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薬剤師に将来性はある?キャリア設計が未来の薬剤師人生を変える!

薬剤師 将来性

薬剤師として特に気になるのが「将来性」。これから薬剤師になってもよいのか、このまま薬剤師を続けてもよいのか……といったように、薬剤師の将来性について悩んでいる方はいませんか?

AIの登場で薬剤師の立場が危ぶまれたり、近い将来には薬剤師の数が充足して不要になる日がくるなんて噂もあったりします。

今回はそんな不安を感じている方に向けて、薬剤師の将来性について考え、今後のキャリア設計の参考となるような内容をお伝えしていきます。ぜひ、ご自分の将来を考える上での参考にしてください。

1. 薬剤師は将来性のある仕事です!

「薬剤師の仕事は将来性があるのか?」という疑問を持っている方もいると思いますが、結論から言えば「将来性がある」といえるでしょう。

薬剤師といえば昔から安定した仕事といわれており、仕事や職場さえ選ばなければ就職先が見つからないことはまずないといわれてきました。この状況は今も大きくは変わらず、非常に安定性の高い仕事となっています。

しかし、昔と比べて「薬剤師であれば誰でも就職先が見つかる」という状況から「キャリアや人格などを見られる」という時代に変わりつつあることも確かです。

1.1.薬剤師の有効求人倍率は約10倍と高水準!

薬剤師の仕事がどれだけ求められているかを知るための指標として、有効求人倍率があります。平成25年の厚生労働省の調査によれば薬剤師の有効求人倍率は10.05倍と非常に高い数字となっています。

一般的な仕事の平均値が平成30年12月データによれば有効求人倍率(季節調整値)1.63倍であることと比べて、薬剤師の仕事は非常に高い水準にあります。

例えば、薬剤師1人が仕事を探そうと考えた場合、約10社の中から選ぶことができるという程、恵まれた状況にあるということです。

人手不足として話題にあがることの多い介護職の有効求人倍率が約3倍であることと比べても、さらに高い倍率となっている薬剤師はそれ以上に不足している状況といえます。※参考:介護人材確保対策(厚生労働省)

1.2.特に地方・過疎地での薬剤師不足は深刻な状況

薬剤師不足について語る際、地域差があることについても触れておかなければなりません。人が集まりやすい都市部の東京都や兵庫県、徳島県などは薬剤師数が多い傾向にあります。

一方で、沖縄県、青森県、福井県などの地方や過疎地になると薬剤師数は少なくなっています。

このような地方や過疎地で行われる医療のことを「僻地医療」と呼び、高齢化が進むことで将来ますます深刻化することが懸念されています。

しかし、仕事が欲しい薬剤師にとっては、地方での就職は年収が上がりやすく、仕事が見つかりやすいなどメリットが多い売り手市場です。

また場合によっては、そう遠くの僻地までいかずとも、年収アップが望める場合があります。

例えば、鳥取にお住まいの方は、お隣の島根県で仕事を探すことで、大きく年収をアップさせることができます。なぜなら、鳥取と島根では年収にして100万円以上の差があるのです。(参考:政府統計の総合窓口 e-Stat 平成29年賃金構造基本統計調査

特に転職を検討されているタイミングなどでは、このように少し足を伸ばして職場を探すことで、薬剤師不足という状況を利用した年収アップが望めるのです。

以下の記事では、47都道府県すべての平均年収を掲載しています。まずは自分の県の平均年収をご確認いただき、低くないか、また近隣の都道府県で大きく違いがないかなどをご確認いただければと思います!

>薬剤師の平均年収・給与(給料)はいくら?全国の薬剤師年収ランキング

2.将来の薬剤師の仕事はAIに奪われるって本当?

「将来の薬剤師の仕事はAI(人工知能)に奪われる」という話を耳にしたことはないでしょうか?果たして薬剤師の業務は本当にAIに仕事を取られる可能性があるのか、検証してみましょう。

2.1 機械的な仕事は取られる可能性あり

AIやロボットは、正確性が高いうえに、学習能力もあるため多くの業種で非常に期待されています。特に人手不足の薬剤師のように、正確性が求められる場合、AI の存在価値は高いものになるでしょう。

AIは統計学の回帰分析に基づいて設計が行われており、これにより高い学習能力を実現しています。つまり、過去のデータに基づいて統計分析を行い、正確に作業を行うことを得意としているのです。

例えば、調剤業務や処方解析、相互作用のチェックなどはAIが得意とするところでしょう。AIは人為的なミスを防ぐための心強いパートナーとなり得ます。

2.2 経験的な予測や病態の判断などは不得意?

