薬剤師の福利厚生で見るべきポイントは?職種別にご紹介

薬剤師の福利厚生で見るべきポイントは?

薬剤師の転職を考える上で、皆さんが大切にしていることは何でしょうか?薬剤師は資格職であるため、収入や待遇も比較的安定しています。
そのため就職や転職を考えるとき、福利厚生についてしっかりとチェックせずに決めているという方もいるのではないでしょうか。福利厚生の違いは、その後の薬剤師人生に影響を与えます。
ここでは薬剤師の福利厚生に関して、どのようなポイントで確認をしたらいいのかご紹介していきましょう。

1. 薬剤師も福利厚生が大切

求人を探すときには、主に仕事内容と給与を確認する方が多いと思います。しかし、薬剤師は資格を活かし専門職として採用されることが多く、働く場所や経験年数で年収は変わるものの、給与として大きく差が出ない場合もあります。

ここで注目したいのは福利厚生です。経団連のおこなう「福利厚生費調査」によると、福利厚生費は2019年度で1人あたり1ヵ月平均 108,517 円という結果になりました。月に10万円以上となると、福利厚生の差はとても大きいといえます。働きやすさを追求する上でも、福利厚生が重要なものになってきます。

2. 福利厚生を受けるための条件は?

福利厚生を受けるにあたっては、どのように雇用されているか、というのがポイントです。正社員であればもちろん適用されます。また、2020年4月1日に施行となった、改正「パートタイム・有期雇用労働法」と改正「労働者派遣法」により、正社員だけでなく一定の非正規雇用の社員についても、同一の福利厚生が提供されるようになっています。

つまり、企業で働いているパートタイム労働者、有期雇用労働者、派遣労働者も、正社員と業務内容が変わらない場合「正社員と業務内容が変わらない非正規雇用の労働者」という位置づけになり、福利厚生を受けられるようになりました。

参照元:厚生労働省/パートタイム労働者、有期雇用労働者の雇用管理の改善のために

3. 薬剤師の一般的な福利厚生を紹介

ここからは具体的な福利厚生の内容をご紹介していきます。雇用保険などの社会保険や産休・育休、有給休暇などは、皆さんも聞いたことがあるかと思います。それでは確認していきましょう。

3-1. 雇用保険や健康保険などの社会保険

福利厚生の中でも法定福利厚生と呼ばれ、企業の裁量ではなく法律によって定められているものです。なので、ほぼすべての企業で準備されている福利厚生になります。社会保険としては、以下の5つが当てはまります。

1.雇用保険

会社の都合で職を失った場合、または自分の意志で退職したが就職先が見つからない場合などに給付を受けることができる制度

2.健康保険

病気やケガをした際に、その治療などにかかる費用を国に負担してもらうことができる制度

3.介護保険

65歳以上で介護認定を受けた方が介護サービスを受けられるよう、費用の一部を負担してくれる制度

4.労災保険

業務中や通勤中にケガをした場合などに給付を受けられる制度

5.厚生年金保険

国民年金に上乗せされる保険制度

3-2. 産休・育休

産休・育休が取得できる

産休は雇用形態に関わらず、労働基準法に定められ、すべての方が取得できます。
産前休業は出産予定日の6週間前から、産後休業は出産の翌日から8週間を基本とします。産休中は原則として給与は発生しません。ただし、企業独自の福利厚生(法定外福利厚生)として、出産祝い金などが出る場合もあります。
また、福利厚生の一つである健康保険に加入している場合は出産手当金も支給されます。

育休については、産休と違い取得できる要件が決まっています。育休取得の対象になるかどうかは、企業に確認をする必要があります。対象となる場合、子どもが1歳になるまでの間、希望する期間を育児のため休業することができます。
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3-3. 有給休暇

有給休暇とは、賃金が支払われる休暇日のことです。産休同様、有給休暇も労働基準法に定められている休暇であるため、法律上、一定の条件を満たす場合には必ず得られるものです。一般的に「年次有給休暇」と呼ばれています。
また、企業によっては福利厚生(法定外福利厚生)としてリフレッシュ休暇やボランティア休暇、バースデー休暇など、独自の休暇を追加で付与している場合もあります。有給休暇は賃金が支払われるという良さに加え、生活の質を高めることもできるため、ワークライフバランスを考えていく上でも重要です。

4. 必ず確認しておくべき福利厚生は?

