産休・育休明けの薬剤師は復職?転職?|働き方と求人特集を紹介

厚生労働省が公表している統計データによると、薬剤師の男女比率では女性が圧倒的に多く、平成28年度では男性約34%:女性約66%となっています。

ライフステージに大きな変化を迎えやすい女性は、薬剤師としてのキャリア形成においても、産休・育休を踏まえたプランを考えなければいけません。産休や育休に関する制度が整った職場であれば、子育てと両立しながらキャリアアップを図ることもできるでしょう。

一方で、妊娠や出産をきっかけに離職したり、復職を迷ったりして、キャリアを途絶えさせてしまう人がいるのも事実です。今回は、子育てと仕事の両立を考えた、産休明けの働き方についてお伝えします。

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1. 産休・育休について

キャリアプランを考える前に、まずは産休・育休制度の仕組みについて理解しておきましょう。

1-1. 産休(「産前休業および産後休業」)

産休とは、正式には「産前休業および産後休業」のことであり、労働基準法に基づいて「就業できない期間」として定められているものです。

雇用期間や雇用形態に関係なく、すべての人が取得することができ、通常は産前6週、産後8週が産休として認められます。また、胎児が双子の場合では、産前休業が通常より長く、14週と設定されています。

産後6週を経過し、医師が認めた場合は産後6週間経過後から勤務することも可能です。 産休中には給料の支払いはありませんが、健康保険に加入している人であれば、申請することによって給料の3分の2が出産手当金として毎月支払われます。(平成29年10月現在)

1-2. 育休(「育児休業」)

育休は正式には「育児休業」と呼ばれるもので、その名の通り育児のための休業期間です。子供が1歳になるまでの期間で取得できますが、1歳になる前に復帰することも可能です。

産休終了後に継続して育休となるため正確には1年間とはならず、産後休業である8週を除いた期間(約44週間)が育休として申請できます。

育休を取得するためには、1年以上の雇用期間があることや、子供が1歳になった以降にも継続して雇用されることが見込まれるなど、いくつかの条件を満たす必要があります。正社員として1年以上働いているのであれば、多くの場合、取得が制限されることはありません。

保育所への入所を希望していても空きがない場合や、子どもの養育が困難になる事情があるときには、子供が1歳6ヵ月になるまで育休を延長することができます。

さらに、平成29年10月の法改正によって、子供が1歳6ヵ月となっても事情の改善が見られない場合には、さらに期間延長が可能となり、最長で2歳まで育休が取得できるようになりました。現状は保育園の不足などによって待機児童が増加しており、育休を終えても復帰できない人が増えています。

また、雇用保険の被雇用者であれば、育休中には育児休業給付金の支払いを受けることができます。育休を取得してからの6ヵ月間は給料の67%、その後の期間においては50%が育児休業給付金として支払われます。(平成29年10月現在)

2. 産休・育休明けの働き方

産休・育休を取得できたとしても、その後の保育環境や家庭内の状況によって、同じ職場で働き続けるのが困難な場合もあります。そのまま、元の職場に復帰するのか、転職を考えるべきかを検討してみましょう。

2-1. 復帰がベストなケース

産休・育休明けの復帰がスムーズなのは、育児に対して職場の理解があり、子どもの預け先が確保できている場合です。薬剤師の人数が十分に確保されている職場なら、なお良いでしょう。

ただし、子育てとの両立は、おもわぬハプニングも起こります。復帰直後はフルタイムではなく、時短勤務から始めてみましょう。

福利厚生として明記されていない場合もありますが、時短勤務は「育児を行う労働者の所定労働時間の制限」という項目で育児・介護休業法に定められている事項であり、子供が3歳になるまでの期間で利用することが認められています。

企業によっては時短勤務できる期間を延長している場合もあり、なかには子供が小学校に入学するまでの長期にわたり、時短勤務を認めている企業も存在します。無理をして体調を崩してしまわないように、自分のペースを守れる働き方を心掛けましょう。

2-2. 転職を視野にいれたいケース

もし、元の職場に同じような境遇のママ薬剤師がおらず、子どもの急な発熱などでも融通が利かない環境であれば、転職を考えるのもひとつの手です。特に乳幼児期における育児の大変さは、経験者でなければ理解できない部分もあります。

表面的にはうまくいっているように見えても、内面で不満を募らせる同僚達がいれば、職場内の雰囲気が悪くなり、働きづらい環境を作ってしまいます。

また、残業や休日出勤が多かったり、自宅から職場までの距離が離れていたりする職場の場合は、物理的に両立が難しいと感じやすいかもしれません。時短勤務制度があったとしても、残業しなければ処理できないような職場であれば、制度を利用していないのと同じです。

子どものお迎えが毎回延長になってしまえば、その分、費用もかかり、同時に精神・肉体ともに負担がかかります。より良い環境で働ける職場探しを検討してみましょう。

3. 長期的なライフプランを踏まえて復帰か転職かを決めよう

産休・育休明けのキャリアは、長期的なライフプランを前提に考えることが大切です。時短勤務制度を利用したとしても、時短勤務の期間が終了したあとの生活まで考えた働き方を選ぶ必要があります。

例えば、子どもが3歳になる頃に時短勤務期間が終了したとしましょう。まだ親の手がに必要になることが多い年齢であり、すぐに元のように働けるとは限りません。

延長保育を利用するとしても、遅い時間のお迎えは親子ともストレスになる可能性があります。3歳以降はどうするのか、その後の生活を含めて想定していかなければいけません。

さらに、長期的な視点を持って「小1の壁」についても事前に対策を練る必要があります。保育園時代と比べ、親の手が離れる時間が圧倒的に少ない小学校では、仕事を継続することが困難になる人も多くいます。

子育て中にはさまざまな生活の変化があるものの、ここまでの将来を見越して、産休・育休後の進路を決めている人は少ないのではないでしょうか。2人目、3人目と子供の予定を考えているとしても、出産予定が漠然としている場合も同様です。

出産の度に復帰か転職かを悩まなければいけない状況に陥らないように、また、転職を繰り返してしまってキャリア形成がうまくいかない状況に陥らないように、長期的なライフプランを踏まえたうえで、復帰か転職かを考えてみましょう。

3-1. 一人ひとりのライフプランに寄り添う「マイナビ薬剤師」

自分一人でライフプランを踏まえてキャリア形成を考えるのが難しければ、転職のプロに相談してみるのも一つの手段です。マイナビ薬剤師」なら、一人ひとりのライフプランを考慮して適切なご提案をさせていただきます。

就職先の詳しい状況まで把握しているため、子育てに必要な条件までしっかりと確認できるのも魅力。例えば、同年代のママ薬剤師の在籍状況や時短勤務の活用状況など、自分だけでは調査できないことまで調べることが可能です。

一人で悩む前に、「マイナビ薬剤師」を活用し、子育てと両立できる働き方を探してみましょう。

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