一方で、患者さんがどんな痛みや苦しみを感じているか把握したり、怪我や病気に対してどう向き合っていけばよいのか、ひとりひとりに合った方法を導き出して伝えてあげるような仕事は、AIにとっては苦手分野です。

また、経験を積み重ねて得た「ちょっとした変化」を読み取ることもも、人間だからこそ手に入れられるものでしょう。そして、何よりも人と人が接することで得られる安心感がAIにはありません。

心から患者さんに寄り添い、患者さんの苦しみを取り除くための判断と予測を行うことができるのは人間の薬剤師だからこそできる大きな役目だといえます。

2.3 将来はAI との役割分担が進んでいく

AIに薬剤師の仕事を全て取られるということを心配する必要はなく、将来はAIにできることはAIに任せた上で、人間は「人間しかできないことや得意なことに集中する」といった役割分担が求められることになるでしょう。

また、相手に寄り添って話を聞き、心情を汲み取って言葉を返すというコミュニケーション能力もますます求められるでしょう。

3.将来の薬剤師業務は多様化が進む

薬剤師として将来も仕事を失うことなく働いていくためには、時代の変化についていく必要があります。薬剤師は単に調剤して投薬するという単調な仕事だけでは足りず、もっと多くの業務や役割を求められるようになってきています。

では、時代に即した薬剤師となっていくには、どのように対応すれば良いのでしょうか?

3.1.認定薬剤師や高いスキルが求められる

薬剤師には「知識」と「技術」さえあれば良いと思っている方が多いかもしれません。しかし、日々変わっていく新しい情報を習得して勉強を続けている薬剤師と、資格を取っただけで止まっている薬剤師では大きな差があります。

特に最近では国が「かかりつけ薬局制度」で、患者様専属の「お薬パートナー」となることを推進しています。そこで、薬剤師免許を持つにふさわしい資質を維持するために生涯研修をバックアップする「研修認定薬剤師制度」の活用が注目されています。

制度を活用して、認定薬剤師になることが、最新の情報を学び続けている証となり、ひいては「選ばれる薬剤師」になる事にもつながります。

こうして学び続けてスキルを上げていく薬剤師は、薬局の経営面を考えても今後、ますます重要になっていくでしょう。

ただ、やみくもに新しい情報の習得は、少々リスキーです。より最新の市場感として、どのスキルが求められているのかを判断する必要があります。

情報収集のための選択肢としては、転職エージェントの登録や就職説明会(相談会)への参加が検討されます。

転職エージェントは、転職のためはもちろんのこと、情報収集をするためのパートナーとして大変優秀です。プロ目線での最新の情報を入手することができますし、いざ転職を検討する際のサポートもお願いすることができます。

また、就職説明会や相談会では、一度に多くの情報を入手することができます。こちらは転職を前提としているため、完全な情報収集としては活用しづらいかも知れませんが、少しでも気になった方はぜひご参加ください。参加費も無料の会が多いはずです。

「転職エージェント」「相談会・説明会」それぞれについては、以下の記事でより詳しくご紹介しています。新しい情報を積極的に入手して来たい方、特に転職を前向きに検討されている方は、ぜひご活用ください。

3.2.地域密着の好まれる薬剤師像を目指す

例えば、「具合が悪いけど病院に行くほどではない」という時に、頼りになるのが町の薬局やドラッグストアの存在です。

国の方針でセルフメディケーションが推進されていることもあり、将来はさらに市販薬の選択肢が増えていく可能性があります。医療用医薬品のスイッチOTC化が進めば、病院にかからずともセルフで対処が可能となり、医療費の削減にもつながります。

このような流れの中で、地域に密着した存在になることも将来の薬剤師の一つの選択肢といえます。OTCに関する幅広い知識だけではなく、医療用医薬品や病気についてさらに深く学び、セルフケアのお客様のニーズに対応することで、町の薬剤師の存在はますます重要視されていくでしょう。

3.3.健康サポート薬局で高い信頼性を目指す

平成28年より国が新設した「健康サポート薬局」は下記のような意味を持っています。

厚生労働大臣が定める一定基準を満たしている薬局として、かかりつけ薬剤師・薬局の機能に加えて、市販薬や健康食品に関することはもちろん、介護や食事・栄養摂取に関することまで気軽に相談できる薬局
(引用:健康サポート薬局とは? | かかりつけ薬剤師・健康サポート薬局PRサイト

つまり薬剤師として当たり前の薬学的知識だけではなく、市販薬、サプリメント、介護用品、栄養指導などの幅広い知識が求められるようになってきているのです。

「薬はもちろん、薬以外の健康に関することも気軽に聞けて、患者さんの治療や病気の予防に貢献する薬剤師」というのが現代の薬剤師に求められる姿といえるでしょう。

3.4.他の薬剤師と差別化できるスキルを身に着ける

様々な認定薬剤師制度の登場にともない、それぞれの専門性を活かせる職場も増えてきています。薬剤師の臨床業務も多様化しており、多岐にわたる病態や薬物療法などの知識も求められるようになっています。

