サイト内の現在位置

芙蓉堂グループは現在、埼玉・東京にて調剤薬局を合計6店舗展開しています。(2017年1月現在)在宅への取り組みは10年以上前より着手しており、当初は薬の無料配達から始まり、現在は個人宅や有料老人ホーム、グループホームなど様々なところへ訪問服薬指導を行っています。特に施設では医師との往診同行を実施することにより、処方提案、薬学的見地による評価・生活上のアドバイスなどを行い、調剤薬局では普段経験できない臨床経験を積み上げられる絶好の場と捉えています。一方で外来対応にも力を入れており、投薬だけでなく健康相談や栄養相談を行うほか、2017年春には地域住民のコミュニティの場となる健康サロンもオープン予定です。超高齢化社会に向けて意欲的な試みを次々と挑戦する勢いのある企業です。芙蓉堂株式会社は設立してもうすぐ6年ですが、有限会社芙蓉堂薬局は先代から引き継いだもので、もうすぐ35年目を迎える地域に根付いた薬局。信頼と歴史がありながらも、フレッシュな会社で現場の意見を柔軟に取り入れる社風が魅力。業務改革はもちろん働き方にも極力ワークライフバランスを尊重しながら、働いてもらいたいという会社の思いがあるので、自分らしく働けます。

在宅も外来もセルフメディケーションも。医療人として、『すべては患者様のために』


在宅医療のニーズに応え続けた結果、店舗網が広がる
貴社の調剤薬局は埼玉、東京、神奈川と広域にわたっていますね。

スタートは埼玉県蓮田市の母が経営していた個人薬局(現・芙蓉堂薬局本店)です。来局される患者様にご高齢の方が増え、少しでも早く帰って休んでもらいたい、患者様やそのご家族の負担を減らしたいという思いから薬の無料配達を始めました。また同じ頃、近隣の大学病院が院外処方に切り替わるのも重なって、配達件数が増加しました。私は患者様が来店するのをただ待つのは性に合わないので(笑)、フットワークを軽くして積極的に出向いていましたね。それが原点になっており、今の在宅業務にとても役立っています。こうした活動を継続した結果、在宅医療に力を入れる医師やケアマネともパイプができ、個人宅、施設のお仕事が充実してきました。また施設の法人が新しい施設を他のエリアで開設する時や患者様や医師やケアマネなどから声がかかるようになりました。最初は拠点のある蓮田から遠方までお届けしていましたが、ニーズの高いエリアには拠点を置いた方が効率的と考え、広域にわたり店舗を少しずつ増やしていきました。今後は千葉・都心・埼玉エリアでの出店を検討しています。

在宅医療の充実にともない規模が拡大していったのですね。

ビジネスとして店舗を拡大するという発想はあまりないんです。高齢化社会が深刻化する2025年問題に向けて時代のニーズを先取りして、在宅医療難民が生じないように今のうちから受け皿を作らなくてはという考えは当初からありましたが、何よりも『患者ファースト』を意識しているうちに、自然とそうなったという感じです。私たちの企業理念は『全ては患者様のために』です。しかし医師や看護師に比べて、『人の死』に直面する機会が極端に少なく、考え方がいささか甘いという反省が私自身にありました。そういうこともあり往診同行を始めて、臨床経験を積み、医師の右腕左腕となれるような薬剤師を育てたい、在宅医療、地域医療によりハイレベルに貢献したいと考えています。往診同行の大きな成果は実際の所見や検査データを前に、なぜ医師はこの薬を処方するに至ったのかなど臨床の経験を積み上げられることです。その経験は薬剤師にとって、とても大きな成長の糧になりますし、これからより在宅医療のニーズが高まる中で、医師に代わって薬剤師がその臨床経験を活かして活躍できる場が出てくると考えています。

 

現在は中途採用がメインで、人材教育には特に力を入れている。認定薬剤師の取得を支援しているほか、マナー講習など外部研修も近々導入予定だ。将来は幹部として当社を担う人材を育てていく。
心から『患者様のために』と思える人が成長できる環境です。
質の高い薬剤師を育て、在宅医療を充実するだけでなく、他にも力を入れるということですか。

