学会において、腎臓病薬物療法に関する学会発表を申請年の直近10年間で3回以上していること(少なくとも1回は筆頭発表者)。
条件6 直近5年間の30自験例を提出すること。
条件7 認定試験を受け合格すること。

資格の取得方法

上記の条件を満たしたうえで、日本腎臓病薬物療法学会に申請します。

認定期間 書類審査料
5年 10,000円(税別)
認定試験受験料 更新料(書類審査料)
15,000円(税別) 10,000円(税別)

腎臓病薬物療法認定薬剤師を仕事で活かす

腎臓病薬物療法認定薬剤師は患者さんの腎機能に応じた薬物療法の専門家として、主に病院での活躍が期待されます。適切な薬剤の選択、用量調整、用法変更などを医師に提案し、チーム医療の一員として他業種との連携を行うことになるでしょう。場合によっては、透析を専門とするクリニックや病院の専属となったり、アドバイザーとして患者さんの薬物療法をサポートしたりするケースもあります。薬剤師としてより高い専門性が発揮できる資格として、活躍の場が広がります。

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