薬剤師3年目は転職に有利?メリット・デメリットや転職活動時の注意点について

薬剤師3年目は転職に有利?メリット・デメリットや転職活動時の注意点について

薬剤師として3年間働くと、薬剤師に求められる知識や経験も身につきます。また、仕事にも慣れて、少しずつゆとりが出てくるため、今の職場環境や今後のキャリアについて考え始める方も多いのではないでしょうか。

ここでは「薬剤師3年目」は転職する際に有利になるのか、メリットやデメリット、転職活動時の注意点などについてご紹介します。

1.薬剤師の3年目は転職を考えるタイミング

薬剤師3年目は転職を考える絶好のタイミングといえます。

3年目は、薬剤師に必要な知識や経験を積むことができているため、即戦力として採用されることも多いです。

「もっと待遇の良い職場で働きたい」「今とは異なるフィールドで薬剤師として活躍したい」など、3年目を迎え、生まれてきた想いを形にするよいチャンスです。

自分らしい薬剤師としての働き方を手に入れるため、なぜ転職をしたいと思ったのか、具体的にどのような働き方をしていきたいのか、自分のキャリアプランを考えていきましょう。

2.転職をしたいと思う主な理由

漠然と転職をしたいと思っていても、具体的な一歩を踏み出すことは難しいです。ここでは、転職したいと思う主な理由を3つご紹介します。

2-1.職場の人間関係や給料

転職理由で多いのは、職場の人間関係や給料です。

せまい調剤室などが多い薬剤師の職場環境で、毎日顔を合わせる職場の人間関係は、自分の能力を発揮できるかどうかに大きく関わります。ストレスを減らし、すがすがしい気持ちで働ける環境を求めて、転職を希望する方が多いようです。

また、より高い年収を求めて転職する方もいます。

たとえば、2021年公開の政府統計(2020年度調査結果)では、全国の薬剤師の平均年収は565.1万円ですが、都道府県別で比較をすると、最も年収が高いのは山口県で780万円、最も平均年収が低いのは沖縄県で461.4万円でした。

また、調剤薬局では583.8万円、病院薬剤師では521.7万円など、働く職場によっても平均年収は変わってきます。

参照元:厚生労働省/令和2年賃金構造基本統計調査

このように同じ薬剤師という資格を使った仕事でも、地域や職場により平均年収は大きく異なるため、年収への不満が転職の理由につながるようです。

薬剤師の平均年収等を知りたい方は、こちらを参考にしてみてください。

> 薬剤師の平均年収・給与(給料)はいくら?全国の薬剤師年収ランキング

2-2.現職の働き方と理想のライフスタイルとのギャップ

理想と現実とのギャップも転職を考える主な理由でしょう。

多くの憧れや目標をもって働き始めた職場でも、2年以上働くと理想だけではない現実が見えてきます。現実が見えてくることは良いことでもあるのですが、理想と現実にギャップが生まれてしまうと「違う場所で働いてみたい」と転職への想いが募り始める時期ともいえるでしょう。

また、3年目はライフスタイルも変わりやすい時期であるため、今の働き方と、自分の理想とするライフスタイルに差が出てくることで、転職を考える方も多いようです。

2-3.薬剤師としてのキャリアを模索するため

転職理由には、薬剤師としてのキャリアの模索があります。

薬剤師として働ける場所は、病院や薬局だけでなく、ドラッグストアや一般企業など、多岐に渡ります。

これからのキャリアを考えて、別の業種へ転職する方も少なくありません。自己研鑽をして、知識や経験を身につけていくためには、それを得られるような職場環境が重要になります。今後の薬剤師としてのキャリアビジョンを踏まえて、転職を考える方も多くいるようです。

薬剤師が転職する理由については、こちらも参考にしてみてください。

3.薬剤師の有効求人倍率は比較的高い

転職を考えるときに重要なことは、どの程度求人があるのかということです。
転職を希望しても、なかなか採用枠がなければ、その想いを叶えることはできません。

結論からいうと、薬剤師は他の職業に比べ、有効求人倍率が高い職業です。有効求人倍率とは、企業側がエントリーしている有効求人数に対して、働きたいと思っている有効求職者数との関係を示し、1よりも大きければ、仕事を求めている方よりも求人数が多いことになります。

令和3年2月の有効求人倍率は、職業全体で見ると1.04倍に対して、医師・薬剤師等は2.11倍で、約2倍の差があり、比較的、他の職業より転職しやすいといえるでしょう。

参照元:厚生労働省/職業別一般職業紹介状況[実数]
厚生労働省/一般職業紹介状況(令和3年2月分)について

4.3年目で転職するメリット・デメリット

転職をするタイミングとして「3年目」はどうなのでしょうか?ここでは、3年目で転職するメリットとデメリットをご紹介します。

4-1.転職するメリット

3年目の転職のメリットは、第二新卒枠にも即戦力枠にもチャレンジできるということです。

新卒で入社後、3年未満の求職者を「第二新卒」と呼びますが、まさに薬剤師3年目の方は、これにあたります。第二新卒は、新卒の方よりもビジネスマナーなどが身についており、新たに基礎教育をする必要がないため、多くの企業で採用機会を増やしています。

また、3年目は基本的なビジネスマナーはもちろん薬剤師としての知識やスキルもある程度身につけていると判断され、1年目や2年目よりも即戦力として重宝される場合もあります。

