薬剤師の転勤はある?転勤なしの求人の探し方について

薬剤師の転勤はある?転勤なしの求人の探し方について
薬剤師として働きたいけれど、転勤があるかどうかを気にしている方もいるのではないでしょうか?

転勤は薬剤師としてのキャリアアップや社内での昇進の足掛かりとなることもありますが、引っ越しを伴う転勤となると、家族やプライベートへの大きな影響が大きいため、「できれば転勤はしたくない」という人も少なくないでしょう。

今回は転勤にまつわる不安を抱く薬剤師のために、薬剤師の転勤事情や、転勤のない求人の探し方のポイントを解説します。

1. 薬剤師の転勤は必ずある?

薬剤師といえば、転勤とはあまり縁のないイメージでしたが、近年では全国チェーンの調剤薬局や大手ドラッグストアの市場拡大によって、薬剤師の雇用環境も変化しており、一般企業と同様に薬剤師も遠方への転勤を命じられるケースも出てきています。

ただし、すべての薬剤師に転勤があるわけではなく、転勤の有無は勤める職場によって異なります。

家族やプライベートへの影響の大きい転勤を避けたいのであれば、転勤があるかないかを事前にリサーチし、職場を選ぶ判断材料にすることが重要です。

2. 転勤の可能性がある職場とは

転勤の可能性がある職場は、基本的に全国的、あるいは特定の地域の広い範囲にサービスを提供している企業や施設です。具体例を挙げると、全国チェーンの大型調剤薬局や多くの関連病院を持つ病院、そして国立または公立の病院です。それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

2-1. 全国展開している薬局や病院

まず、全国チェーンを展開している大手調剤薬局やドラッグストアは、転勤があると考えたほうが良いでしょう。

特に近年では、大型の調剤薬局やドラッグストアの市場が急成長を続けており、全国シェアを拡大しています。

これまで出店していなかった地方都市や過疎地域などにも新規出店する機会も増え、人員配置のために薬剤師に転勤が命じられる可能性が高いです。

次に全国や特定の地域に関連病院や施設抱える大型の医療法人も、転勤が命じられる可能性がある職場です。

病院によっては、医療スタッフの流動性が高く、同系列の別の病院や施設に転勤になることが少なくありません。

2-2. 公務員薬剤師

国公立の病院や保健所、都道府県庁、衛生研究所等、行政ベースの機関に勤務する公務員薬剤師の場合は、転勤や異動がつきものです。

民間との癒着を防止し、公平性を保つためや、あらゆる地域への行政サービスの提供のため、そして職員のスキルアップ・キャリアアップなどの目的のために、基本的にはおよそ3~5年ごとに異動があります。

地方自治体管轄の医療機関や施設に勤務する地方公務員薬剤師であれば、基本的に行政区内での異動のため、引っ越しを伴う転勤になることは稀です。

しかし、厚生労働省などの中央省庁や国立病院・国立研究所等に勤務する国家公務員薬剤師の場合は、転勤先の対象地域は全国区になるため、思わぬ遠方への転勤を命じられる可能性もあります。

3. 転勤なしの勤務先

逆に転勤の可能性がほとんどない勤務先にはどのようなものがあるでしょうか?

絶対に転勤がないとは言い切れませんが、転勤の可能性が低い勤務先の例をみてみましょう。

3-1. 地域密着型の薬局・病院

地域密着型の小規模チェーンの薬局や、地域医療に特化した病院・医療施設などの勤務先の場合は、同地域外への転勤の可能性は非常に少ないと考えられます。

地域の高齢化に伴い、在宅医療に力を入れている地域の薬局や、地元の介護施設のグループ企業なども引っ越しを伴うような転勤を命じられることはほとんどないでしょう。

また、地域社会に根差した個人経営の調剤薬局なども、異動や転勤はないと考えてよいでしょう。

4. 転勤なしの求人の探し方

「転勤なし」の勤務条件は、転勤を望まない方にとっては職場を探す上で大変重要な判断材料の一つです。

家庭や子どもを持つ薬剤師を中心に、まず転勤なしを絶対条件として転職先を探す人はたくさんいます。

そんな人気の高い転勤なしの求人を探し出すにはどうすればよいのでしょうか?転勤なしの職場と出会う方法をお伝えします。

4-1. 「転勤なし」の条件を出だしている求人を探す

まずシンプルな方法は、薬剤師の求人情報の中から「転勤なし」の条件を出している求人に絞って探すことです。

求人情報をみると、地域密着型の小~中型店舗を中心に、「転勤なし」の勤務条件を記載しているものがあります。

また、全国に店舗を抱える大型のチェーン店であっても、特定の地域内での勤務に限定した「エリア採用」という制度を取り入れている企業があり、引っ越しを伴うような転勤の必要がないことを記載している求人も存在します。

薬剤師を専門に扱う「マイナビ薬剤師」の求人情報の中から、「原則、引っ越しを伴う転勤なしの薬剤師求人一覧」の特集ページを例にみてみましょう。
>原則、引越しを伴う転勤なしの薬剤師求人一覧

