薬剤師のための履歴書・職務経歴書の書き方完全マニュアル

履歴書、職務経歴書といった応募書類は採用する側が「面接するかどうか」を決める大事な判断材料。つまり、転職成功のカギを握るものでもあります。書き方のルールやマナーをおさえながら、しっかりと自分の熱意・魅力をアピールしてください。
転職を成功させる職務経歴書の基本マナー

職務経歴書とは、自分自身が経験してきた職務経験や仕事の内容、それによって身についたスキルなどを記載する書類です。調剤薬局や医療機関などの場合、薬剤師に職務経歴書の提出を求めるケースはそれほど多くありませんが、用意しておけば、より詳しい経験、スキルを伝えるのに役立ちます。まずは、職務経歴書の基本マナーをマスターしましょう。

マナー1

パソコンで作成するのが◎

「手書きとパソコンのどちらで作成するべきか?」についてのルールはありません。ただ、履歴書と比べてテキスト量が多くなるので、パソコンで書いたほうが格段に読みやすくなります。加えて、パソコンスキルの判断材料にもなるので、Wordなどで作成するのがおすすめです。

マナー2

A4で1~2枚にまとめる

用紙はA4サイズの白無地が基本。「何枚以内でなければいけない」という決まりはありませんが、長くてまとまりのない書類は決していい印象を与えません。できるだけ1〜2枚(キャリアが長い場合は4〜5枚)にまとめるようにしましょう。フォントは明朝体を使うと、読みやすく仕上がります。

マナー3

箇条書きにして読みやすく

採用担当者の立場になって考えた場合、読みやすく、丁寧に書かれた職務経歴書のほうが、経歴やスキル、アピールポイントなどがすっと頭に入ってきて、好感が持てます。就職志望先が興味を持ちそうな「経験」「知識」「能力」などを意識しながら、箇条書きで簡潔にまとめるようにしましょう。

キャリアアドバイザー 転職のプロ「マイナビ薬剤師」のキャリアアドバイザーなら、豊富な知識と経験から無料で履歴書・職歴書の添削をいたします。「はじめての転職で履歴書・職務経歴書に自信がない」「いつも書類で落ちてしまう」という方は、キャリアアドバイザーにご相談ください。専任のキャリアアドバイザーが履歴書・職歴書の添削はもちろん、面接対策や条件交渉などあなたの転職活動をサポートいたします。

キャリアアドバイザー

職歴や自己PRなど、履歴書とかぶる項目もあるため、「履歴書と職務経歴書はいったい何が違うの?」と疑問を持つ人もいることでしょう。実は、2つの書類には「異なる役割」があり、採用担当者が書類を見る際のポイントも異なります。

学歴や職歴などの基本的な情報を記載し、あなたが「どういう人物か」を伝えるための書類です。

履歴書で見られるポイント

  • 通勤可能な居住地か

  • 学歴や職務経歴が評価できるか

  • 学歴や職務経歴が自院(自社)と関係性があるか

  • 実務に活かせる資格を持っているか

  • 自院(自社)への思いが強いか

  • 転職回数から組織適応力に問題がないか

  • 希望給与や勤務条件などが募集条件に合うか

  • ミスなく書かれているか

履歴書には書ききれない仕事上の細かな情報を記載し、実務能力や経験、スキルなどを伝える書類です。

職務経歴書で見られるポイント

  • どのくらいの期間、どのような取り組みを行ない、どんな業績を上げたか

  • 求める実務のスキル・知識を持っているか

  • 発揮できる強みを自覚しているか

  • 仕事に意欲はあるか

  • プレゼン能力があるか

  • 転職目的が納得できるか

  • 記載内容に信憑性があるか

履歴書のように決まったフォーマットはありません。まとめ方には、①職務経歴を時系列的にまとめる「編年体式」と、②業務や職種ごとにまとめる「キャリア式」の2パターンがあり、薬剤師の転職の場合は編年体式を使用するのが一般的です。ただし、経歴やアピールしたい内容がたくさんある場合はキャリア式を使ってもOK。どちらを使うべきか迷う場合は、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。

  • 時系列に沿って、その時々の業務内容をまとめていく方法

  • 経歴が一目でわかる点がいちばんのメリットです

  • 職務経験を職務分野や業務内容、プロジェクトごとにまとめる方法

  • 複数の分野で経験を積んできた人や、転職回数が多い人に向いています

採用担当者は、「採用することでどんなメリットがあるか」を判断するために、あなたの実務経験やスキルを詳しく知る必要があります。薬剤師としての経験、スキルなどについて履歴書以上に詳しく記載し、実務能力と強みをしっかりアピールしましょう。ここでは、一般的な「編年体式」の職務経歴書に絞って、その書き方を解説していきます。

職務経歴書1
職務経歴書の基本項目 7つのポイント
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職務経歴書の基本項目 7つのポイント
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職務経歴書の基本項目 7つのポイント
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職務経歴書の基本項目 7つのポイント
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職務経歴書の基本項目 7つのポイント
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職務経歴書の基本項目 7つのポイント
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職務経歴書の基本項目 7つのポイント
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職務経歴書の基本項目 7つのポイント
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薬剤師としての姿勢をアピールする例文