加えて新卒3年目という若さも社会経験が少ないことが、柔軟で適応力が高いと見込まれて、今後の成長を期待して採用される場合もあります。

4-2.転職するデメリット

3年目の転職のデメリットは、もし即戦力として採用されたい場合に、キャリア不足と判断される場合もあることです。

即戦力として採用されたい場合は、3年目ではなく4年目に転職をすることをおすすめします。それは、医療機関や調剤薬局等によっては、3年程度で研修プログラムを設けているところもあり、その基礎研修を終えていることが次のステップにも役立ちます。

また、認定薬剤師の要件にも「実務経験3年以上」とあるように、3年間勤め上げることが一つの節目になります。3年目で転職してしまうと、3年に満たなくなってしまうため、第二新卒という評価がされる可能性が出てきます。

転職を考える際には、新卒入社3年未満という「第二新卒」を優先するのか、実務経験3年以上という「即戦力」というキャリアを優先するのか検討するようにしましょう。

5.転職活動時のポイント

いざ転職活動を始めようとしても、具体的な一歩をどう踏み始めたらいいのか考えてしまいます。ここでは、転職活動時のポイントについてご紹介します。

5-1.転職せずに問題解決する方法も検討してみる

転職活動を始めるときには、はじめに、転職しないで問題を解決する方法はないか考えることが大切です。

人間関係などの職場環境で悩んでいるのであれば、上司などに相談して解決できる問題なのか、転職しなければ解決できない問題なのかを具体的に整理してみましょう。まずは、会社に在籍中に解決できる問題をしっかり認識し、できることから行動してみましょう。

5-2.転職先が決まるまでは退職しない

転職先が決まっていない状態で、退職をするのは控えましょう。

転職活動には時間と体力を使うため、仕事をしながら実施するのではなく、辞めてから次の職場を探そうと考える方も少なくありません。

しかし、自分に合った転職先が見つかるまでには一定の時間がかかります。早々に退職し、次の職場が決まらないことに焦ってしまい、丁寧な転職活動ができなければ元も子もありません。転職活動のための退職はせずに、今の仕事をしながら見つけていくことをおすすめします。

5-3.相談や情報収集でも転職エージェントを活用する

転職活動を始めるときには、もちろん。転職を迷っている段階からでも転職エージェントをぜひ活用してみてください。

なぜなら仕事を続けながら限られた時間で転職活動をおこなうには、効率よい転職活動や情報収集が必要となるため、一人での転職活動には限界が出てくるからです。

転職エージェントに相談すれば、3年目薬剤師ならではの悩みと数多く向き合ってきたキャリアアドバイザーに客観的なアドバイスを受け、視野を広げて転職活動をおこなうことができます。

初めての転職活動を一人で進めるのは、情報も少なく、ノウハウも分からず、難しい道のりです。転職のプロフェッショナルに相談しながら、転職活動をおこなうことをおすすめします。

6.転職の相談は早めが大切

転職エージェントへの相談は「早め」がおすすめです。
仕事を辞めてから転職先を探そうと考える方もいますが、実は、転職活動は想定しているよりも時間がかかるものです。

また、3年目の薬剤師は、転職や今後のキャリアビジョンは膨らんでいるものの、まだイメージが漠然としている方も多いと思います。

そこでマイナビ薬剤師では、薬剤師専任のキャリアアドバイザーが、今抱いている新しい職場への想いやキャリアビジョンを伺い、あなたの薬剤師人生を一緒に考えていきます。

早めに相談すれば、ご要望に沿った企業の採用に向けて応募書類の添削や模擬面接などの対策にじっくり時間をかけることができ、後悔のない転職成功に近づくことでしょう。まずはマイナビ薬剤師の無料登録をして、その第1歩を踏み出してみませんか。

転職の流れとポイントについて詳しくは下記をご覧ください。

> はじめて転職する薬剤師が知っておくべき転職活動の流れとポイント

7.まとめ

薬剤師3年目は、転職を考えるターニングポイントです。このタイミングで転職することで、自分の希望する働き方に一歩近づくことができます。

薬剤師としてどのようなキャリアを積んでいきたいか、どのような待遇の職場で働きたいかが見えてきている3年目だからこそ、自分なりの働き方を大事にしていきましょう。

初めての転職活動には不安がつきものです。一人で悩まず、転職活動の専門家に相談をしながら、あなたらしい薬剤師人生をつくっていきましょう。

理想に近づける新しい一歩を応援しています。

この記事の著者

ライター

小川 優

保健医療関係の資格、職務経験、知識をもとに、テレビやラジオだけでなく、Webライティングなどを通して多くの方に積極的に情報を発信。
Webライティングでは医療情報サイトを中心に、栄養や疾患など幅広く健康に関する記事を執筆。

毎日更新!新着薬剤師求人・転職情報

薬剤師の転職の準備に関するその他の記事

薬剤師の転職の準備に関する記事一覧

※在庫状況により、キャンペーンは予告なく変更・終了する場合がございます。ご了承ください。
※本ウェブサイトからご登録いただき、ご来社またはお電話にてキャリアアドバイザーと面談をさせていただいた方に限ります。

「マイナビ薬剤師」は厚生労働大臣認可の転職支援サービス。完全無料にてご利用いただけます。
厚生労働大臣許可番号 紹介13 - ユ - 080554