薬剤師ならではの保険や日頃の生活に直結する福利厚生もあります。ここでは、薬剤師賠償責任保険と、金銭面のサポートにもつながる住宅手当、通勤手当についてご紹介します。

4-1. 薬剤師賠償責任保険

これは薬剤師として必ず確認しておきたい保険です。日本薬剤師会の正会員にあることを条件に加入できるものになっています。保険の内容としては「安心して日々の業務に専念できるよう、薬剤師業務における偶然の事故によって、被害者に対して法律上の賠償責任を負うことにより被る損害に対して保険金が支払われる制度」です。

補償の内容については基本プランと充実プランがあり、保険金額に合わせ、保険料が異なります。薬局契約など、勤め先の企業によっては福利厚生(法定外福利厚生)として加入させてもらえる場合があります。

4-2. 住宅手当

薬剤師の人材不足が続いていることから、病院や薬局など住宅手当を支給する職場が多くなっています。家賃やローンなどにかかる費用の全額もしくは一部を補助してくれるものです。世帯主でなければ支給されない場合や、勤務年数や上限金額が決められているなど、適応には一定の条件がある場合が多いです。

住宅の費用は月々かかってくるため、住宅手当の有無は年収にも大きく関わってきます。結婚した場合はどうなるのかなど、さまざまな未来を想像し、確認するようにしましょう。
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4-3. 通勤手当

通勤手当が支給されるか確認

通勤手当は、通勤にかかる費用を補助してくれるものです。企業によって負担額は異なりますが、電車通勤の場合には定期代が対象となり、車通勤の場合にはガソリン代や駐車場などの費用を負担してくれる場合があります。

また、支給の条件として勤め先から自宅が何km以上離れていること、一番安い公共交通機関を使うことなど一定の条件がある場合があります。通勤方法はそれぞれ異なるため、企業と事前に確認しておくことが大切です。

5. 大手調剤薬局の福利厚生のチェックポイント

大手調剤薬局の場合は独自の福利厚生を用意している可能性が高いため、それぞれ詳しく調べることが大切です。

企業の規模に合わせて福利厚生の充実度も変わる場合が多く、大手の場合、ユニークな内容の福利厚生が用意されている場合もあります。リフレッシュ休暇や結婚休暇、スポーツジムの優待など、生活の質を高める福利厚生を取り入れている企業もあります。また、企業によっては処方せん調剤負担金補助制度などもあるのが特徴です。

6. 病院薬剤師の福利厚生のチェックポイント

病院薬剤師の場合には、病院の規模と運営元を確認することが大切です。例えば国立病院や公立病院であれば、公務員という扱いになるため、それに準じた内容の福利厚生が整っていることになります。

また、民間の病院では診療費の補助や健診・人間ドック費用の補助、インフルエンザ予防接種費用の補助など、健康に関する内容が含まれていたり、他にも院内保育の施設が整っているなど、子育てをしながら働ける環境が整備されていたりします。

7. 派遣薬剤師の福利厚生のチェックポイント

さまざまな薬局に派遣されて働いている派遣薬剤師にも福利厚生があり、派遣元である派遣会社の福利厚生を受けることになります。福利厚生を充実させ、長く派遣会社で働いてほしいと考え、そこに力を入れている企業もあります。

ただし、派遣会社により内容に差があるため、それぞれの内容について事前に確認することをおすすめします。一般的な社会保険などの福利厚生のほかに、研修制度などを設け、学びの機会を提供している企業もあります。

8. ドラッグストアの福利厚生のチェックポイント

ドラッグストアは、土日営業や遅い時間まで営業しているイメージが強いと思いますが、自分の現在のライフスタイルや今後のライフステージに合わせて調整ができる福利厚生などをチェックするといいでしょう。

大手のチェーン薬局などでは福利厚生が手厚いところもあります。例えば、店舗で販売している商品を安く購入できる社員割引制度や、自分の薬代や家族の薬代まで補助してくれるサポート制度、ライフスタイルに合わせて勤務地を選べる制度もあります。

9.世の中には特徴的な福利厚生も?

企業によっては、独自の福利厚生をせってしている企業もあります。福利厚生は、金銭的な面だけでなく、余暇や娯楽といった生活に楽しみをあたえる要素もあり、例えば大手調剤薬局では保養施設をもっている企業もあります。これは従業員が休日に泊まりに行けるリゾートであり、レストランや温泉などのんびりと過ごせる空間が広がっています。

他にもテーマパークのチケットを安く買えたり、スパに無料で入れたりするなど、自分へのご褒美になりそうな福利厚生もあります。

10.まとめ

福利厚生には法律で決められている「法定福利厚生」と、企業が独自に用意をしている「法定外福利厚生」があります。内容も、住宅手当や通勤手当のように日頃の金銭面をサポートしてくれるものや、リフレッシュ休暇やテーマパークの割引のようにプライベートを充実させてくれるものなどさまざまです。

ご自身の生活を考え、ワークライフバランスを豊かにできる転職を成功させましょう。

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