はい。病院完結型から地域完結型の医療へシフトされる昨今、在宅医療が推進されていますが、それと併せて求められるのが疾病予防・健康増進、いわゆるセルフメディケーションです。その試みの一つとして、当社で今春に『芙蓉堂 健康サロン』が芙蓉堂薬局本店の隣にオープンします。ここでは調剤は一切行わず、OTC薬やサプリメント、介護用品などの物品販売はもとより、医療や介護、理学療法士などその道のプロを招いて、定期的に地域住民を対象としたセミナーなども開催する予定です。歯科医による歯や嚥下機能維持についてや、シューズフィッターによる正しい靴の選び方など健康長寿にまつわることをテーマに企画していきたいと考えています。もちろん社内での薬剤師の勉強会や、地域の医療・介護に携わる方々が交流したり、勉強したりできる場にしたいと考えています。さらに機材を入れて健康チェックや、血糖値や骨密度などを測定し、健康相談、栄養相談、介護相談なども行う予定です。地域の‘健康ふれあいの場’として、当社の柱にしていきたいですね。私たちは病気になる前の段階から地域住民の健康を支え、加齢とともに疾患が生じて、最期を自宅で迎えるまで、責任をもって関われる薬局を築いていきたいと考えています。

最後に求める人材を教えてください。

やはり患者様の立場になって、『患者様のために何かしてあげたい』と心から思える人が一番です。そのベースとやる気さえあれば、経験年数や専門性は問いません。在宅医療に関しても、『皆で一緒により良い形を考える』のが私たちのスタンスです。最近は施設だけでなく、個人宅の往診同行も始めており、当社らしい在宅医療の在り方を一緒に考えていきたいです。もちろん在宅医療だけでなく、調剤や健康相談など外来においても、スタッフからの工夫や提案は『まずやってみよう』という柔軟な社風があります。患者様目線に立った、これからの時代に求められる薬局、薬剤師の在り方を一緒に追求し、作り上げていくという私たちの理念に共感してくださる方をお待ちしています。

卒業後、家業の薬局に勤めたが、『先代が地道に培い、築き上げた信頼と安心を、若さを活かして自分は何ができるか?』という思いが、宗像社長の原動力となった。 在宅からセルフメディケーションまで斬新な発想と行動力で次々と道を切り拓いている。

医療者として、管理者として成長。幅広い可能性が追求できる会社です

往診同行を通して医療行為に触れることは、薬剤師の大きな糧になります
転職の理由を教えてください。

以前勤めていた調剤薬局は1店舗のみで外来しか行っていなかったので、5年ほど経つと仕事にマンネリ感を抱くようになりました。そんな時、当社の社長とある集まりで出会い、「一緒にやろう」と誘っていただきました。遠方の患者様にも薬を配達するなど機動力の高さがすごく新鮮でしたし、薬剤師としての幅を広げたいという思いも強かったので入社を決めました。

千田さんは在宅医療が専門ですか。

最初は店舗薬剤師と兼務していましたが、今は在宅、それも施設在宅がメインです。当社が早くから取り組んでいる、施設の往診同行もかなり経験しました。これは薬剤師としてとても糧になる経験です。最も大きいのは医療行為が見れること。施設の患者様の状態を見て医師が薬を処方する過程をつぶさに見られるので、疾患に応じた処方意図がしっかり理解できるようになりました。時には「どういう薬がいいかな」と処方提案を求められることもあり、その場で答えられるよう、さらに勉強するようになりました。提案した薬が患者様に効果があることはもちろん、副作用のリスクなど、自分の提案したものに責任を持たなければならないという思いは、緊張感とともに計り知れないスキルアップにつながります。

現在、埼玉県蓮田・東京都足立区・多摩センターを拠点として施設在宅の拡充に努めるほか、最近ではケアマネージャーから個人宅の服薬指導を依頼されることも。スーパーバイザーとして、また熟練の在宅薬剤師として日々駆け回っている。
フットワーク抜群の会社で、さまざまな経験を積んでいます
スーパーバイザーとしてどんなお仕事をされていますか。

スーパーバイザーというのはいわゆるエリアマネージャーで、現在は埼玉県蓮田市の3店舗と多摩センター店の合計4店舗を担当しています。在宅医療の統括責任者として受け持ち施設の状況を確認したり、個人宅など新規の相談に対応するほか、店舗で働く人のマネージメントが主な業務です。ただスーパーバイザーは新しく設けた役職で、私も就任から日が浅いこともあり、スタッフ管理はまだまだ課題があると感じています。一人ひとりのスキルをしっかりと把握して効果的な配置を行いながら、患者様の求めるものを的確に提供していきたいというのが当面の目標です。

貴社の魅力は何でしょうか。

やはり機動力と行動力があるところです。在宅を中心に店舗網がこれだけ広域にまたがったのも、患者様や医師、施設の求めに応じてフットワーク軽く活動していたからです。またOTCをメインとする画期的な新店の計画など、社長のアクションが素早いのでこちらもワクワクしますね(笑)。薬剤師として働くなかで感じる魅力としては、医療行為を通して、薬剤師の役割についての自覚が高まること。薬をただ渡すだけではなく、医療人として成長しなければならないと実感します。薬剤師としてさまざまな経験を積める環境だから、今の仕事に行き詰まりを感じているという理由でも構いません、ぜひ当社で自分自身の可能性を広げるチャンスを活かしてください。

