製薬会社の志望動機の書き方とは?準備すべきことやポイント、例文についても紹介

製薬会社の志望動機の書き方とは?

製薬業界は人気の高い業界であるため、たとえ薬剤師免許を持っていても、就職・転職は狭き門となりがちです。その第一歩として、魅力的な応募書類が不可欠です。志望動機も「薬剤師としての知識があります」だけではなく、プラスアルファのアピールが欠かせません。

そこでここでは、製薬業界の概要と製薬会社の中で薬剤師が活躍できる職種について解説し、職種ごとの志望動機の書き方を例文付きで紹介します!志望する職種の特性と求められるスキルを把握し、採用担当者を惹きつける志望動機を書きましょう。

1.製薬業界とは

日本の製薬業界とは、医薬品を製造・販売する大小あわせて300社を超える会社からなる業界です。日本の医薬品業界の売上高は、医療用医薬品だけで過去最高の10兆9394億円(2022年)。新たな薬剤を開発するのに莫大な費用がかかることが特徴で、売上高に対する研究開発費比率は約10%にもおよびます(製造業平均は約4%)。

参照元:厚生労働省/日本製薬工業協会の政策提言

「社会に貢献できる」「安定している」というイメージを持たれやすい一方、新薬開発に9~17年もの年月と莫大なコストがかかることや、医療費の抑制を目的とした毎年薬価改訂の導入、後発医薬品の推進などもあり、個々の企業レベルでは変化の大きな業界といえるでしょう。

参照元:製薬協/1つのくすりを開発するのに、どれくらいの年月がかかりますか。

1-1.製薬会社も多様化している

厚生労働省では、日本製薬団体連合会に加盟している製薬企業を対象に、毎年「医薬品・医療機器産業実態調査」を行っています。
令和3年度の調査に応じた製薬会社は330社で、うち288社が国内資本、42社が外資系企業となっています。従業員数別では100人以下が114社、101~1000人未満が142社ともっとも多く、1000人以上は74社となっています。

内外資本別
内資企業 288社(87.3%)
外資企業 42社(12.7%)
従業員数別
100人以下 114社(34.6%)
101~1,000人未満 142社(43%)
1,000人以上 74社(22.4%)

これらの企業のうち約33%に相当する103社が主に医療用医薬品を製造販売しており、このうちの36社は主として後発医薬品を製造販売している企業です。

業界全体では堅調に推移しているように見える製薬業界ですが、2018年度の制度改革で薬価改定が毎年となり、国内製薬企業に対する投資意欲が低下、ひいては新薬開発のモチベーション低下につながるなど国内市場への打撃は大きなものとなっています。

一方で、国がシェア拡大を推進している後発医薬品は、2021年9月に交付された数量ベースで全体の79.24%を占めるまでに増加しました。また、国内向けの販売が伸び悩むなか、大手企業は海外で売り上げを伸ばすなど、業界全体の構図が大きく変わりつつあります。

近年存在感を増している外資系企業では、新型コロナ関連薬を追い風に大きく売り上げを伸ばした企業もあり、さらに注目度が高まっています。

参照元:政府統計の総合窓口/医薬品・医療機器産業実態調査
参照元:政府統計の総合窓口/医薬品産業実態調査 医薬品製造販売業の概要
参照元:政府統計の総合窓口/調査対象客体数及び回答数
参照元:厚生労働省/医薬品業界の概況について
参照元:厚生労働省/保険者別の後発医薬品の使用割合

1-2.製薬業界の現状や課題

日本の医薬品市場は国策として成長が抑制されているのに対して、世界市場は高齢化や経済成長を背景として、欧米や中国を中心に拡大しています。日本の製薬企業も海外展開を急いでおり、主力製品が特許切れとなる前に海外でのシェア拡大を図りたいところです。

このような市場環境から、製薬会社に転職を考える場合、「英語力」が強力な武器となることは間違いありません。

また、新型コロナウィルスによるパンデミックの経験から、世界中が医薬品の安定供給に対する危機感を高めました。デジタル技術を活用したバリューチェーンの改革、オンライン遠隔医療への対応など、製薬業界が取り組まなければならないDX課題は少なくありません。

