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病院薬剤師の特徴や業務内容とは?転職に求められるスキルについても解説


薬剤師が働く施設としては、調剤薬局と病院内の薬剤部、ドラッグストアなどが挙げられます。それぞれの施設によって業務の特徴が異なるため、薬剤師に求められる役割やスキル・経験なども変わってきます。

また、同じ薬剤師でも、調剤薬局・院内薬局・ドラッグストアなど、どの施設で働くかによって、仕事の魅力やその後のキャリアアップに関しても違いが出てくるでしょう。
そのため、転職活動の際は、自分が持つスキルや経験をしっかり生かせるか、そして将来に向けてどのような経験が得られるのかも含めて志望先を決めることが大切です。

今回は、病院内の薬局にスポットをあて、薬剤師が求められるスキルや経験についてご紹介します。

1.院内薬局・薬剤部の特徴

院内薬局・薬剤部で働く薬剤師content/uploads/2019/12/hospital_pharmacist_skill02.jpg” alt=”院内薬局・薬剤部で働く薬剤師” width=”1024″ height=”774″ />
まず、病院内にある薬局とそこに常駐する薬剤師の特徴について見ていきましょう。院内薬局の薬剤師は、処方箋に則った医薬品の提供を行う以外にも、チーム医療の一員として働くことができます。

1-1.院内処方の役割

病院内の薬剤師は、その病院で診療を受けた患者さんが受け取った処方箋に基づいて医薬品を用意し、患者さんに説明・提供します。患者さんは院外の調剤薬局でも薬を受け取ることができますが、院内処方を利用することで次のようなメリットがあります。

  • 診療を受けた施設内で処方薬を受け取ることができるため、時間と手間が省ける
  • 病気やケガを抱えていても、院外の調剤薬局へ出なくて済む
  • 院外の調剤薬局と比較して、院内処方のほうが料金を抑えられる
    また、薬剤師側にも次のようなメリットがあります。
  • 患者さんの服薬状況を管理することができる
  • 薬物療法の効果や副作用について把握することができる

院内薬局は、近所に調剤薬局がなく、かかりつけ薬剤師のいない患者にとって頼れる存在です。また、患者さんの処方薬の効果や副作用を把握することができるのも、院内処方ならではのポイントといえるでしょう。

1-2.チーム医療の一員としての薬剤師

院内薬局に勤める薬剤師ならではの仕事として、チーム医療の一員となることも挙げられます。これは、調剤薬局やドラッグストアで働く薬剤師との大きな違いといえるでしょう。
医療チームでは、医師や看護師、薬剤師をはじめとしたさまざまな職種のプロフェッショナルたちが、医療現場の最前線で連携して働くこととなります。

その中で薬剤師は、多職種のスタッフとともに患者情報の共有や意見交換をし、治療方針の検討に加わります。また、医療スタッフ向けに医薬品に関する講義などを行うこともあり、薬の専門家としての力を発揮します。

チーム医療は、関わるプロフェッショナル同士がお互いの能力を引き出し、すすめていくことが重要です。最善の医療を患者さんに提供すべく、薬剤師という専門的立場からチーム医療に貢献することが求められます。

2. 病院薬剤師ならではの業務

病院薬剤師の業務は、調剤業務だけではありません。DI業務(医薬品情報管理業務)や治験業務、注射調剤業務、病棟業務、救急救命業務、混注業務、発注業務といった幅広い仕事があります。また、職歴を積むと、監査業務やマネジメント業務にも携わるようになります。ここでは、代表的な2つの業務を詳しく紹介します。

2-1. 治験業務

新しい薬が国内で使用されるようになるには「治験」が必要です。新薬の臨床検査は医療機関で行われることが多いため、病院薬剤師に求められる役割も大きくなります。

病院薬剤師は、治験を実施するチームの一員として活躍し、専門的な立場から治験責任医師や治験分担医師の業務の支援を行っていきます。

また、治験薬を適正に管理保管することも重要な任務であり、治験薬が計画書に従い、適正に投与されているかを確認することも業務として義務づけられています。

2-2. 救急救命業務

勤務する医療機関にもよりますが、救急救命科ないし救急救命センターを病院が有している場合、薬剤師には昼夜を問わず救急救命業務が求められることになります。高度な医療を必要とする患者さんが搬送されると、生命を守る治療が迅速に行われます。