現在、専門・認定制度は30種以上にも及び、自分に必要な資格を取得して仕事に活かしていくことで差別化を図ることができます。次のような種類の中から、興味のある分野を見つけてキャリアアップを目指すのも一つの選択肢でしょう。

  • ・日病薬病院薬学認定薬剤師
  • ・認定薬剤師
  • ・指導薬剤師
  • ・がん専門薬剤師
  • ・感染制御認定薬剤師
  • ・抗菌化学療法認定薬剤師
  • ・日本糖尿病療養指導士
  • ・医薬品情報専門薬剤師
  • ・漢方薬・生薬認定薬剤師
  • ・公認スポーツファーマシスト

など

薬事脚に役立つ資格について、「さらに詳しく知りたい!」という方はこちらのページをご覧ください。認定薬剤師・専門薬剤師をはじめとして、薬剤師が取得できる資格や取得条件などをまとめています。

>>薬剤師に役立つ薬剤師の資格を解説ー薬剤師の資格ナビ

4.今後のキャリア設計で重要なポイント

将来、薬剤師として活躍していくために、大切なのがキャリア設計です。現状に不満があり、もっと自分の能力を高められる職場へと転職を希望したいという人もいるのではないでしょうか?

しかしながら、ただ何となく毎日の仕事に追われている、仕事を給与や待遇だけで決めている、転職すればキャリアアップになる……などと単純に考えて行動するのは危険です。しっかりと未来を見据えた転職活動を行うことが大切です。

特に次の2つのポイントは押さえておきましょう。

4.1.派遣社員は注意が必要(特に男性)

高給与であり、自由度の高い仕事として人気のある派遣薬剤師ですが、キャリア形成の上では注意しなければいけないことがあります。

まず、派遣薬剤師は人手不足の薬局や病院がなくならないかぎり、仕事として消えることはありません。その点は安心できます。しかし、一方で次のようなデメリットもある仕事です。

  • ・かかりつけ薬剤師としての仕事は任せてもらえない
  • ・管理薬剤師以上の昇進が難しい
  • ・人材育成など管理職に必要なスキルが身につかない
  • ・重要な判断が必要な仕事を任せてもらえない

家庭・育児がある女性薬剤師や将来の昇進や重要な業務を任されたい願望がない薬剤師にとってはメリットが多い仕事ですが、将来のキャリアアップを目指す方にとってはおすすめできない働き方といえます。

もちろん男性でも、「将来の開業準備のための勉強に」「貯金のため」という理由で派遣薬剤師を選ぶ人もいます。大事なのは、漠然と派遣という道を選ばず、自分のキャリア形成と照らし合わせて判断することです。

4.2.転職を何回も重ねるのはマイナス?!

「仕事が嫌になった」「人間関係に疲れたから」ということで転職を重ねる薬剤師は非常に多いです。有効求人倍率も高く、資格さえあれば仕事がほぼ見つかる確率が高いため、上記のような理由での転職も少なくないのです。

一方で、「転職回数は3回まで」「回数を重ねると落ちる」という話もよく耳にするのではないでしょうか。転職がプラスなのか、マイナスなのか、実際のところは転職先の職場と転職理由、さらにその人材次第なところがあり、一概にはいいきれません。

ただ、転職の時に最も大事なのは「転職理由」です。まずは転職の理由を明確化して、具体的な退職理由と志望動機を考えましょう。ネガティブな理由ではなくポジティブな理由であれば、まずマイナスには働かないでしょう。

「転職を重ねたことで経験と知識を豊富に身につけている」と判断されれば有利な条件へと変わります。今後のキャリアにおいて転職がどのように影響するのか、よく検討してから決めることが大切です。

5.多様化する薬剤師像。キャリア設計に迷ったら転職のプロに相談しよう!

日本における薬剤師の姿は近年ますます多様化してきています。仕事を単にこなしているだけでは将来は危ういかもしれません。大切なことは「どんな薬剤師に成長したいか」を明確にすることです。この過程において転職が大きな意義を持つことも多いです。

しかし、独りよがりの判断では情報不足により失敗することも少なくありません。失敗を防ぐためにも、入念な情報収集を事前に行うことをおすすめします。

マイナビ薬剤師では薬剤師転職のプロが相談に応じ、あなたに合ったキャリアプランを一緒に考え、最適な職場を見つけるお手伝いをさせていただきます。

もし薬剤師の将来が不安という方は、ぜひ一度マイナビ薬剤師までご連絡くださいませ!

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