実際にマイナビ薬剤師のサイトに掲載されている求人情報をみてみると、意外にもたくさんの「転勤なし」条件の求人が出ていることが分かります。

4-2. 転職エージェントを利用する

先ほどご紹介したように、「転勤なし」条件の求人は確かに存在しています。ただし、転勤がない職場というのは、当然人気があるため、競争率が高いのも事実です。希望どおりの職場で働くためには、まず誰よりも早く求人情報を入手し、対策を練る必要があります。

そこでぜひおすすめしたいのが、先ほど少しご紹介した薬剤師専門の転職エージェント「マイナビ薬剤師」の活用です。
マイナビ薬剤師は、求人情報の提供だけでなく、キャリアプランの作成から、希望に合った職場とのマッチング、応募書類の提出や面接の日程調整、応募先の企業との条件交渉まで、転職に関わる全てのプロセスをサポートしてくれる転職支援サービスです。

希望すれば、面接時のマナーや好印象を与える面接のコツなどの実践的なアドバイスを受けたり、全国にある会場またはWEBで開催される転職に役立つ無料セミナーや無料相談会などにも参加することができます。一度登録すれば、全てのサポートを無料で利用することができるので、ぜひ登録しておきましょう。

4-2-1. パートナーの転勤で転職になった場合

転勤にまつわる薬剤師の悩みとして増えているのが、一緒に暮らすパートナーの転勤に伴い、急遽転職しなくてはならなるというケースです。

共働き世帯が増加している昨今、このようなケースは当然起こり得ることです。
パートナーの転勤に合わせて、できるだけ早く新しい職場を見つけたいところですが、見知らぬ土地での職場探しは想像以上に大変なもの。

そんなときも、マイナビ薬剤師に登録しておけば、転職の不安を和らげることができます。

マイナビ薬剤師は全国各地のエリアに拠点があるため、都市部から地方まで全国各地域の転職市場に熟知しているからです。

実際の通勤時間や交通の便、給与の相場なども各拠点のスタッフが把握しているので、安心して職場探しを進めることができます。

また、各拠点同士のアドバイザー間の連携もしっかりしているため、転勤元から転職先の拠点への移行もスムーズに行えるというメリットもあります。

実際にマイナビ薬剤師による転職サポートを利用し、「パートナーの転勤に伴う転職」に成功した喜びの声をみてみましょう。

PICKUP転職先地域の広島のキャリアアドバイザーに連絡してもらいマッチング
20代
女性
愛知県
転職先:調剤薬局

夫の転勤をきっかけに、愛知から広島へと転勤することになりました。転勤先での土地勘がないことに不安を覚え、マイナビ薬剤師に登録しました。

できるだけ早く転職先を見つけておきたかったため、マイナビ薬剤師との面談は愛知で行い、面接後に愛知のキャリアアドバイザーから転職先地域の広島のキャリアアドバイザーに連絡してもらい、マッチングをお願いしました。
とてもスピーディーな対応で、あっという間に希望に沿った転職先に出会うことが出来ました。

夫は転勤が多いため、再度別の土地で職場を探す場合も、またぜひ利用したいと思います。

マイナビ薬剤師 口コミ評価
PICKUP担当アドバイザーの方のお言葉で、安心してお任せすることができました
30代
女性
静岡県
転職先:病院・クリニック
結婚に伴い、東京へ引っ越し、転職をすることになりました。新しい土地での就職活動に不安があったためマイナビ薬剤師に登録しました。
職場探しでは面接希望先の病院内の情報を面接前に担当アドバイザーの方から知らせてもらっていたので、余裕を持って面接を受けることができました。内定をもらうまで、担当アドバイザーの方が「最後までお付き合いさせていただきます」や「ご心配なさらなくても大丈夫です」などの言葉をかけてくれていたので、安心してお任せすることができました。
夫の転勤等で今後転職することがあれば、またお願いしたいです。
マイナビ薬剤師 口コミ評価

このように、知らない土地での急な職場探しでも、マイナビ薬剤師の転職サポートが役立ちます。パートナーの転勤が分かったら、できるだけ早いタイミングでマイナビ薬剤師に連絡しましょう。

5. まとめ

家族との生活やプライベートでの友好関係を大切にしたいと思う薬剤師にとって、引っ越しを伴うような転勤は避けたいもの。

勤務先の条件として「転勤なし」という明確な希望がある場合は、転勤の可能性が低い地域密着型の病院や小規模チェーンの薬局を中心に探したり、求人票に「転勤なし」と明記されている求人を探すと良いでしょう。

ただし、転勤なしの職場はやはり競争率が高いため、情報収集力と入念な対策が求められます。プロの転職エージェントを活用し、希望どおりの職場を見つけましょう。

 

この記事の著者

医学博士、医学研究者

榎本 蒼子

最終学歴は京都府立医科大学大学院医学研究科博士課程卒業。2011~2015年 京都府立医科大学にて助教を勤め、医学研究および医学教育に従事。

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