名古屋市内とその周辺エリアで17の調剤薬局を展開する中日エムエス。1つのエリアに複数店舗があるため、薬剤師や店舗スタッフの交流が活発な上、さまざまな店舗を経験することで、多くの患者様と接することもできます。もちろん個々のライフスタイルや希望に応じた店舗での勤務も可能で、入社前には各店舗を見ていただく予定です。
本店はクリニックモール内に店舗があり、他にも総合病院門前や個人クリニックの門前など多様な形態の店舗があります。調剤薬局のほかに在宅や施設介護事業も行っており、医・薬・介の3事業を軸としている点も特徴です。また、1店舗あたりの売上規模が大きい同社は会社の基盤も盤石。加えてサービスに対する姿勢が明確で、職場環境がしっかりと整備されている点も、患者様や薬剤師から支持を集めている要因です。

在宅に携わることで、
薬剤師としての幅を広げています。

薬を届けるだけが「在宅」の仕事ではありません。
在宅にも携わっているとお聞きしています。

店舗での外来業務をしつつ週に2回、特別養護老人ホームを訪問しています。そのうちの1日は医師への回診同行で、処方提案などを行っています。もう1日は訪問看護師の方にお手伝いいただき、薬を届けるだけでなく、私の方から積極的に施設の入居者様たちとお話をする機会を設けています。

入居されている方は約100名。単に薬に関しての話題だけでなく、表情や顔色を確認しながら、一人ひとりの状態に合わせたお話をすることで、少しでも元気になっていただくことが目的です。

私の勤務店では、ほかにも2名の薬剤師が個人宅への在宅業務を行っています。

今のお仕事のやりがいは。

入居者様たちに顔を覚えていただき、“お兄さんが来た”と喜んでいただけた時です。中には「昔はこんなことがあったよ」「私の息子は、こんな食べ物が好きでね」と話しかけてくださる方も多いんですよ。

また月に1度、看護師、介護士、NSTメンバーの方と栄養療法のミーティングも行っています。入居者様の中には血糖値やコレストロールの薬を飲まれている方もいるため、食事療法を学ぶことで、薬剤師として新たな処方提案ができる点も魅力です。施設にいらっしゃる入居者様との対応を通して、胃瘻等への対応スキルなど調剤薬局の勤務では経験できないことを学ぶ機会もあります。

一つひとつの仕事に意味を持たせ、次につなげることを意識しています。薬歴を書く上でも無機質な内容ではなく、患者様から生きた情報を得ることが大切だと思っています。だから在宅の現場でも、自分から患者様へのお声がけを常に心がけるようにしています。
地域医療チームの一員としての責任が芽生えました。
今後の目標を教えてください。

高齢者が増え続ける中、在宅への需要はますます高まっていきます。今も代理の方が処方せんを持って薬を受け取りにいらっしゃるケースも少なくありません。そうした際に、ご本人の状況をお聞きし、在宅の必要性をお伝えしていくのも、これからの薬剤師の務めとなっていくことでしょう。

私自身も在宅に携わる薬剤師として、スキルや知識の向上は欠かせないと思っています。まずは在宅で用いられるさまざまな処方薬に詳しくなり、その上で併用のお話など、薬剤師ならではのアドバイスができればと思っています。

個人的には管理薬剤師を経て、複数店舗を統括する立場をめざすことが目標です。

転職を考えている方へメッセージを。

在宅の現場では入居者様や医師、看護師、介護士、NST、さらには個人宅ならご家族とも接する機会が豊富です。地域包括ケアを進める上で、学ぶことはたくさんあります。

入居者様の中には話すことが不自由で、表情から薬の服薬状況を読み取らなければいけないケースもあります。その分、調剤室内では得られない貴重な経験ができます。

私自身は在宅に携わって1年半ほど。以前から興味はあったものの、なかなかチャンスがありませんでした。でも当社には意欲があればチャレンジできる環境があります。一緒に学んでいきましょう!

ゆくゆくは個人宅への訪問もしてみたいと考えています。1対1でお話をすることで、今の状態もより把握でき、服薬管理も徹底できるはずです。患者様のためになることに全力を尽くすのが私が考える薬剤師としての使命です!

明確な目標、やりたいという意思。
その想いに応える環境を用意しています!

