「情報収集」のための登録が人生の大きな転機に
Nさんのご登録は2017年7月。とても忙しい方だったので、ご本人のご希望により終始メールでのやり取りが中心でした。登録当時、中規模の調剤薬局チェーンでエリアマネージャーをしておられたのですが、週6~7日出勤や終電近くまでの残業は当たり前、という激務。ただし、仕事が忙しいことそのものよりも、仕事の内容と年収が見合っていないという点に不満に感じているとのことでした。また、エリアマネージャーという仕事にはやりがいを感じているため、不満がありつつも転職に対するモチベーションは低く、「今よりいいところがあれば」という感じでした。
求人情報はまさに「縁」
大学卒業後に企業(MR)に勤めた経験があり、現在は6店舗を束ねる敏腕エリアマネージャー。メールも簡潔かつ分かりやすい内容でレスポンスも早く、電話の応対も穏やかで誠実。まさに非の打ちどころのない優秀な人材ですが、いくらハイスペックでも年収770万円を超える年収となるとかなり絞られてきます。しかし、ちょうどその時、当社主催の勉強会に来ておられたある企業が、Nさんのような人材を探しているという情報が飛び込んできました。そこでNさんに「急いでいないとのお話でしたが、今、ちょうどこういう求人があります」と打診。すぐに「そんな会社があるならぜひ受けてみたい」という返信がありました。
面接で代表と意気投合。即採用に
紹介したのは、関東で60店舗ほどを展開する中堅企業のA社。創業10年目でベンチャースピリッツに溢れ、革新的なビジネスを実践して急成長している会社です。話を聞いた時点で「Nさんと代表はウマが合いそうだな」と確信していたため、面接に代表も同席していただけるようにお願いしました。
予想通り、Nさんと代表は面接で意気投合。和気あいあいと今後の薬局経営について熱く語り、その場で代表から「将来的には経営陣の一人として迎えたい」という強いアプローチを受けました。Nさんも「この会社なら一緒につくりあげながら成長していくというやりがいがある」と乗り気に。とりわけこれからは教育が大切だという点で意見が一致し、入社後は管理薬剤師として現場の仕事をしながら、教育システムの確立などを担当されるということでした。
転職によって表情も明るく
退職交渉もスムーズに進み、現在は引き継ぎを行っているというNさん。ご登録いただいた当時は現状に不満を感じながらも「今(の会社)以上のところはなかなかないだろう」と諦めた様子でした。しかし、面接でA社の代表と話した後は「1日も早く新しい会社で働きたい」と生き生きした表情になっていたのが印象的でした。
また、Nさんからの難しい質問に回答するため、データを調べなおしたり企業担当者に確認するという場面も多く、私自身、アドバイザーとしてまだまだ勉強が必要だなと痛感すると同時に、ハイスペックな求人にもしっかり対応できると確信できた案件でした。
転職活動にかかった期間