創薬プロセスにおいても、ベンチャー企業との連携やAIによる新薬候補の検索など、革新的な手法による開発期間の短縮が急がれています。治験でもウェアラブルやIoTデバイスの導入が進んでおり、こうしたデジタル化に対応できるITスキルを身につけておけば、大きなアピールポイントとなるでしょう。

参照元:製薬協/国内主要製薬企業の海外売上高上位製商品の特徴

1-3.製薬会社における薬剤師の役割

薬剤師の資格を活かして活躍できる製薬会社の主な職種は以下のとおりです。

営業職

製薬会社の営業職。病院のドクターに医薬品の情報を届ける重要な役割。

研究職

薬剤候補を見つけ出し基礎研究を行います。創薬プロセスの最重要職。

開発職

新薬の効果と安全性を確認し上市へとつなげます。創薬プロセスの締めくくり。

管理薬剤師

製造された医薬品の管理を行います。製造~在庫のプロセスで重要な役割。

製薬会社にはそのほかにも、治験をモニタリングしてデータを収集するCRA(臨床開発モニター)、論文や文献などから医薬品の情報を収集するDI(学術職)、医学薬学のスペシャリストとして中立的な立場で医薬品の適正使用を提言するMSL(メディカル・サイエンス・リエゾン)やMA(メディカル・アフェアーズ)、総合職としてのマーケティング部門など、薬剤師に適した役割がたくさんあります。

それぞれの役割については以下のページをご参照ください。

2.製薬会社の志望動機を書く前の準備

製薬業界の概要と企業内で薬剤師が活躍できる職種を把握したら、志望動機に盛り込む情報を収集・整理しておきます。まとまりのない文章にならないように、志望動機を書く前にしっかり準備をしておくことが大切です。

2-1.スキルや資格の棚卸しをする

薬剤師として、また社会人として、これまでに身につけてきたスキルと、そのスキルによって得た経験を棚卸ししてストーリーにまとめておきます。薬剤師以外の資格についても、その資格を持っているというだけでなく、これまでの仕事にどう活かしてきたかをまとめておきましょう。

2-2.やりたい仕事内容や優先順位を明確化しておく

製薬会社で希望する職種や仕事の内容に優先順位をつけ、自分がその仕事を通じて会社にどう貢献できるのか、先例を調べるなどして自分のなかで明確にしておきましょう。

2-3.企業や市場の調査をしておく

同じ職種でも製薬会社によって業務内容や方向性には違いがあります。志望する企業の主力市場や注力している領域など、企業の概要と市場について把握しておきましょう。株主向けの決算資料を読んだり、転職エージェントの情報収集力を活用したりするなどして事前の調査をしっかりしておくことが重要です。

3.製薬会社の志望動機の書き方

製薬会社への就職・転職では、志望動機はどのように書くべきでしょうか。

「薬剤師としての知識・スキルを活かしたいからです」と書きたくなるところですが、それだけではほかの応募者と差別化できません。下記の手順を踏むことで、より説得力のある志望動機を書くことができます。

3-1.なぜ製薬業界なのかを明確にする

「なぜ製薬業界なのか?」薬剤師が製薬業界への転職を目指す場合、まず採用担当はこの点に着目します。医療業界でもチェーンストア業界でもなく、あえて製薬業界を選択する理由を明確にします。

「薬局で一人ひとりの患者さまと向き合うことも大切だが、新しい薬やより良い薬を世に出す仕事に携わることで、より多くの方の役に立ちたい、社会に貢献したい」という熱い想いを、「なぜそう思うようになったのか」という個人的なエピソードを絡めて、ストーリーにまとめます。

3-2.なぜその会社なのか言語化する

300社以上ある日本の製薬会社のなかで、「なぜその会社を志望するのか?」その理由を明確に語れなければ、どの会社も門戸を開いてはくれないでしょう。志望する会社の製品や開発パイプライン、理念などを確認して、魅力的に感じる点を探します。主力の領域・製品、製品数、経営方針、社風などに対し、なぜそれを魅力に感じるのか、それが自分のスキルとどのようにマッチするのかを掘り下げて、言語化しておく必要があります。

