NTTのグループ会社/急性期・希少疾患に強いSMOに成長!
株式会社クリニカルサポート
大学病院や総合病院に勤務後、創業者とクリニカルサポートを設立。2019年、同社代表取締役社長に就任。趣味は料理で、なかでも梅料理や発酵食品をよく作る。
NTTのグループ会社として設立されたSMO(治験施設支援機関)
橋本さんはクリニカルサポートの創業メンバーだそうですね。
当社はNTTの社内ベンチャー制度を利用して、2000年7月に設立されたSMO(治験施設支援機関)です。当時、私はNTT東日本関東病院の薬剤部に在籍。当社の設立を提案した上司に声をかけていただき、一緒に当社の運営に携わることになりました。NTT東日本関東病院は、血液内科の領域で知られていますが、会社設立後、私がCRC(治験コーディネーター)として最初に担当したのが同院の「白血病治療薬」です。その後、この治療薬は日本初の分子標的治療薬として承認を受け、今では白血病に苦しむ数多くの患者さんの薬物治療に用いられています。
新薬誕生に一役買ってきたのですね。
抗がん剤の場合、余命3ヵ月が10ヵ月に伸びだけでも、大きな意味を持ちます。もちろん、当社が携わってきたのは抗がん剤だけではありません。私たちが担当したリウマチ薬が上市され、強い痛みのため寝たきりだった患者さんが買い物に行けるようになったこともあります。治験のデータを収集しながら、被験者の症状が改善していく様子を目の当たりにできるのはCRCならではですし、何よりも、「新薬により治療の効果が出て、QOLが改善した患者さんがたくさんいらっしゃる」という事実が、当社のCRCが仕事に向き合う原動力となっています。大げさな表現ではなく、CRCは数多くの患者さんの「命と人生に関わる素晴らしい仕事」だと自負しています。
「クリニカルサポートに入社して良かった」と思ってもらえる会社に――
クリニカルサポートの強みは?
創業者も私も病院薬剤師出身で、既存の治療薬では効果が出ない患者さんを数多く見てきました。クリニカルサポートを設立したときに思ったのは、「病院薬剤師時代に向き合ってきた患者さんの力になれたら――」ということ。そこで、創業期から急性期の疾患や希少疾患、小児疾患の治験支援を中心に受託してきました。この方針は会社設立から20年経った今も変わらず、当社の大きな強みとなっています。
今後の展望と薬剤師の皆さんへメッセージを。
当社は誠実で真面目な社員が多く、どのCRCも医療人として誇りをもって働いています。私も経営者として、社員一人ひとりの人生を全力で応援していきたいと思っていますし、福利厚生のさらなる充実など、さまざまな取り組みを進めています。今後の展望としては事業規模拡大を見据え、CRC100名体制を整えていく予定です。そして、仲間と一緒に成長していけるよう教育・研修体制も整備を進めていき、社員一人ひとりに「クリニカルサポートに入社して良かった」と感じてもらえるような会社を目指して参ります。この記事を読んでくださっている薬剤師の皆さんが、「次のキャリア」として当社を検討してくださることを、心から願っています。
株式会社クリニカルサポート
- 設立
- 2000年7月
- 所在地
- 東京都品川区東五反田5-23-7 五反田不二越ビル7階
- 従業員数
- 従業員数96人(内 薬剤師12人)※2023年2月時点
- 企業の特色
- NTTグループのなかで、唯一、医療関連分野を主要業務としている企業(SMO)です。 大学病院をはじめとした全国各地の大規模病院を中心に、治験のデータマネジメント能力に優れた治験コーディネーター(CRC)を派遣し、「責任感」と「熱 意」をもって「誠実」に患者さんに新薬を届けるお手伝いに努めております。新卒として入社し医療現場で初めて働く社員、病院や薬局で経験を積んだ後、 CRCとして仕事をしている社員などバックグランウンドは様々ですが、社員一人ひとりが個性を活かして活躍しています。 全文表示する