個人インタビュー

個人インタビュー

伸和株式会社

米山 督則
米山 督則さん 代表取締役

金融機関を経て大手調剤薬局の管理部門で経営に携わった後、1989年伸和株式会社を設立。一般社団法人日本保険薬局協会(NPhA)の会員企業として活動するなど、今後の調剤薬局のあり方を見すえて広い視野で薬局経営に取り組んでいる。趣味はゴルフ、登山、釣りなど多彩。

働きやすさと意欲の向上に向けて、さまざまな形で利益を還元

御社の特色は何でしょうか。

御社の特色は何でしょうか。

地域に密着する調剤薬局として、患者さんの待ち時間短縮やお薬の無料配達、最先端のITシステム導入によるリスク管理など、「患者さんのために当たり前のこと」を着実に遂行してきました。際立った特色と言えるものはないかもしれませんが、一つひとつのこうした取り組みが実を結び、いま経営はきわめて順調です。マクロでは無借金体質で、内部留保もかなりあることから、社員のために様々な還元をしています。

具体的にはどのような還元ですか。

1つは店舗ごとの達成賞です。ジェネリック医薬品の推進やお薬手帳の利用促進、在宅医療の取り組み、研修の参加、メインの医療機関からの処方箋応需枚数といった各項目を設けて、獲得した点数に応じて薬局ごとにインセンティブを支給しています。多い店舗では月50万円を越えるところもあります。使い道は自由で、皆で食事に行ったりしているようですが、薬剤師、事務職を問わず店舗の全社員が対象なので、店舗の一体感やチームワークも高まります。そのほか、がん・脳ドッグ健診の受診補助制度や、財形貯蓄・個人年金の積立額に応じて特別奨励金を毎年支給するなど、資産運用を始めとした物心両面にわたり様々にサポートしています。また、業績に応じて管理薬剤師をはじめとする、役職者にはよりインパクトのある利益還元も進めようと考えています。

認定薬剤師は8割超。調剤薬局の趨勢にいち早く対応します

福利厚生がかなり充実していますね。

福利厚生がかなり充実していますね。

やはり「企業は人なり」なので、社員の質を向上するのが患者さんに貢献する最善の方法です。とくに薬剤師については質向上への期待が高く、福利厚生の充実はそのための一助という面も。会社として利益が出れば決算賞与として年収にプラスオンされますが、それを貰うには認定薬剤師であることが必須条件です。もちろん認定薬剤師の研修は厚く支援していて、現在ではパートも含めて9割近くが認定を取っています。さらに2018年度から認定薬剤師制度を主催する団体が、新しく達成度試験(薬剤師生涯学習達成度確認試験)を始めましたが、当社でもさっそく数名の薬剤師が第1回試験に挑戦し合格しました。このように薬事行政にいち早く対応しつつ、時代の要請に応える質の高い薬剤師を育成してまいります。

最後に求める人材をお聞かせください。

当社では、店舗薬剤師としてスペシャリストを目指すも可、一方で子会社を増やしそのトップに就く道もあるなど、幅広いキャリアパスがあります。資質として共通するのは向学心旺盛で、社会人としての常識をきちんと備えている人でしょうか。今後もさらに研修と福利厚生を充実させて、「選ばれる会社」になりますので、ぜひ当社のことを知っていただきたいと思います。

個人インタビュー

伸和株式会社

設立
1989年7月1日
所在地
神奈川県相模原市南区東林間4丁目9番6号 伸和ビル2F
従業員数
202人(内 薬剤師120人、正社員55人) ※2019年7月時点
企業の特色
企業は人なり-。の通り、社員が健康で働きやすい職場を目指している。 薬剤師が薬剤師として力を注げるよう、ITを進めている。
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