【薬剤師の転職】直接(自己)応募のメリットとは?転職エージェントとの違いについて

【薬剤師の転職】直接(自己)応募のメリットとは?転職エージェントとの違いについて
薬剤師が転職希望先へ応募をする方法は、「直接(自己)応募」と「転職エージェント」の2つに大別されます。応募方法によって得られる効果も異なってきますので、転職活動を成功に導くためには、自分にあった応募方法を選択することが大切です。

ここでは、各応募方法の詳しい意味やメリット・デメリットについて、詳しく解説します。

1. 直接(自己)応募とは

直接(自己)応募とは、企業HPやハローワーク、求人サイトなどから転職希望先を探し、自分自身で直接応募をする方法のことです。たとえば新卒の転職活動において、就職サイトを見ながら気になる企業にエントリーをするといった行為も、代表的な直接(自己)応募の方法と言えるでしょう。

採用活動は、費用や時間など、企業にとって相当のコストを必要とするものであり、また多数の応募が集まることで、その対応にリソースが割かれてしまうことを避けようとする企業も多いものです。そのため、誰もが知っているような有名な大病院や、あまり人材不足で悩んでいない企業などは、あまり大々的な採用活動はせず、直接応募のみで募集をしているケースも少なくありません

2. 薬剤師の転職で直接応募は可能?

薬剤師のような専門職の場合、直接応募はできないものと考える方も多いかもしれませんが、決してそんなことはありません

求人サイトなどに薬剤師の求人情報を掲載している企業はありますし、求人サイトに求人情報を載せていなくても自社HPで募集をしていたり、直接アプローチをすることで採用面接をおこなってくれたりするところもあります。そのため、薬剤師の転職として直接応募はできない、といったことはありません。

3. 直接応募のメリット

ここからは、薬剤師の転職活動において直接応募をおこなうメリットについてみていきましょう。

3-1. 好印象をもたれやすい

直接応募をする場合、自身で企業を探し、そこに応募をするという「ひと手間」を掛けなければなりません。そのため、応募が来た企業としては「わざわざうちの会社を探して応募をしてきてくれた」という印象を持ちやすく、自然と志望動機が強いと見てもらいやすくなります。

その結果、面接などで話が盛り上がりやすくなったり、選考においてもその姿勢がプラスに働く可能性が出てきたりするのです。

3-2. 求人サイトにない企業へ挑戦できる

直接応募の場合、求人サイトに載っていない企業へも応募することができます。自社HPでしか募集をしていない、募集はしているけれど大々的な告知はしていない、といった企業も少なくなく、そういった企業にもアプローチできるのは、直接応募ならではのメリットと言えるでしょう。

また求人サイトなどを経由して応募し、一度選考に落ちてしまった企業でも、再度自社HPなどから直接応募をすることで再び選考してもらえるところもあります。

4. 直接応募のデメリット

直接応募のメリットについてお伝えしてきましたが、デメリットとしてどのようなものがあるのでしょうか。直接応募のデメリットについて紹介します。

4-1. すべて自分で行うため採用ハードルが高い

直接応募の場合、企業探しから応募、その後のやり取りなど、すべて自分自身でおこなわなければなりません。言葉で聞くとそこまで大変なことのように感じないかもしれませんが、希望する企業からの内定を獲得するためには、自身の強みを発見する「自己分析」や企業の特徴を見抜く「企業分析」、さらには評価を受けやすい「応募書類の作成」に良い印象を与える「面接での立ち居振る舞い」など、さまざまな対策をおこなっていかなければなりません

場合によっては、対策の方向性がズレてしまっており、掛けた時間や努力に見合わない結果になってしまうこともあるでしょう。自分で自由に企業を選び、応募することができるという自由度の高さこそあれ、その分配慮しなければならないポイントも多くなり、転職活動の採用のハードルは高くなりがちです。

4-2. 勤務・労働条件の交渉がむずかしい

直接応募で選考が進んだ場合、勤務や労働条件の交渉も自分でおこなわなければなりません

しかし、内定を獲得することを目標とした場合、自身の希望を強気に伝えていくことはなかなかむずかしいでしょう。遠慮をしてしまって自分が希望する条件を満たすことができなくなってしまったり、強気に出たことで選考に落ちてしまったりする可能性もあります。こうした交渉の負担になるのです。

4-3. 企業情報が限られてしまう

求人サイトや自社HPに掲載されている情報は、あくまで限定的なものです。場合によっては、そこに載っていない情報にこそ、自身が最も大切にしているポイントが隠されていることもあるでしょう。

