ドラッグストアの志望動機の例文を新卒・アルバイト・パートなどのパターン別に紹介

ドラッグストアの志望動機の例文を新卒・アルバイト・パートなどのパターン別に紹介

ドラッグストアは、医薬品だけでなく日用品や化粧品、食品などを扱い、地域の暮らしを身近な場所から支えています。志望動機を考える際は、ドラッグストアの仕事内容や役割を理解した上で、自分の経験や考え方を業務内容に結び付けて伝えることが大切です。

本記事では、ドラッグストアの仕事内容や業界動向を整理しながら、志望動機を書く・話す時のポイントを解説します。また、新卒やアルバイト・パート、未経験からの転職、別企業からの転職といった立場ごとに志望動機の例文を紹介します。

1.ドラッグストアの仕事内容

ドラッグストアは、医薬品をはじめ、日用品・化粧品・食品などを幅広く取り扱う小売業態です。地域の人々の暮らしに身近な存在として、健康や美容、生活を支える役割を担っています。

ドラッグストアでは、さまざまな職種のスタッフが働いています。一般用医薬品の販売や相談対応を行う登録販売者をはじめ、化粧品のカウンセリングを担当するビューティーアドバイザー、レジ業務や品出しを担う販売スタッフなどが代表的です。加えて、商品の発注や在庫管理、売上管理を行う店長・管理職を配置し、店舗運営を行っています。

また、ドラッグストアの中には、調剤薬局を併設している「調剤併設型ドラッグストア」もあります。調剤併設型では、医療機関から発行された処方箋に基づく調剤業務も行います。薬剤師が医師の処方内容を確認した上で調剤を行い、患者さんに対して服薬指導を実施します。この時、調剤業務をサポートする医療事務スタッフが、受付や会計、レセプト業務などを担当するのが一般的です。

参考:ドラッグストアの定義|日本チェーンドラッグストア協会
参考:医薬品/登録販売者|職業情報提供サイト job tag
参考:化粧品販売/美容部員|職業情報提供サイト job tag

2.ドラッグストアの業界動向

ドラッグストア業界は、店舗数・販売額ともに拡大傾向にあります。

経済産業省が公表している商業動態統計調査によると、2025年のドラッグストアにおける店舗数は2万373店舗、商品販売額は9兆4128億9900万円でした。高齢化の進行やセルフメディケーションの推進を背景に、医薬品を含む生活必需品を身近に購入できる業態として、ドラッグストアの需要が高まっていると考えられます。

また近年は、調剤分野への拡大も進んでいます。2025年の調剤医薬品販売額は9781億3200万円となっており、調剤併設型ドラッグストアが業界の成長を支える要素の一つとなっています。

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2021年 2022年 2023年 2024年 2025年
店舗数
(単位:店舗)
17,622 18,429 19,028 19,664 20,373
商品販売額
(単位:百万円)
7,306,578 7,708,656 8,343,843 8,919,948 9,412,899
調剤医薬品販売額
(単位:百万円)
629,166 719,248 795,519 871,434 978,132

参考:商業動態統計調査 時系列データ:経済産業省

3.ドラッグストアの志望動機を書く・話すときのポイント

転職や就職活動を進める中で、応募先を選んだ背景や働きたい理由を伝えるものが志望動機です。志望動機を考える際には「なぜドラッグストアを選んだのか」「そのなかでも、なぜその店舗・企業なのか」を整理しておくことが大切です。ここからは、ドラッグストアの志望動機を書く・話すときに押さえておきたいポイントを解説します。

3-1.結論から書き始める

志望動機を書く際は、最初に結論を示すことが重要です。書き出しにドラッグストアやその企業を選んだ理由を伝えることで、要点の伝わりやすい志望動機になります。反対に結論が後回しになると、何を伝えたいのか分かりにくくなり、印象が薄れてしまうこともあります。

文章を構成する際に役立つ考え方が、PREP法です。PREP法とは「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(結論)」の順で構成する説明のフレームワークです。志望動機では、最初に志望理由を簡潔に述べ、その理由を説明し、具体的な経験やエピソードを交えたうえで、最後に改めて結論をまとめる構成を意識しましょう。

