実際にあった! 薬剤師あるある体験談 更新日:2021.09.03公開日:2015.05.12 実際にあった! 薬剤師あるある体験談

同僚、患者さん、ドクター、毎日あらゆるところに気遣いしながらフル回転の薬剤師さん。現役薬剤師さんに、仕事の「アレコレ」をこっそり打ち明けていただきました。「あるある!」と共感できる話から、ウソみたいな本当の話まで。多彩なエピソード、揃ってます!

vol.3

皮膚科の先生のオーダーメイド処方に振り回され……

今回の薬剤師さん
S.Sさん 調剤薬局勤務・男性・30代

皮膚科の門前で薬局長をしていたときは、軟膏の混ぜを患部に何種類も処方するお医者さんで対応が大変でした。 「患者さんのために、オーダーメイドな処方を」というコンセプトらしくて。

一度、「予製をしておきたいな」と思って、1ヵ月の処方パターンを調べてみたんですけど、それが120通りくらいあったんですよ。予製ができず、軟膏混ぜにものすごく時間がとられてしまうんです。

軟膏とクリームを混ぜるのはよくないんですけど、それをやらなければいけなくて。何種類もあるとすごく時間がかかるんですが、処方は変更してもらえませんし。

さらにその先生、処方箋の間違いが多いんです。問い合わせをしても診察中で、返事がもらえるのが1時間後とか。それは、待っている患者さんは怒りますよね。薬局のせいにされることもありました。

せめて予製ができれば薬局の人員をもう1人減らせるのに、軟膏を混ぜるためにもう1人必要になる。病院は19時までやってるので、あのときは夜の人材を確保するのに苦労しましたね……

編集部からのコメント

薬局長ともなると、人員配置にも頭を悩ませなければいけないわけですね。
120通りの処方ってすごいなと思いましたが、「処方箋の間違いが多い」の一文が非常に不安にさせられますね……

イラスト 山下友美(やましたともみ)

共立薬科大学卒業後、院内薬局の薬剤師勤務を経て、少女漫画家として白泉社刊「花とゆめ」でデビュー。代表作「DJシリーズ(白泉社)」「薬師アルジャン(秋田書店)」など。現在はロマンス系コミックをメインに執筆中。

twitterアカウント:@nut40

イラスト
山下友美(やましたともみ)

共立薬科大学卒業後、院内薬局の薬剤師勤務を経て、少女漫画家として白泉社刊「花とゆめ」でデビュー。代表作「DJシリーズ(白泉社)」「薬師アルジャン(秋田書店)」など。現在はロマンス系コミックをメインに執筆中。

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