「薬剤師一人ひとりに負荷がかからないよう、かつ患者様のニーズに応えられるよう、薬局長とは密に連携を図っています」と千田さん。一人ひとりの顔が見える規模だからコミュニケーションも円滑だ。

「やりたい」と思う改革をどんどん進められる職場です

在宅は思ったよりハードルが高くなく、勉強になる業務です
入社理由を教えてください。

多摩センター店は当社の中で新しい薬局なので、薬剤の管理やシステムがまだまだ整備されていませんでした。だからこそ、これまで薬歴の充実や添付文書の読み方、若手の人材育成などに携わった私の経験が活かせるのではないかと思いました。また、私は子育て中なのですが、「業務と家庭の都合のバランスを取りながら、業務に支障のない範囲でシフト調整しながら働いていい」」という社長の理解があったのも決め手です。今は基本的に17時までの勤務です。

毎日の仕事ぶりはどんな感じですか。

多摩センターは施設在宅がメインなので、毎日施設から送られてくる処方箋に対応します。急ぎの臨時薬はお届けして、それ以外は数日後にお渡しできるよう、調剤・監査とセットを行います。また往診同行にも参加しています。往診同行は初めてで、最初は「専門的な薬学的知識が必要ではないか」と不安でしたが、実際に行ってみると、思ったより難しいものではありませんでした(笑)。何より医師が診察してどういう判断をするのか、そばで見られるのは非常に勉強になります。褥瘡の治療を見ることもよくあり、薬剤師として貴重な臨床経験ができます。

「子どもの成長をしっかり見守るとともに自分も薬剤師として成長することが目標。幅広く自身の力を試したい方には、当社は自信を持ってお勧めできます」と語る。
力を合わせて、在宅の見本となる薬局を創りあげたい
管理者としてはどのような業務をされていますか。

在庫管理や従業員のシフト管理のほか、患者様からの処方の問い合わせに対応しています。特に薬の配置は改善すべき課題だったので、外用薬を種類別に見やすく並べたり、社長にお願いして散剤の分包機を導入したりと、整理・活用の仕方を徹底的に工夫しました。これにより調剤のスピードはかなり上がりました。発注に関しても無駄なオーダーを見直し、誰が発注を行っても同一の金額になるようにルールを設定しました。私の取り組みにより、薬局内が働きやすい環境になり、なおかつ効率化と経費削減が実現できる手応えがやりがいです。社長からは「ある程度、裁量を持った中で活躍してほしい」と言われていましたが、まさかこんなに裁量が大きいとは嬉しい驚きでした。

実力のある人に多くを任せる会社ですね。今後の目標は何ですか。

かかりつけ薬剤師の制度がスタートし、またニーズも高まっているので、今後はそれに伴った対応も求められます。また施設調剤だけでなく今後は在宅にも力を入れますが、そのためには人材が必要です。人をしっかり教育し、働く環境を整備して、「在宅の見本となる薬局を創りあげる」というのが、今の大きな目標です。当社は制度がまだ固まっていない組織だからこそ、柔軟に現場の意見を聞いてくれますし、育児との両立など、一人ひとりの働き方に関しても真剣に向き合ってくれます。やりがいのある仕事をしたい子育て中の薬剤師の方にもぴったりですよ。

今後は認定薬剤師にも力を入れる方針で研修の受講料などは全面的に会社が支援。かかりつけ薬剤師の育成も視野に入れている。大手調剤薬局で人材育成に関わった大森さんの力がますます発揮される。

芙蓉堂グループ(有限会社芙蓉堂薬局、芙蓉堂株式会社)

設立 2011年2月3日
所在地 東京都足立区東伊興1-2-6
店舗展開 6店舗(埼玉県3店舗、東京都3店舗)
企業の特色 ■同社は2011年に有限会社芙蓉堂薬局を株式会社芙蓉堂として再スタートさせました。
有限会社芙蓉堂薬局は30年以上も前から埼玉県蓮田市内で薬局を経営しています。
患者さまも昔から馴染みの方が多く、非常にアットホームな雰囲気で営業を行っています。
■一包化や処方箋の一時預かり、個人、施設向けの在宅医療も積極的に行うなど、地域のニーズに応えたサービスを展開しています。
■電子薬歴を導入し、業務の効率化を図り、患者さまをお待たせしないことをモットーとしています。
■今後、在宅医療を含め、業務拡大を試みる成長企業です。
従業員数 70人(内薬剤師25人、正社員12人)

※2017年1月現在