病院薬剤師は、そこで患者さんの状況を確認しながら、最適な薬の選択や投与を行っていきます。一刻を争う現場であるからこそ円滑なチーム医療が求められ、薬剤師の役割は大きなものだと言えるでしょう。

3.院内薬局ならではのやりがい

病院勤務の薬剤師
病院内の薬局で働く薬剤師だからこそ得られるスキルや経験、やりがいはどういったものがあるのでしょうか?
「将来的にも薬剤師として総合的な医療に携わっていきたい」「医療全般の知識を磨きたい」という方には、病院薬剤部門への転職が特におすすめです。

3-1.総合的な医療に携わることができる

院外の調剤薬局やドラッグストアでは、重症で搬送された患者さんの薬剤選択・調整といった救急救命業務を行うようなことはできません。
しかし、医療現場の最前線である病院内で働くことで、多種多様な疾患とその医薬品について学び、働くことができます。このように、医療全般に関する知識とスキルを磨きながら、専門性の高い業務に携わることができるでしょう。

3-2.専門薬剤師の資格取得を目指せる

がんや精神科など、特に専門性が求められる科目においては「専門薬剤師」という資格があります。その取得にあたっては、薬剤師としての5年間の実務経験に加え、がん患者への薬学的介入実績50症例など、資格ごとに一定の条件を満たさなければなりません。

そういった意味で、院内薬局に勤めることは、将来的に特定の診療科目の専門知識を身に付け、治療や調剤業務に生かしたいと考えている方におすすめです。また、研究発表や論文執筆に取り組みたい薬剤師にとっても、情報収集やネタ探しに役立つ環境といえるでしょう。

3-3. スキルアップに繋がる

病院薬剤師のやりがいの一つには「患者さんの生活に寄り添い、患者さんの人生に関わることができる」という点があります。知識やスキルといった面でも、院内薬局などで勤めることは、その後の薬剤師人生において大きなメリットに繋がります。特に入院している患者さんへの薬剤の提供は、日々の様子を知ることができるため、薬剤の効果を自らの目で確認することができます。薬剤の働きを体感しながら、専門職としてチーム医療の一員になることは、人生の糧となる豊かな知識や経験、スキルを蓄えることができるのです。

4. 病院薬剤師として求められるスキル

院外の調剤薬局の場合、調剤業務に加えて患者さんの服薬サポートや相談に応じていた薬剤師の方が多いのではないでしょうか。

院内薬局では、同僚の薬剤師や患者さんとのやりとりだけでなく、医療チームの医師や看護師などの他職種の方と連携して働く必要があります。患者さんにとって最善の治療を提供できるよう、常に報告・連絡・相談が速やかにできる人材が求められるのです。

患者情報の共有や医療チーム全体でのカンファレンスだけでなく、薬剤師が講師役となって医療スタッフに講義を行うこともあります。医療チームのスタッフ同士は全員が対等な立場で意見交換することになりますから、コミュニケーションスキルは必須と考えていいでしょう。

5. 病院で働く際の注意点

病院のタイプにより、病院薬剤師に求められる働き方は異なりますが、共通している点としては、夜勤があるということです。病院により、夜勤の回数や夜勤手当などが変わってくるため、働く際には確認をするようにしましょう。
また、三交替制なのか、二交替制なのか、夜勤にもいくつかのパターンがあるため、ご自身の生活リズムに合った方法を選択することが大切です。

薬剤師の給与を令和元年に実施された「医療経済実態調査」で比較すると、病院の開設者ごとに平均月額給与などが異なり、年収に差がでています。医療法人では約524万円ともっとも安く、国立・公立・公的は約565~595万円、個人病院で約587万円、社会保険関係法人で約624万円となっています。

開設する法人などにより、金額も大きく異なるため、働く病院を決める際には、月額給与、年間賞与などを確認し、年収がいくらになるかという点も注意した方が良いでしょう。

6. 調剤薬局やドラッグストアからの転職で注意すべきこと

病院外の調剤薬局やドラッグストアに勤務していた薬剤師が院内の薬局へ転職したい場合、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか?

