個人インタビュー

個人インタビュー

株式会社ファーマアシスト

遠田 宙
遠田 宙さん 株式会社ファーマアシスト代表取締役

2010年入社、2013年に代表取締役就任。在宅医療に従事したく同社へ入社、現在は学術にも力を注いでいる。

高齢化社会を見据え、いち早く在宅医療に注力

15年以上も前から在宅医療に力を入れようと思った理由を教えてください。

15年以上も前から在宅医療に力を入れようと思った理由を教えてください。

当時、高齢者の増加に伴い、有料老人ホームや介護施設などが相次いで開設されました。当然、そこには往診できる医師や配薬を行う薬剤師が必要となるのですが、ほとんどいなかったんです。そこで、施設の担当医師に、高齢者施設への往診の必要性を伝え、私たちが薬剤師として同行する形を提案。いわば薬局が在宅医療と往診医を繋いだ形です。現在当社は12店舗を展開していますが、いずれの店舗も、医師と連携しているのが特徴です。

ほかの調剤薬局との一番の違いを教えてください。

ほかの調剤薬局との一番の違いを教えてください。

在宅医療に特化しているというほかに、薬剤師一人ひとりが専門職であるという自覚と責任を持って、自ら考えて動ける人材が揃っている点だと思っています。薬局業務はAIにとって代わられると言われていますが、我々はAIと共存しながら、人にしかできない仕事を積極的に行っていきます。実際に介護の現場に足を運ぶことで学び、薬剤師としてはもちろん、人としてどう接するべきかなども身につけてもらいます。こうした現場での学びの過程で、企業のあるべき姿や、薬剤師の存在感を示せる企業を目指しています。

専門性を活かし、やりがいを持って働き続けられる環境を整備

御社ならではの教育や研修の特徴を教えてください。

御社ならではの教育や研修の特徴を教えてください。

まず在宅医療のことを知ってもらうために、座学で介護保険制度や介護施設の形態など基本的なことを学んで、医療と介護の違いを理解してもらいます。その後は担当先に先輩薬剤師と同行し、現場での業務を覚えていき、慣れたらどんどん担当を持ってもらいます。教育に関しては、3~4年前から大学と連携し、学術活動に力を入れています。教授から与えられた研究テーマについて論文を作成。当社の薬剤師が学会で発表しています。学術的な知識を身につけられることはもちろん、論文のための研究調査に対して、ほかの社員が協力する団結力も生まれ、業務にも好影響を与えています。

働く環境についてお聞かせください。

働く環境についてお聞かせください。

通常の調剤薬局とは異なり、在宅医療がメインとなるため、いわゆる「中抜け」時間はありません。オンとオフが明確なので働きやすいと思います。また女性に関しては、産休育休の取得率はほぼ100%。復帰後は時短社員制度もあります。1人薬剤師の店舗は一つもなく、基本的には3人以上の薬剤師が配置されているため、お休みの都合なども融通が効きやすいです。在宅医療は経験が重要ですから、できるだけ長く勤めることができるよう、会社としてもバックアップ体制を整えています。

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株式会社ファーマアシスト

設立
2004年7月
所在地
愛知県名古屋市緑区有松2617
企業の特色

■在宅医療に注力されており、施設在宅をメインに1500名の患者様を対応。訪問診療をされている53の医療機関から処方箋を応需、月2回の往診同行を実施しています。
■ボトムアップの社風があり、若手のキャリアアップに積極的です。年功序列ではなく、薬剤師としてのスキルやマネジメント、店舗に対する貢献性から在籍1年でエリアマネージャーに抜擢されたこともございます。
■学術活動を盛んに行っており、年に5~10回程度、学会発表やシンポジウム・セミナーへ参加しております大学教授とのつながりを活かし、より高い専門性を追求されております。
■在宅薬局の強みである「プライベートとのバランスの取りやすさ」も同社の魅力です。60分休憩の働き方が可能になり、予定がコントロールしやすい環境です。女性の産休育休実績も多く、急なお子様都合のお休みにも協力体制がしっかりされており、家庭との両立が図りやすい風土です。

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