3-2.面接で話すときは1分程度にまとめる

面接で志望動機を話す際は、要点を整理し、1分程度にまとめることを意識しましょう。一般的に、人が1分間に話せる文字数は250〜300字程度とされているため、この分量を目安に内容を組み立てるのがおすすめです。

志望動機が短い場合、応募理由や志望度が十分に伝わらず、評価されにくくなる可能性があります。「企業理念に共感した」といった簡潔な表現だけではなく、どのような点で共感したのかを補足することがポイントです。

一方で、熱意を伝えようとして話が長くなりすぎると、話の要点が分かりにくくなり、全体像が伝わりにくくなる恐れがあります。伝えたい内容に優先順位をつけ、要点をまとめることで、限られた時間でも志望動機を簡潔に伝えられるようになるでしょう。

3-3.「なぜそのドラッグストアに応募したのか」を明確にする

ドラッグストアの志望動機では、業界に関心を持った理由だけでなく、その中でも応募先の企業を選んだ理由を明確にすることが重要です。応募先ならではの強みや特徴を踏まえて志望理由を伝えることで、志望動機としての説得力が高まります。

企業の情報収集を行う際は、求人情報を見るだけでなく、公式ホームページを確認し、企業理念や事業方針、店舗づくりの考え方などを把握しておくことが望ましいでしょう。加えて、実際に店舗に足を運び、商品やサービスを利用してみることで、接客の雰囲気や売場づくりの工夫など、文面からは見えにくい特徴に気付くことができるかもしれません。

3-4.自分の強みが伝わる内容を盛り込む

志望動機には、自分の強みが伝わる内容を盛り込むとよいでしょう。そのためには、
これまでに経験してきた業務を整理し、自身の役割や成果を振り返っておくことが必要
です。

特に、全国規模で店舗展開を行っているドラッグストアでは、店舗運営や人材マネジメントを担える人材が求められるケースもあります。管理薬剤師や店長、エリアマネジャーなどの役職を担ったことがある場合は、その立場で関わってきた業務内容を整理しておきましょう。スタッフの指導や売上・在庫などの数値管理を含む組織運営に関わった経験は、自身の強みとして伝えやすい要素です。また、日々の業務の中で課題に向き合い、改善に取り組んだ経験があれば、その経緯や結果を簡潔にまとめておくとよいでしょう。

3-5.ドラッグストアの事業に貢献できることをアピールする

志望動機では、自身の経験や強みを通じて、応募先の事業に貢献できる点をアピールするとよいでしょう。入社後の業務への関わり方を示すことで、採用担当者が実際に働く姿をイメージしやすくなります。

ドラッグストアでは、来店者とコミュニケーションを取る場面は少なくありません。また、薬剤師や登録販売者、ビューティーアドバイザーなど、異なる職種が関わりながら業務を行う環境です。接客経験やコミュニケーションの場面で意識してきた工夫があれば、志望動機のなかで触れておくとよいでしょう。

参考:薬剤師のためのドラッグストア(調剤併設) 転職ナビ

4.ドラッグストアの志望動機の例文

新卒、アルバイト・パート、未経験からの転職、他業種からの転職など、立場によってドラッグストアの志望動機の書き方は異なります。ここからは、立場別に志望動機の例文を紹介します。

4-1.新卒の場合

新卒の場合は、即戦力になれる人材かどうかよりも、仕事に向き合う姿勢や将来像が重視される傾向があります。ドラッグストアを志望した理由とともに、入社後に学びたいことや取り組みたい分野をこれまでの経験や学びと結び付けて伝えることがポイントです。これを踏まえ、成長意欲や仕事への関心が伝わる構成を意識するとよいでしょう。

「地域の人々の健康を身近な場所から支えられる点に魅力を感じ、ドラッグストアを志望します。私はゼミでの発表準備や資料作成に取り組む中で、相手に伝わる順序や表現を工夫することの重要性を実感しました。ドラッグストアでは、来店者の状況に応じて、分かりやすく説明する姿勢が求められると考えています。入社後は、医薬品や日用品に関する知識を積極的に学び、お客様に安心して相談してもらえる存在になることで、貴社の店舗運営に貢献していきたいと考えています。」