3-3.なぜその職種なのか求められているスキルを把握する

たとえば、営業職を志望するなら対人業務でのコミュニケーション能力、研究職ならば地道な基礎研究に没頭できる集中力と持続力、管理薬剤師ならば少しの変化も見逃さない洞察力や注意力など、それぞれの職種において求められるスキルが異なります。

まず、志望する職種がどのような業務で構成されているのか、そしてその業務にはどのようなスキルが求められるのかを把握します。そして、自分の持つスキルが志望する職種に求められるスキルと一致していることを、具体例をもとにアピールしてください。

3-4.入社後にどうなりたいか、どう活かせるかアピールする

なぜ製薬業界なのか?なぜその会社なのか?なぜその職種なのか?3つの「なぜ」に明快かつ具体的に答えられる理由を用意したら、自身が思い描くキャリアプランをロードマップで視覚化してみましょう。

ロードマップ化することで、転職理由となる3つの「なぜ」をスタートラインとして、入社後の自分がどうなりたいのか、現在のスキルをどう活かして会社に貢献できるのか、最終的にどのような人物像を目標としているのかを自然に自分の言葉で志望動機の骨子を書くことが可能となります。

さらに親しみやすさと説得力を表現するためにパーソナルなエピソードを交えながら、自身の想いを上手に伝えられるように志望動機を書いてみましょう。

4.製薬会社の志望動機の例文

製薬会社に入るためには、あなたの適性とスキル、そして熱意の伝わる志望動機が重要です。ここでは職種ごとに志望動機の例文を紹介します。

4-1.営業職

製薬業界の営業職は、その地域に根差し、医療機関に対して製品情報を提供する重要な役割を果たします。体力も求められる職種なので、エネルギーに満ちた志望動機を書きましょう。

4-1-1.MR

MR(メディカル・リプレゼンタティブ)は、製薬会社の営業職。ここ数年は減少傾向にあるものの、募集人数が多く、文系から志望する人も少なくないのが特徴です。「医療従事者との関係を築くコミュニケーション能力」「自社の製品を紹介するプレゼン能力」「自分で病院回りのスケジュールなどを調整する自己管理能力」が求められます。

(志望動機の例文)
病院薬剤師として5年間勤務しています。特に循環器の患者さまが多く、常に最新の医薬品情報をキャッチアップしています。そうした勉強の中で、ここ数年の治療の進歩を目の当たりにし、よりよい治療法の普及に関わりたいと考えるようになりました。貴社では循環器領域の薬剤を多く持っておられるので、これまで培ってきた知識をもとに貢献できると考えて志望しました。病院での勤務経験から、現場の医療従事者のニーズを汲んだ情報提供を心がけ、最良の治療選択肢を伝えることで多くの患者さまをサポートしたいと考えています。

4-1-2.MS

MS(マーケティング・スペシャリスト)は、医薬品卸会社の営業職。MRが医師への情報提供などを主目的にするのに対し、MSはさまざまな製薬会社から仕入れた製品を病院に提供し、価格交渉なども行います。そのため、「自分で病院回りのスケジュールなどを調整する自己管理能力」「多方面の関係者との利害調整能力」が求められます。

(志望動機の例文)
調剤薬局での実習中に、頻繁にMSの方が来ており、病院や患者さまにとってのベストは何なのかを考えながら提案しておられる様子に感銘を受けました。貴社は医薬品卸としてさまざまな製薬会社の製品を扱っておられるため、幅広い製品の中から偏ることなく、最良の選択肢を提案していけると考え、貴社を志望しました。薬剤師として学んだ専門性を活かし、医療従事者と製薬会社、患者さまの懸け橋になりたいと考えています。