しかし直接応募の場合、実際に面接に進んだり、採用されたりしてからでないと、こうした大切な情報を見つけられない場合もあります。また応募先の情報収集が十分でなければ、面接などで評価を得やすくなる言葉選びなども難しくなってしまうでしょう。自分一人で進めるからこそ、得られる情報が限られてしまうのです

5. 転職エージェントのメリット

転職エージェントのメリット
それでは、転職エージェントを利用するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。以下に解説していきます。

5-1. 自分の希望する条件での求人を紹介してもらえる

転職エージェントを利用する場合、自分自身で一つひとつ求人を探す必要がありません。給与や待遇など、希望する条件を転職エージェントに提示しておけば、それにあった企業を紹介してもらうことができるのです。自分自身で探す場合に比べ、その手間を大幅に軽減することが可能です。

5-2. 企業内の情報が詳しく聞ける

転職エージェントは、紹介先企業の情報に精通しています。転職エージェント自身が直接企業に足を運び、会社の雰囲気やそこで働く人々の空気感まで把握してくれているため、HPや求人サイトなどには載っていないような、かなり深い情報まで教えてもらうことができます。そうした情報を元に、自分の希望によりマッチした企業を探したり、その企業に適した自身のアピールポイントを発見したりすることができるのです。

5-3. 面接対策や日程調整をしてくれる

転職活動において意外と手間になってくるのが、企業ごとの面接対策や日程の調整です。転職エージェントを利用すれば、模擬面接を通して希望企業に合った受け答えのポイントを教えてもらったり、自身の弱点や強みを再確認してもらえたりすることができ、さらに面接の日程調整をおこなってもらうこともできます。そのため、手間を掛けずに面接突破率を高めることが可能です。

5-4. 職場見学ができる

転職エージェントを利用すると、入社前に職場見学をさせてもらうこともできます。実際の職場を見ておけば、入社後のミスマッチを減らすことができますし、入社意欲をより高めていくことができるでしょう。直接応募でもできなくはないですが、やりとりが複雑になってしまったり、断られてしまったりするケースもあるため、転職エージェントを利用した方が効率的です。

5-5. 給与や待遇面での交渉をしてくれる

直接応募のデメリットとしてあった給与や待遇面での交渉ですが、転職エージェントを利用すればこうした交渉も代わりにおこなってもらうことができます。そのため、同じ企業であってもより良い条件で入社をしたり、自分の希望をより満たしてくれる会社を見つけたりすることができるようになります。

5-6. 採用後のフォローも行ってくれる

転職エージェントは採用支援をおこなうだけではなく、採用後のフォローもおこなってくれます。転職したばかりの頃は慣れないことも多く、苦労しやすいものですが、困ったことがあれば気軽に相談できるため、安心して働いていくことができるでしょう。

6. 転職するなら転職エージェントがおすすめ

転職するなら転職エージェントがおすすめ
薬剤師の転職活動の方法として、直接応募と転職エージェントの2種類を紹介してきましたが、自分の希望にマッチした企業を見つけたり、転職活動そのものの成功率を高めたりできるという意味では、転職エージェントの方がおすすめと言えます。

薬剤師の転職エージェントであれば、まずはマイナビ薬剤師を試してみてください。薬剤師専門の転職エージェントであるマイナビ薬剤師は、業界でも屈指の求人数を誇り、薬剤師専任アドバイザーが集めた豊富な情報量と強力なサポート体制が強みです。転職先を探すためだけでなく、自分自身の薬剤師としての市場価値をはかったり、キャリアの方向性を探したりといった使い方もできるため、経験豊富な薬剤師はもちろん、若手の薬剤師にもおすすめです。

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7. まとめ

薬剤師の転職活動における、直接応募と転職エージェントのメリット・デメリットについて解説してきました。

それぞれ魅力となるポイントはあるものの、より良い条件を引き出したり、面接の突破率を上げたり、入社後のミスマッチを減らしたりなど、転職活動全体の成功を目指すのであれば、マイナビ薬剤師を利用した方がより効果的であると言えるでしょう

自分の市場価値を知ったり、どのような企業が求人を出しているのかを知ったりするためにも、まずは一度マイナビ薬剤師に相談してみてはいかがでしょうか。

この記事の著者

ライター

山岡 宗祐

大学卒業後、東証一部上場の就職情報会社にて、クリエイティブディレクターとして勤務。
医療系・健康系を中心とした、幅広い企業における広告制作のライティングやディレクションに従事し、年間の原稿執筆本数は300本以上。

現在はフリーライターとして、“誰が見てもわかりやすい文章”をモットーに、取材や原稿執筆業務に携わる。

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