4-2.アルバイト・パートの場合

ドラッグストアでは、来店者の立場を意識した対応や気配りが店舗運営に役立ちます。アルバイト・パートは、生活者としての視点やこれまでの経験から培ってきた考え方を志望動機に生かしやすい立場です。子育てや介護などの経験がある場合は、その中で得た気付きや配慮を、接客や業務への向き合い方として整理して伝えるとよいでしょう。

「子育てをする中でドラッグストアを利用する機会が増え、日常生活を支える役割を担っていることを実感しています。また、自分の状況に合わせて声をかけてもらったり、商品選びに迷った際に分かりやすく説明してもらったりしたことがあり、こうした対応が来店者の安心につながっていると感じました。私も貴社(貴店)の一員として、来店者に寄り添う対応に関わりたいと考え、応募しました。」

4-3.未経験から転職する場合

ドラッグストアでの勤務経験がなくても、これまでの仕事を通じて培ってきた知識やスキルには、志望動機に生かせる部分があるでしょう。

例えば、病院薬剤師として勤務してきた場合、調剤業務や服薬指導を通じて、医薬品に関する専門知識や情報提供スキルを身に付けてきたはずです。こうした経験は、ドラッグストアにおいても、医薬品を適切に扱い、来店者に分かりやすく説明する場面で役立ちます。

これまでに培ってきた知識やスキルを整理し、ドラッグストアの業務と結び付けて伝えることで、未経験からの転職でも説得力のある志望動機につながるでしょう。

「医薬品をより身近な場で提供し、地域住民の健康を支えたいと考え、志望しました。現職では病院薬剤師として働いていて、調剤業務や服薬指導を通じて、患者さんの理解度や不安に配慮しながら情報提供を行う経験を積んできました。こうした経験は、ドラッグストアにおいても、来店者の状況を踏まえた説明や、適切な医薬品選択のサポートにつながると考えています。これまでに培ってきた専門知識と情報提供のスキルを活かし、安心して相談してもらえる存在として店舗運営に貢献していきたいと考えています。」

4-4.別の企業から転職する場合

別の企業から転職する場合は、応募先を選んだ理由として、現職での経験を踏まえた内容を伝えることがポイントです。これまで担当してきた業務を振り返り、調剤業務や服薬指導、接客対応、スタッフとの連携など、自身が担ってきた役割や強みを整理しておくとよいでしょう。また、事業方針や人材育成に対する考え方、現場の意見を大切にする組織風土など、共感した点を伝えることで、転職理由に具体性が生まれます。

「貴社を志望する理由は、在宅医療に積極的に取り組み、医療機関との連携を重視している点に魅力を感じたためです。現在、ドラッグストアに勤務し、調剤業務や服薬指導、接客対応を通じて、来店者に寄り添った対応を心がけています。また、医師や看護師との情報共有の重要性を実感する場面も多く、医療機関との連携が薬物療法の質に直結することを学びました。これまで培ってきた経験を活かし、医療機関との連携を図りながら、地域医療に貢献していきたいと考えています。」

5.自分の経験を活かしたドラッグストアの志望動機を考えよう

ドラッグストアの志望動機を考える際には、ドラッグストアを志望した理由や、その店舗・企業を選んだ背景を整理し、結論から分かりやすく伝えることが重要です。面接では、要点を絞って1分程度にまとめることで、志望度が伝わりやすくなります。また、自分の強みやこれまでの経験を振り返り、接客や店舗運営、調剤業務など、ドラッグストアの事業に生かせる点を具体的に示すことも欠かせません。自身の経験や考えを整理し、納得のいく志望動機を準備してみましょう。

この記事の著者

薬剤師

篠原 奨規

2児の父。調剤併設型ドラッグストアで勤務する現役薬剤師。薬剤師歴8年目。面薬局での勤務が長く、幅広い診療科の経験を積む。新入社員のOJT、若手社員への研修、社内薬剤師向けの勉強会にも携わる。音楽鑑賞が趣味で、月1でライブハウスに足を運ぶ。

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