1日の流れ
田辺薬品株式会社
他とはひと味違う、きめ細かな個別対応による「よりそう在宅医療」が評判の田辺薬品。外来処方も受けつける店舗の薬剤師として、また在宅医療のメンバーとして活躍する堂地さんの平均的な1日を聞きました。
2022年入社。大学卒業後、製薬メーカーでMRとして働いていたが、コロナ禍で思うように営業活動ができなくなり薬剤師への転職を決意。在宅医療を統括する内田さんの想いに共感して入社した。最近では患者さんのご家族にも頼りにされるなど、在宅薬剤師としても目覚ましく成長。
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10:00
午前中は外来対応も。薬局パートナー(調剤事務)と協力しあっています
府中サウス薬局は外来と在宅のハイブリッド店舗。堂地さんは午前中、外来患者さんに対応するとともに、出社後まず専用アプリを確認して配薬の準備を行います。「薬局パートナーとピッキング作業などを分担して行っているので、監査など薬剤師業務に集中できます」と堂地さん。外来専門の薬剤師もフォローし、お互いに助け合っています。
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12:00
便利なシステムにより効率的に訪問。患者さん対応に集中できます
お昼を済ませたら在宅訪問に出発。クラウドシステムでその日の優先順位を確認し、地図アプリで効率よく回れるルートを作成します。患者さんのご自宅の住所が変わった場合も、薬局に戻ることなく近くの駐車場の情報を確認できるので便利です。こうした情報はすべてチームで共有しています。1日の訪問件数はだいたい10件前後(2023年9月現在)。今後はお薬カレンダーのセットなど、薬剤師でなくてもできる業務を事務職などが行えるよう仕組み作りを整備していくので、さらに患者さん対応に専念できます。
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15:00
患者さんとご家族のために、できることは何でもやりたい
引き続き患者さん宅を訪問。患者さん宅を訪問する際に心がけていることを伺うと、「たとえば上手く薬の服用が出来ていなかった場合、なぜ服用が出来ないかを生活背景から考えたり、重複服薬や多剤服薬がないかをヒアリングしたり、往診の際患者さんから先生に伝え漏れてしまった部分がないか…など何気ない日常会話の中から引き出して考えるようにしています。時にはお看取りまでお薬の手伝いをさせていただくこともありますし、患者さんのためになることは何でも進んでやっています」と堂地さん。
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17:00
報告書はあっという間に完成。助け合う職場も魅力
薬局に戻って訪問件数ごとに報告書を作成。「ITツールの活用により、訪問中に薬歴の入力は終わっているので、特記事項を記入して送信ボタンを押すだけです。ほとんど負担はありません」と堂地さん。患者さんの都合によりその日の訪問件数が少なかったスタッフが「何件か引き受けますね」と気軽に手伝ってくれることもよくあり、もちろんその逆も。「チームで協力しあう意識が根づいていて、皆さんフレンドリーなのでとても居心地がいいです」。
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19:00
まっすぐ帰ってリラックス。オンコール当番はチームで交代しながら対応
駅チカに大きな商業施設がありますが、堂地さんはまっすぐ帰宅して自宅で寛ぐのが好きだそう。オンコール当番は、薬剤師として24時間365日の対応が求められるため、より質の高い在宅医療を提供し続けられるようチームで協力し、ITツールを駆使した体制を整えています。「普段からも頓服薬やレスキューがないなどの緊急連絡が発生しないよう、定期訪問の際に薬剤師としての仕事を全うできるよう心がけています」と堂地さん。「在宅医療は初めてでしたが楽しくてたまりません。この先もずっと続けたい!」といきいきと語ってくれました。
田辺薬品株式会社
- 設立
- 1937年
- 所在地
- 東京都府中市宮町1-40 KDX府中ビル3F
- 従業員数
- 80名 ※2023年8月現在