学生時代に恩師から言われた、「人生は一生勉強」という言葉を胸に、日々の業務に尽力しております。前職の調剤薬局では、在宅医療にも積極的に取り組んでいたため、薬剤の知識だけでなく、副作用やサプリとの相互作用、服薬方法や保管の工夫など、幅広い医療知識を身につけることに努めました。また、最善の薬物治療を提供するためには、患者さんやその家族、医師、看護師、ケアマネージャーとの連携・対話がいかに大切かも学びました。貴社においても、さらなるスキルアップに励み、一日でも早く戦力となれるように精進いたします。

これまでの経験をアピールする例文

総合病院で5年間勤務し、調剤と病棟での服薬指導を行っておりました。服薬指導では、しっかりとした知識が求められるため、薬効群の効果・効能、起こりうる副作用、副作用の症状と対策など、日々勉強しなければならないことばかりでしたが、自作の説明書を作成するなどして、少しでもわかりやすい説明ができるように努めておりました。また、そうした活動の中で、日々の対話がいかに大事かを学ぶこともできました。それが、患者さんの不安解消や、症状・生活習慣を把握することにつながるからです。貴院でも、勤勉さとコミュニケーション能力を発揮して、どんな業務にも前向きに対応していきたいと考えています。

自分の長所・性格をアピールする例文

持ち前の明るさが自分の強みです。前職の病院勤務でも、何気ないあいさつの際にも笑顔を絶やさず、一人ひとりの声に耳を傾け、患者さんの気持ちに寄り添うことを心がけていました。そのため、患者さんから「声を掛けやすいから、ドクターには遠慮して聞けなかった薬の疑問も気軽に聞くことができる」「薬のことをいつも丁寧に説明してくれるから、気持ちが安定する」と言われたこともあり、そんな時は心から嬉しく思います。貴院でもこの明るさを忘れずに、患者さんの気持ちを少しでも安定に導けるような存在になりたいと考えております。

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提出書類の記入が済んだら、もう一度見直して、誤字・脱字や抜け漏れがないかを確認しましょう。応募書類は、郵送で送るケースか面接の際に持参するケースがほとんどですが、どちらの場合であっても、書類に折り目がつかない定形外の封筒(折らずにすっぽり入るサイズ)を用意し、そこに必要な書類を入れるのが基本です。

郵送する場合の注意点

期限が決められている場合は、確実に期限内に届くように送付すること。急ぐ場合は、宅配便や速達で送付してもOKです。なお、面接に進むと採用担当者から応募書類に基づいた質問をされることになるので、送る前に必ずコピーを残しておくようにしましょう。

  • 書類に汚れがつかないように、クリアファイルに挟んで封筒に入れましょう

  • 応募書類に加えて、添え状も同封します

  • 上から添え状、履歴書、職務経歴書の順に封入するのが基本です

  • 郵便料金が不足しないように注意しましょう

  • 派手な記念切手やキャラクターの切手は避けましょう

応募書類を郵送する際には、誰が、どんな書類を、なぜ送ったのかを簡潔に伝えるために、「添え状」(「送付状」とも呼びます)を同封します。添え状には、書類を送付した日付、宛先、住所、連絡先、同封書類名といった基本情報に加えて、簡単な自己紹介を記入するのが◎。採用担当者に興味をもってもらえる可能性がぐんと高まります。

添え状
添え状の基本的な書き方
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添え状の基本的な書き方
  • 医療法人●●会 ●●病院御中

  • 医療法人●●会 ●●病院 人事課御中

  • 医療法人●●会 ●●病院 採用ご担当者様

  • 医療法人●●会 ●●病院 採用ご担当 ●●様

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添え状の基本的な書き方
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添え状の基本的な書き方
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添え状の基本的な書き方
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添え状の基本的な書き方
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添え状の基本的な書き方
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添え状の基本的な書き方
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封筒の色は白か茶系が基本。一般の郵便と同様、表面に応募先の会社、病院などの郵便番号、 住所、応募先名を記載し、裏面左側には自分の郵便番号、住所と名前を書きます。「いちばん最初に採用担当者の目に留まるもの」でもあるので、下のチェックポイントに配慮しながら丁 寧な字で書くようにしましょう。

病院・会社(部署・担当者)あてに送付する場合

封筒(表)

個人あてに送付する場合

封筒(裏)
  • 住所は都道府県から、ビル名や階数までを正確に記入し、社名も(株)などの略字を使わないように注意しましょう

  • 病院、会社(部署・担当者)などに宛てる場合は「御中」、担当者宛の場合は「様」を使いましょう

  • 医療法人●●会 ●●病院御中

    医療法人●●会 ●●病院 人事課御中

    医療法人●●会 ●●病院 採用ご担当者様

    医療法人●●会 ●●病院 採用ご担当 ●●様

  • 封筒の表面左下に、赤色のペンで「応募書類在中」と記入します

直接渡す場合、添え状は不要です。郵送ではないので、封筒に郵便番号や住所の記載も必要ありませんが、

①書類に汚れがつかないように、クリアファイルに挟んで封筒に入れる。

②表面に応募先名、裏面に自分の氏名を記入する。

という2点には注意してください。面接官に渡す際は、上下を逆に持って、相手が読みやすい向きで渡すようにしましょう。

ここまで、職務経歴書の書き方に関する基本事項を紹介してきましたが、職務経歴書は履歴書とあわせて提出するケースがほとんど。履歴書の基本的な書き方についても、きちんとおさえておきましょう。

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