詳細は以下のページをご覧ください。

4-2.研究職

研究職は新たな医薬品の探索や、そのための基礎研究を行う職種です。製薬会社の中でも特に就職難度が高いため、薬剤師としてのスキルだけでなく、プラスアルファのアピールが重要になってきます。長期にわたり新薬開発に携わるため、「答えのない課題を追究する好奇心・問題探索能力」「一つのプロジェクトに継続して打ち込む持続力」が求められます。

(志望動機の例文)
400床規模の病院に薬剤師として勤務し、NSTにもかかわらせて頂いておりました。薬学部在学時から物性の測定や化学実験が好きでしたが、勤務でさまざまな病態の患者さまとふれあううちに、よりよい薬の開発に携わりたいとの想いを抱くようになりました。なかでも勤務先の病院ではがんに苦しむ患者さまが多く、細分化が進むオンコロジー領域で新たな創薬にチャレンジしたいと強く願っております。
国内外でオンコロジー領域に絶対的な強みを持つ貴社で、薬剤師として現場で培ってきた薬剤に対する多くの気づきをもとに、自分自身の特性である粘り強さと集中力を存分に発揮した創薬研究に打ち込みたいと考えております。

4-3.開発職

開発職は地道な研究により生まれた新薬を、臨床試験(治験)にかけて安全性を調べる職種です。チームで治験に取り組むため、「一つのプロジェクトに継続して打ち込む持続力」のほか、その役割により「大規模なプロジェクトを管理する能力」「膨大なデータを取り扱う能力」などが求められます。

(志望動機の例文)
大病院の門前薬局で4年間勤務してきました。そこでさまざまな薬剤を取り扱う中、より先進的な知識を身につけて社会に貢献したいという思いを強くし、治験業界に魅力を感じるようになりました。祖父が長らくがんで闘病していたのを見てきたため、特にがん領域に多くの新薬パイプラインを持つ貴社を志望しました。薬剤師として培った患者さまや医療従事者とのコミュニケーション能力と責任感を生かし、患者さまへ一刻も早く新薬を届けるお手伝いをしたいと考えています。

4-4.管理薬剤師

製薬会社で働く管理薬剤師は、医薬品の管理が主な仕事です。本社や支社で勤務する場合は、医薬品の在庫管理のほか、DI(医薬品の情報管理)、学術、MRや医師への問い合わせ対応などを兼務することもあります。そのため「新しい知識を常に吸収する向上心」「膨大な情報を正確に伝える細やかさ」「臨機応変なクレーム対応能力」が求められます。

工場で勤務する場合は、製品の製造工程を監督し、品質管理に努めます。ほかのスタッフの監督、製造に関わる許可申請などの事務的な業務も多いでしょう。「製造工程に問題がないか探索し、解決する能力」「チームを円滑に動かすコミュニケーション能力」が求められます。

(志望動機の例文)
薬剤師として皮膚科クリニックの門前薬局で勤務していました。服薬指導では、同じ薬剤でも剤形やメーカーにより使用感や効果が異なるとの声を患者さまから聞くことがあり、その違いを常に意識して学んできました。そうした工夫に触れる中で、医薬品の製造に関わりたいと考えるようになり、貴社を志望しました。積極的な設備投資と厳格なスタッフ教育を行い、高品質の医薬品を製造することに注力しておられる貴社の工場において、私も薬剤師として実地で学んできた鋭敏な感覚を活かし、さらなる品質向上に貢献したいと考えています。

詳細は以下のページをご覧ください。

4-5.総合職

製薬会社にも、人事や総務などの間接部門があります。一般的な事務作業は派遣社員で賄っていることも多いですが、より専門性の高い職種では、薬剤師のスキルを活かすこともできます。たとえばマーケティング職は、薬剤師としての医薬品の知識をベースとして経験を積み、広告宣伝や経営などの知識・スキルもあわせて磨いていくことになります。

(志望動機の例文)
MRとして5年間勤務しています。製品のほかにない機能や魅力をプレゼンし、採用してもらえることに喜びを感じる中で、より視野を広げて製品のブランディングにチャレンジしたいと考えるようになりました。貴社では医薬品に加え、ヘルスケアに関わる幅広い製品ラインナップを揃えておられます。私もMRとして学んできた医薬品のPRスキルを活かし、貴社の製品の魅力アップに取り組んでいけたらと思っています。

