薬剤師会

偽造薬調剤で業務停止3カ月‐奈良市の薬剤師に行政処分

薬+読 編集部からのコメント

奈良県の管理薬剤師が、他薬局から被包や添付文書などがないハーボニーを譲渡され、それを患者さんに調剤したため、薬剤師法に基づいて業務停止処分を受けました。

厚生労働省は15日、医道審議会薬剤師分科会薬剤師倫理部会の答申を受け、奈良県奈良市の薬剤師1人を行政処分すると発表した。他薬局から譲渡されたC型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品を患者に調剤したことなどから、薬剤師法に基づき、今月29日から業務停止3カ月の処分とした。

 

処分対象者は、竹田明法(31歳・奈良県奈良市)。管理薬剤師として勤務していた際に、他薬局から被包や添付文書などがないハーボニーを譲渡されていたにもかかわらず、患者に調剤した。薬局の管理帳簿に偽造医薬品に関する事故を記載することも怠り、薬局開設者に必要な意見を述べなかった。

 

さらに、同患者の調剤済みとなった処方箋について、調剤した旨の記載を削除した上で返却し、薬局開設者の処方箋・処方箋医薬品の譲渡に関する帳簿の保存義務を果たせない状態にした。これらを踏まえ、今月29日から3カ月の業務停止を命じた。

 

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出典:薬事日報

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