ここまでご紹介してきた院内薬局の薬剤師に求められるスキルをもとに、調剤薬局やドラッグストアからの転職について、それぞれのポイントを見ていきましょう。

6-1. 調剤薬局から院内薬局への転職

院外の調剤薬局の場合、調剤業務に加えて患者さんの服薬サポートや相談に応じていた薬剤師の方が多いのではないでしょうか。

院外の調剤薬局の場合、調剤業務に加えて患者さんの服薬サポートや相談に応じていた薬剤師の方が多いのではないでしょうか。
病棟業務では、医師のカルテを参照しながらより深い服薬指導もできますので、近所に調剤薬局がないなどの理由で院内薬局を頼りにしている患者さんにとって、気軽に薬や健康管理に関して相談できる薬剤師のニーズは高いといえます。

また、院外の調剤薬局であっても、地域の医療施設に隣接した調剤薬局などの場合は、医師と連携をしながら調剤業務に取り組んだ経験もあると思います。そういったことも院内薬局での業務に生かすことができるでしょう。

6-2.ドラッグストアから院内薬局への転職

ドラッグストアにおける患者さんのカウンセリングや、症状に合った一般医薬品の提供の経験は、院内薬局における処方薬の説明や患者さんの服薬サポート、効果や副作用の把握及び管理業務に役立ちます。また、ドラッグストアで栄養士などの他職種と連携して患者さんへのアドバイスやサポートを行ったことがあれば、チーム医療におけるコミュニケーションにも生かすことができるでしょう。

調剤薬局とドラッグストア、どちらからの転職においても、医療チームの他スタッフと対等に情報交換をしたり、医薬品の専門家としての視点で意見を述べたりするためのコミュニケーションスキルは必須といえます。患者さんや他の薬剤師とだけでなく、他職種の医療従事者とも円滑にコミュニケーションが図れる人材であることをアピールできるといいでしょう。

6-3.院内薬局への転職は身に付けたいスキルや経験も重視

院内薬局への転職に関して、その特徴や役割、求められるスキルなどについてご紹介してきました。薬剤師以外のスタッフとの連携も求められる院内薬局への転職においては、調剤薬局やドラッグストアで培った自分の強みを、どのように生かせるのかアピールできるように対策することをおすすめします。
また、勤務する病院の診療科目や形態によっても、磨ける知識や働き方は大きく異なります。どんなことを身に付けてキャリアアップしていきたいのかをよく検討し、志望先を選択しましょう。

志望先の情報を得たい場合は、マイナビ薬剤師のキャリアアドバイザーに相談するのも手です。マイナビの強みは、全国ネットワークを生かした情報集力の高さ。求人の提案だけでなく、転職を希望している方が気になっている情報の提供にもこだわっています。薬局長の人柄や処方箋の枚数・内容など、面接で尋ねづらいことについても問い合わせてみてください。

7. 病院選びには気をつけよう

勤務する医療機関により、病院薬剤師に求められる役割が大きく異なり、経験できる内容や得られるスキルも変わってくるでしょう。病院選びはその後のキャリアに影響してきますので、しっかりと見極めることが大切です。
病院が総合病院であれば、幅広い病気の患者さんと向き合うことになります。

また、専門病院であれば、ある一定の診療科目に強い薬剤師になることができます。他にも、療養型や慢性期の患者さんを受け入れる病院なのか、救急医療を積極的に扱う病院なのかという点でも、仕事内容や扱う薬剤にも差が出てきます。今後のキャリアを考え、ご自身に合った病院をしっかりと選ぶようにしましょう。

8. 転職先の検討はキャリアアドバイザーがおすすめ

今後の転職先を検討するときには、マイナビ薬剤師のキャリアアドバイザーに相談するのも、一つの方法です。職場選びに必要な情報は、病院の規模や仕事内容、給与や福利厚生だけではありません。職場の雰囲気や実際の仕事量など、気になるポイントがたくさんあります。マイナビの強みは、全国ネットワークを生かした情報量の多さです。皆さんのこれからの薬剤師キャリアを心から応援しています。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
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