5.志望動機を書く際に気をつけるべきポイント

次に、志望動機を書く際に気をつけるべきポイントについてご紹介します。履歴書の志望動機は300文字程度、1分間で読めるくらいの長さを目安にしましょう。

なぜその会社を選んだのか、その会社で何をしたいのか、入社後はどのような貢献ができるのか、をそれぞれ100字以内で伝えられるようにまとめます。長すぎると文章が複雑になるため、伝えたいポイントを絞って書くことが大切です。

5-1.待遇面を前面にだした志望理由は避ける

年収や勤務時間、勤務地など待遇面に魅力を感じたから、という志望動機を前面に出しすぎると、条件面にしか興味がないと思われてしまう可能性があります。

同様に、研修制度やキャリアアップ制度などについても、言及が過ぎると自分のことにしか興味がない、と思われてしまいます。くれぐれも条件面については触れすぎないように注意しましょう。

5-2.ネガティブな理由は書かない

退職した会社に対する不平不満や悪口ととられかねないネガティブな事柄は書いてはいけません。あくまでも「前職も悪くはなかったが貴社の方が自分のスキルが活かせる」といった前向きな方向で書き進めることが大事です。

また、「貴社で学ばせて頂きたく志望しました」というのも、謙虚に表現したつもりが「受動的」とネガティブに受けとられる可能性があります。「新たなことにチャレンジしたい」「新しいスキルを身につけていきたい」というようにポジティブな表現にするよう心がけましょう。

5-3.曖昧な理由・抽象的な理由ではなく具体的に

企業には経営理念やビジョン、社是など企業としてのアイデンティティを表現するスローガンがありますが、これらについて「共感したので」「感銘を受けました」といったような、抽象的な理由や明確な理由がない志望動機もやめておいた方が無難です。

もし、このような志望動機を書くのであれば、具体的にどの部分にどう共感や感銘を受けたのか、その共感や感銘をどのように仕事に反映させるのか、具体的に説明できるようにしておきましょう。

5-4.エピソードと志望理由には統一性を持たせる

「親族が長らく病気をしていたので製薬会社である貴社を志望しました」という表現では、エピソードと志望理由につながりが見出せません。

親族が長く病気⇒薬の重要性を認識⇒薬剤師を目指した⇒薬局勤務よりも、より良い薬の普及に魅力を感じて⇒製薬会社を志望した、というようにエピソードと志望理由に一貫したストーリーと統一性を持たせることが重要です。

6.英語スキルがあるとなお良い

製薬会社で働きたい場合、ビジネスレベル(TOEICなら700点以上)の英語力があると有利になります。最新の知見を得るために学術論文などを読み込んだり、製品に関する英語のレポートやメールを書いたりといった業務もこなせると心強いからです。なかには、海外学会への出席や海外企業との協業といった場面のある職種もあり、その場合はさらに高レベルの英語力を求められるでしょう。
志望する会社が外資か内資かに関係なく、ビジネスレベル以上の英語スキル・実務経験がある場合は、アピールに織り込んでおくことが大切です。

7.まとめ

薬剤師にとって製薬会社への転職は狭き門といえますが、決して不可能ではありません。多様化する製薬業界の現状を知り、製薬各社が指向する未来像に自分自身のキャリアプランを重ね合わせることで転職の道が開けるでしょう。

そのためには、スキルや資格など自分を客観的に評価し、入社後の「なりたい自分」を具体的に語れるよう入念な準備が必要です。しかし、製薬業界や志望する製薬会社の情報収集、書き上げた志望動機の出来栄えのチェックなど、自分ひとりではむずかしいと感じることもあるでしょう。そんなときは、あなたの転職を強力にサポートしてくれる転職エージェントへの相談をおすすめします。

この記事の著者

ライター

朝倉 哲也

資格の知見を活かして、サプリメントや健康食品に関する記事など、書籍や雑誌で執筆を行っている。

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