最新版！全国の薬剤師年収ランキング

秋田県で働く薬剤師の平均年収と転職のポイント

全国の薬剤師の年収を、年代・性別・都道府県別で比較しました。

更新日：2023 年 06 月 13 日

秋田県は、令和2（2020）年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況によると、人口10万対薬剤師数では全国28位（184.9人）と全国平均（198.7人）を下回っています。しかし、令和3年度衛生行政報告例の概況によると人口10万対薬局数は全国12位（55.6施設）と、全国平均（49.2施設）を上回るエリアとなっています。

そんな秋田県の薬剤師の年収は、全国と比べて高いのか低いのか？年収アップを狙って転職するためにはどのような求人を選べばよいのか？など、具体的なデータを用いて、秋田県の薬剤師の平均年収や、転職のポイントを紹介します。

秋田県の薬剤師の平均年収は 591.0万円

秋田県で働く薬剤師の平均年収を知ろう

2023年公表のデータを見ると、秋田県で働く薬剤師の平均年収は591.0万円で、全国ランキングでは17位です。

	平均年収	平均年齢	月間勤務時間
全国	583.4万円	41.1歳	173時間
秋田県	591.0万円	43.4歳	179時間

データ出典元：政府統計の総合窓口 e-Stat
賃金構造基本統計調査/賃金構造基本統計調査/令和4年賃金構造基本統計調査/一般労働者/都道府県別より
※平均年収：上記資料、薬剤師の「きまって支給する現金給与額」×12（ヵ月）＋「年間賞与その他特別給与額」にて算出
※月間勤務時間：上記資料、薬剤師の「所定内実労働時間数」＋「超過実労働時間数」にて算出

全国の薬剤師平均年収が583.4万円なのに対し、秋田県の薬剤師平均年収は591.0万円と、7.6万円高い結果でした。

全国の平均年齢が41.1歳で、秋田県の平均年齢は43.4歳であり、月間勤務時間は全国平均と比べて6時間多いことがわかりました。

あなたの年収が秋田県の薬剤師の平均年収と比べて低いようでしたら、今より年収がアップするチャンスかもしれません。

秋田県における全国・近隣県の比較

秋田県の人口10万人当たりの薬剤師数は、近隣県と比較するとやや高い数値となっていますが、全国平均を下回っています。それに対して、薬局数は全国平均や近隣県よりも比較的多く、慢性的に薬剤師の人材が不足している状況です。県内に薬学を学べる大学がなく、人材の確保が課題となっています。

2020年度　人口10万対薬剤師数（全国・近隣との比較）
	薬剤師数
全国平均	198.7名
秋田県	184.9名
青森県	161.3名
岩手県	178.3名
宮城県	194.4名
山形県	167.7名

薬剤師数：厚生労働省　令和2（2020）年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況より、薬局・医療施設の従事者（人口10万対）

2020年度　秋田県の従業地別薬剤師数TOP3
	薬剤師数
秋田市	890名
横手市	178名
大仙市	168名

薬剤師数：厚生労働省　令和2（2020）年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況
第63表　薬剤師数，従業地による二次医療圏、市区町村、業務の種別より市町村別薬剤師の総数

2021年度　人口10万対薬局数（全国・近隣との比較）
	薬局数
全国平均	49.2件
秋田県	55.6件
青森県	50.8件
岩手県	52.5件
宮城県	51.8件
山形県	56.1件

データ出典元：厚生労働省　令和3年度衛生行政報告例の概況より、都道府県別に見た薬局数（人口10万対）

秋田県では、薬剤師を含めた医療従事者確保に向けて、秋田県医療勤務環境改善支援センターを設け、勤務環境の改善に向けて取り組む医療機関に専門のアドバイザー（医療労務管理アドバイザー・医業経営アドバイザー）を派遣するなどの支援をしています。

秋田県で転職を成功させるポイント

転職の希望条件を明確にし、満足いく転職に

秋田県で転職を成功させるためには、自分が優先したい希望条件を明確にすることです。
年収なのか、秋田県内の勤務地なのか、勤務時間、休日・残業の有無なのかなど、人によって優先したい条件は違うでしょう。希望する条件をあれも、これもと欲張っていると、本来の転職の目的がぼやけてしまいます。

ここでいう条件を明確にするということは、自分の転職理由を明確にすることです。転職することで何を得たいかをよく考えてみましょう。

また、マイナビ薬剤師でも秋田県の求人をご覧いただけます。
豊富な求人数の中からご紹介できますので、転職の選択肢も大きく広がるはずです。
秋田県の薬剤師求人一覧はこちら

ワーク・ライフ・バランスを重視したい人にも転職のチャンス

女性の薬剤師は、結婚や出産、子育てなどライフステージの変化で、自分が希望する条件も大きく変わります。
最近は、パート勤務や時短勤務での復職を歓迎するなど、女性薬剤師が働きやすい環境づくりに力を入れている企業が増えてきています。

今は、子育て中でパートでしか働けないけれど、ゆくゆくは正社員で働きたい。
など、パートから正社員への登用という道もあります。

秋田県では、女性の能力が活かせる環境があり、男女ともに働きやすい職場づくりがされている事業所を「秋田県女性の活躍推進企業」として表彰しています。

スキルや経験、資格を活かしてキャリアアップ！

コミュニケーションスキルが高い薬剤師は重宝されます

2016年より開始された「かかりつけ薬剤師」制度の需要も高まっており、企業側にとって、コミュニケーションスキルが高い薬剤師は喜ばれます。
処方箋を出した医師、薬を必要としている患者さんとのコミュニケーションをうまくとることで、薬剤師の資格を十分に活かせるといえます。
薬の飲み方や効果、副作用などの説明を分かりやすく伝えることが、信頼を得ることにもつながるため、薬剤師としてのスキルに加え、コミュニケーションスキルを磨くことをおすすめします。