薬剤師の転職、平均期間は約1ヵ月!短期決戦のカギは「ゴール設定」と「事前準備」

はじめて転職をするとき、「転職活動にかかる期間」が気になる人は多いのではないでしょうか?

転職活動をスムーズに進めるうえで重要なのは、転職のタイミングまでに「ゴールを設定すること」と「事前準備の時間をしっかりとること」です。

今回は薬剤師の転職に必要な活動期間と、就職活動の進め方をご紹介します。

1.薬局やドラッグストアでは面接は1回の場合が多いが、企業では複数回に渡る

調剤薬局やドラッグストアなどでは、多くの場合、1回の面接で合否が判断されます。

一方で、企業の採用面接では1次面接、2次面接、最終面接……など複数回設けているところもあります。

面接の回数が増えるほど、転職活動の期間も長くなるので、応募先ごとに合否までの流れを理解しておくとよいでしょう。

2.転職の期間は、受ける業種や企業に異なる

一部の新規開局や増員を除くと、ほとんどの場合が欠員募集です。

即採用できる人材を求める場合もあれば、より良い人材を採用したいと考え、候補者がある程度集まってから面接をするため、合否の判定までに約2週間~1ヵ月程度かかる場合もあります。

調剤薬局の場合、2週間前後が目安ですが、会社によって稟議のスピードが異なるので、数日~1週間で決まることもあります。

3.薬剤師の転職活動6ステップ

では、実際に転職活動を行う流れとして、6つのステップをチェックしてみましょう。

3-1.情報収集

一人では情報収集も大変なので、情報収集の段階から転職エージェントを使い、情報収集のコツを学んでおるのも効果的です。

また、セミナーに参加するのも一つです。マイナビ薬剤師でも、「無料WEB相談会」などをはじめとして、情報収集に役立つセミナーが多数ご用意しておりますので、ぜひご活用下さい。

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3-2.求人応募

転職先の候補を見つけたら、さっそく応募を行います。企業によって応募方法が様々あり、「電話で担当者に連絡をする」「書類の送付による」「転職エージェントを介する」など、求人情報を確認しながら、適切な手順で行います。

3-3.書類作成

続いて、必要な応募書類を用意します。応募書類はすべての応募先で使いまわすのではなく、転職先の社是や理念などを反映させた、オーダーメイドで作成しましょう。書類は面接前に送付するか、面接時の持参が求められます。決められた期間内に作成できるよう、早めの準備を行いましょう。

3-4.面接

応募完了後、面接日程の連絡があります。面接日時のすり合わせをしながら、予定日が決まります。2次面接がある場合には、その都度、日程のすり合わせが必要です。

3-5.内定

お互いの条件がうまく折り合えば、内定が出ます。内定が出るまでの期間は、企業によって異なりますが、早ければ当日に決定することもあり得ます。

3-6.退職交渉

新しい職場の内定が出たら、現職の退職交渉を始めます。退職の意思を伝え、引き継ぎや社会保険の手続きなどを行いましょう。

4.薬剤師が転職活動を上手に進めるための4つのポイント

情報収集から内定までをできるだけ短期間のうちに決着させ、効率よく結果を出すためのポイントがあります。

ポイント1. 長期化を防ぐため、ゴールを設定することが大切

転職活動を成功させるコツは、「期限を決めること」。具体的に「○月までに転職をする」というゴールを設定しましょう。

ゴールから逆算して、スケジュールを組むことが大切です。

ポイント2. まずは目安である1ヵ月後の転職をゴールとして、スタートを決める

転職活動が成功するかどうかは、スタートのタイミングにも左右されます。活動開始から目安となる1ヵ月後をゴールと設定するのであれば、少なくとも退職希望日の1ヵ月前には、準備を進める必要があります。

ただし、薬剤師の仕事は、風邪やインフルエンザが流行する冬場に繁忙期を迎える傾向にあり、この期間は現職や転職先の担当者も忙しく、落ち着いた対応が望めません。可能であれば、繁忙期前、もしくは繁忙期後をゴールとして定めるようにしてみましょう。

スタートが決まったら、さっそく情報収集を開始すること。より良い条件を見つけるためにも、早めの行動がカギとなります。

ポイント3. 事前準備が大切!求人応募と並行して書類の作成を

いくつかの候補を決めたら、応募と並行して書類の作成を始めておきましょう。応募時に書類を提出する場合もあるため、事前に用意しておくとスムーズです。

ポイント4. 内定が出たらすぐに退職交渉へ

新しい職場が決まったら、いよいよ退職交渉です。退職願は先延ばしにせず、ゴールを見据えて早めに行うこと。

規定となる1ヵ月前に言えば良いと安易に考えていると、うまく引き継ぎができず、長引くケースもあり得ます。

5.転職活動を成功させるためのカギ

転職活動において最も大切なのは、「なぜ転職をしたいのか」という目的を明確にすること。

なぜ転職するのか、なぜこの転職先を選ぶのかを、自分で理解できていなければ、転職によって得たいと考える目的が達成されず、転職したあとも不満が残る可能性があります。

また、内定を勝ち取るためには、自分のアピールポイントについても自覚しておく必要があるでしょう。スキルや経験、人柄など、自信を持って伝えられるポイントをまとめておくこと。転職活動を成功させるための事前準備として、「自分を見つめる」ことも大切です。

自分のアピールポイントを客観的に知りたい方は、マイナビ薬剤師のキャリアアドバイザーにご相談ください!

6.転職活動を進めるうえで注意したいこと

転職活動をスムーズに進めるには、できるだけ短期間で決着させることが大切です。長期化すると、転職へのモチベーションが下がってしまい、決意も鈍ってしまいます。

漠然と転職を考えながら仕事をしていても、中途半端な気持ちだけが残り、集中力が落ちてしまうかもしれません。気持ちをスッキリと切り替えるためにも、できるだけ短期間で決めるという意識を持ちましょう。

7.複数候補先がある場合は、優先順位を付けて計画的に

転職先として複数の候補がある場合には、優先順位を付けて計画的に転職活動をするのがポイント。効率を重視して複数の会社を同時に受けた場合、複数の内定が同時に出てしまう可能性もあります。

採用フローの途中で辞退するのか、内定が出たあとに断りを入れるのかで、相手の受ける印象は大きく異なります。

また、準備不足で内定がもらえないケースも昨今増えています。優先順位の高い応募先を軸にして、少しずつタイミングをずらしながら、書類を送ったり、面接日を設定したりするといった工夫が必要です。

辞退を伝える場合でも、将来的に何かしらのつながりができる可能性があります。

「行かない会社だから」と対応を疎かにするのではなく、礼儀正しい対応を心がけるようにしましょう。

8.情報収集や応募をサポート!マイナビ薬剤師に相談してみよう

転職活動には一般的な手順があり、準備から内定までに時間がかかります。特に働きながらの転職活動は、情報を集めるだけでも大変なもの。そんなときに役立つのが、薬剤師転職のエキスパート「マイナビ薬剤師」。

希望の条件を提示することで、それぞれにあった転職先の提案からスケジュールの調整、条件の交渉まで、プロのサポートを受けることができます。できるだけスムーズな転職を望むのであれば、ぜひマイナビ薬剤師にご相談ください。

この記事の監修者

薬剤師専任キャリアアドバイザー

中村 貴大

薬剤師の転職サポート歴7年。
調剤薬局、病院、ドラッグストアなどの法人担当だけでなく、多くの求職者様の転職活動を成功に導いた経験と知識を活かし、転職活動を開始される皆さまを全力でサポートさせていただきます。

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