薬剤師の仕事がつまらない…?つまらないと感じる理由と対処法について

薬剤師の仕事がつまらない…?つまらないと感じる理由と対処法について

憧れを抱き、国家資格を取得して働き始めた「薬剤師」という仕事。皆さんは、今の仕事に満足をしていますか?

楽しく働き始めた仕事であっても、仕事内容をつまらないと感じたり、平坦な毎日に飽きてしまったり、もっと自分のスキルを活かせる場所があるのではと不満を感じることもあります。

これは、一つのターニングポイントです。なぜ今の仕事をつまらないと感じてしまうのか、その理由と対処法について考えていきましょう。

1.薬剤師の仕事がつまらないと思ってしまう理由は?

「最近、仕事がつまらないな…、いや、そんなこと考えてはいけない」と、自分を責めてはいませんか?実は「つまらない」と感じるのには、理由があります。

その理由をしっかりと見極めることで、解決の糸口も見えてくるかも知れません。まずは、どうしてそう思ってしまうのか、その理由に着目してみましょう。

1-1. 職場環境の問題

大きな要因の一つは、今の「職場環境」です。たとえば、仕事内容が自分の求めている薬剤師の仕事と異なっていたり、給与が仕事量に対して見合っていなかったり、人間関係に疲弊したりすると、心の中に不満が生まれます。

不満は「つまらなさ」と直結する可能性が高く、職場への満足度に大きな影響を及ぼします。

他にも、勤務地までの距離やトラブルがあった際の職場の対応など、いろいろなことが積み重なっていきます。働き始めた当初は我慢できたことも我慢できなくなったり、働くことで初めて見えてきたりするものもあります。

1-2. 同じ作業の繰り返し

つまらないという感情の一つに「退屈」というものがあります。変化のない毎日は、一見穏やかに見えるものの刺激が少ないため、退屈に思いつまらなく感じてしまうという心のメカニズムです。

これは職場においても、同じことがいえます。とくに、調剤薬局などでは1日の流れが決まっている場合が多く、日々の業務が同じ作業の繰り返しになりがちです。

やりがいをもって働き始めた職場であっても、やりがいを感じにくくなってしまうこともしばしば。同じ作業が繰り返される職場ではメリハリを感じにくく、それをつまらないと感じてしまう方もいるようです。

1-3. スキルアップ・成長が望めない

薬剤師の資格をもつ人は向上心がある人が多い傾向にあります。それぞれ背景は違うものの、一般的に薬学を専攻できる大学は偏差値の高い大学も多く、国家試験をはじめ、さまざまな難関を突破してきているからです。

社会に出ると、目標を自分なりに立てて向き合っていかなくてはいけません。その中で、スキルアップができない・成長が望めないという状況に出会うと「今やっていることに意味はあるのだろうか」と考えてしまうケースがあります。

とくに薬剤師としてもっと力をつけていきたいと考える方にとっては、そこが叶わない職場で働いていると「つまらない」と感じてしまうようです。

1-4. 患者さんの対応でのトラブル

薬剤師の働く場所はさまざまあり、薬剤師だけで働くような職場もあれば、多職種と毎日連携する職場もあります。

たとえば、病院などにおいては医師や看護師と連携して患者対応をおこないます。その対応の中で、自分がトラブルを起こしてしまうということも、もちろんありますし、ときには自分の判断とは違うチームの判断として、トラブルが発生することも。「自分だけで対応できれば、こうはならなかったのに…」そのような思いから、もっと別の場所だったら…もっと別のチームだったら…と不満とつまらなさが生まれてしまうことがあります。

2.仕事がつまらないと感じたときの対処法

仕事がつまらないと感じてしまったとき、堪えるというのは良い方法ではありません。これは仕事に限らず、何事に対してもいえることです。気持ちのコントロールは難しいですが、対処法を知ることで道が開けることがあります。

それでは、一緒に対処法を考えていきましょう。

2-1. 薬剤師になった理由について振り返ってみる

振り返る余裕のないほど忙しい現場では、働くことだけで精一杯になり、自分を振り返ることが難しい場合があります。

つまらなさを感じたときも同じで、視野が狭くなり、嫌な部分にしか目がいかないことがあります。そのようなときに大切なのは、意識的に「初心を思い出す」という行動です。

なぜ薬剤師を目指したのか、なぜここの職場を選んだのか、なぜこの仕事を楽しいと思ったのか…その一つひとつが、自分をもう一度、奮い立たせる原動力になってくれます。

2-2. 自分で行動を起こしてみる

受け身に構えるばかりでなく、行動をしてみましょう。社会の中では、不満を抱いているからといって誰かが助けてくれるわけではありません。あなたの気持ちを職場の周りの人に伝えてみてはどうでしょうか。

現状を伝え、何を工夫したら改善できるのか、自分の考え方を変えることなのか、職場環境を変えることなのか、できる行動はたくさんあります。思いや考えを整理して自分ができることから積極的に始めてみましょう。

2.3. 休暇を取って一度リセットしてみる

「仕事がつまらない」と感じてからの毎日は、その気持ちが重くのしかかり、不満が煮詰まってしまうこともあります。そうなってしまうと、他の発想に切り替えようとしても、自分ではなかなかできないもの。

そのようなときには、一度気持ちをリセットすることが大切です。休暇を取り、仕事から少し離れることをおすすめします。気持ちをリフレッシュすることで、新たな気持ちで仕事と向き合うことができたり、今の仕事の面白さを再発見したりすることに繋がります。

2-4. 別の職種や職場と比較してみる

対処法の一つに「比較」という方法があります。比較をすることで、今やっている仕事の魅力に気がつけることもありますし、不満に思っていたポイントが他の職場でも変わらないことに気づく場合もあります。

その際に注意しなければならないことは、視野を広くして自分を見つめることです。現状を不満に思っていると、視野が狭くなり、「隣の芝生は青い」という言葉もあるように、別の職種や職場の良いところばかり見えてしまう可能性もあります。そのようなときは、冷静に比較をするのが難しくなるので、他の対処法を試してみるようにしましょう。

3.仕事のやりがいを感じるときっていつ?

仕事のやりがいを感じるときっていつ?

仕事のやりがいは人それぞれ違いますが、どこかで「やりがい」というものを感じているはずです。それが日々の中で流れてしまっている場合もありますし、自分で気がつけていないこともあります。

ここでは、人との関わりから生まれるやりがいをご紹介します。皆さんもぜひ、ご自身の日々の業務を振り返ってみてください。

3-1. 医療貢献・チーム貢献ができたとき

一人でおこなう業務よりも、人との関わりの中で人は「やりがい」を感じやすいといわれています。とくに病院では多職種とチームを組み、仕事をします。そのときに、自分自身が役に立った、貢献できた、と思えるとやりがいを感じることが多いです。それは、仕事を認めてもらえた、自分自身が認めてもらえたという状態です。

病院などのチームはもちろん、薬局やドラッグストア、企業に勤める薬剤師であったとしても、自分自身の専門である薬剤師の業務が一緒に働くチームの中で貢献できたと感じられたとき、やりがいを見出すことができるでしょう。

3-2. 患者さんの役に立てたとき

性別を問わず、感謝をされたときに、やりがいを感じる方がもっとも多いといわれています。

薬剤師としての仕事が感謝されるときはどんなときでしょうか?病院や薬局では、患者さんと直接コミュニケーションを取る機会があります。その中で、患者さんの笑顔が見られたり、感謝の言葉があったり、頼りにされたりする場面もあります。

自分の仕事の成果として、患者さんに良い影響をもたらすことができたと感じられたとき、やりがいを感じる人は多いでしょう。それとともに、だから薬剤師になろうと思ったのだったと初心を思い出す方もいるかも知れません。

4.現状を変えるには転職も視野に入れてみよう

現状の変え方として、さまざまな対処法をご紹介しましたが、職場環境を変えるために「転職」を考えるのも、一つの方法です。

人の気持ちは変化するものです。入社当初、ずっとここで働きたいと思った場所であっても、「新しいチャレンジをしたい」「もっと自分に合った職場があるはずだ」と、働いてきたからこそ生まれる感情もあります。

ただ、ここで注意が必要なのは、しっかりした準備もせず、むやみに転職をしてはいけないということです。十分な下調べや転職先が自分の希望とあっているのかを慎重に見極めていくことが必要になります。

働きながら、そこまで頑張れるだろうか…という方におすすめなのは、「転職エージェント」です。マイナビ薬剤師に登録し、職場に求める自分なりの条件を考えていくことで、自分にピッタリ合う転職先を探すことができます。豊富な口コミ情報や専門的な知識を有するキャリアアドバイザーが失敗しない職場選びをサポートします。

まずは視野を広げて前向きに仕事を捉える一つのきっかけとして、1分で完了する無料転職サポートへのお申し込みをすることをおすすめします。登録完了後に薬剤師選任のキャリアアドバイザーがご希望の条件をしっかり伺うので、あなたにピッタリの職場と出会えるかもしれませんよ。

5.まとめ

薬剤師の転職ならマイナビ薬剤師におまかせください
「薬剤師の仕事がつまらない…」と感じたあなたは、一つのターニングポイントを迎えています。そう感じてしまう原因を考え、自分の考え方を変えたり、今の職場環境を変えたりと自分と向き合ってみましょう。

それでも心境が変わらなければ転職という新たなチャレンジをするのもおすすめです。転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが親身なって、あなたの薬剤師人生を応援します!

 

この記事の著者

ライター

小川 優

保健医療関係の資格、職務経験、知識をもとに、テレビやラジオだけでなく、Webライティングなどを通して多くの方に積極的に情報を発信。
Webライティングでは医療情報サイトを中心に、栄養や疾患など幅広く健康に関する記事を執筆。

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