医療モールはスキルを高める上で絶好の環境。
御社へ転職を希望される方は、どんな志望動機が多いでしょう。

【大島】 私の場合は前職がドラッグストア。OTC業務に時間を取られることも多く、調剤業務に専念したかったというのが入社動機です。特に私が最初に勤務した本店は処方せんの枚数も多く、勉強になりました。

【内木】 そういう志望動機は確かに多いですね。本店のあるビルは約35の専門医が集まる、全国的にも珍しい医療グループ。専門医ならではの処方内容や治療に携わり、薬剤師としてのスキルを高めていける環境ですよ。

【山口】 その中で調剤経験の浅い方に対しては、最低でも3ヵ月間は指導者を付け、マンツーマンで教育をしていきます。投薬を始める際にも指導者が後ろで見守る体制です。

職場としての中日エムエスの魅力は。

【大島】 意欲があれば、若手の内から仕事を任せていただける点です。今の店舗で言えば、管理業務以外の在庫管理や施設への対応など責任ある仕事にも携わっています。

【山口】 薬剤師は患者様が最後に会う医療関係者。その人の印象で会社の評判や、処方せんを出したクリニックの信頼にも関わってきます。その点を理解し、やりがいを感じていただける方をしっかり評価していきたいと考えています。

「薬剤師1000日計画」として、未経験の方も3年で一定レベルの薬剤師に育てる体制を整えています。ドラッグストアや病院で勤務していて、調剤経験の浅い方にも安心してチャレンジしていただけます。
人を呼べる薬剤師こそ、早く成長します。
活躍する方の共通点は。

【内木】 例えば、大島君を見ていると、彼には人を惹きつける力がありますね。それは彼自身が楽しそうに仕事をしているからかもしれません。患者様の心を捉え、自分の魅力で患者様に来ていただけるようになれば、モチベーションも高まり、活躍への道が開かれるのではないかと思います。

【大島】 ありがとうございます。私としては投薬の時点で服薬状況をしっかり聞き取ることを意識しています。何気ない会話の中からでも、なぜ飲めていないのかがわかることもありますからね。

【山口】 これからはどんな薬剤師、どんな医療人になりたいか、明確なビジョンがある薬剤師がより活躍すると思います。

今後のビジョンはいかがでしょう。

【内木】 もう一度初心に戻り、医療モールへの出店に力を入れようと考えています。そして最終的には介護施設や訪問介護ステーション、医療モールを1ヵ所にまとめることが理想です。

【大島】 その話を聞くと、やってみたいことがたくさん出てきました(笑)。医療モールで多くの先生や多くの処方せんに触れることは大きな魅力ですね。でも、まずは2年以内に管理薬剤師になられるように頑張ります!

【山口】 大島君のように、自分の意思を伝える姿勢は大切。立地や待遇面で選ぶ方も多いと思いますが、その会社で自分が目指す薬剤師像が実現できるかどうかも大きなポイントですよ!

人生を振り返った時、誰に認めてもらえたかで幸せかどうかが決まります。薬剤師なら、まわりの仲間や患者様に信頼されること。私たちと一緒にやりがいを感じながら楽しく働きましょう。

多くの処方せんに触れたい。
その希望が1年目からかないました。

日々の業務に加え、学ぶ環境も整っています。
現在のお仕事を教えてください。

本店での勤務は、入社時からの希望だったんです。この店舗は医療ビル内にあり、患者様が多い点が特徴。1日の処方せんの応需枚数は平均300〜500枚にも及びます。

忙しい毎日ではあるものの、いろいろな診療科があって処方せんに偏りがないため、とても勉強になります。各クリニックの先生が新薬を出されることも多いですし、漢方薬も扱っています。

1年目のため、日々、初めて見る処方せんばかり。そのたびに先輩に聞いたり、自分で調べてスキルを高めるとともに、先輩たちのスピーディな動きに少しでも近づけるよう頑張っています。

常時、10名ほどの薬剤師がいるそうですが。

中途入社の方もいらっしゃるので、他の医療機関から処方せんが来た時には「前にいた薬局ではこうだったよ」と、みなさんの経験を活かした知識を教えてくれることもあります。

学びといえば毎月、テーマを決めてディスカッション形式の勉強会を行っています。あらかじめテキストが配布され、希望すれば自由に参加できます。勉強会の日は、店舗同士の情報交換をする機会でもあるんですよ。

また私の勤務するビル内では薬剤師会の勉強会も開かれていて、仕事帰りによく参加しています。

このように学ぶ機会が豊富な点も、私のような新人や中途入社の方にはメリットだと思います。

プライベートに配慮し、患者様をお呼びするときは番号で。服薬指導は半個室で、クリニックと同様に「座り投薬」を行っています。患者様をお待たせしないよう、最新の機器の導入も積極的に行っています。
みんなで業務の効率化をめざしています。
店舗独自の業務があるとお聞きしています。

私の勤務店には「センター検薬」といって、監査をしながら、患者様の動向を見て適材適所に人員を配置する業務があります。事務スタッフからの質問に答えたり、店舗の混み具合を見て、休憩時間などの割り振りを行うのも、センター検薬の務めです。

正社員がローテーションで担当をすることになっていて、私も2年目には任される予定です。今は先輩たちがどんな動きをしているか、どうお声がけをしているかを見て、勉強中です。

今後の目標と転職を考えている方へのメッセージを。

今は毎日の仕事で精一杯ですので、まずは分かること、できることを着実に増やしていくことが目標です。特に薬の容量が厳しい小児科に関しては、自分でノートに表をつくり、いつでも見れるよう工夫しています。ゆくゆくは後輩も入ってくるため、手本となる先輩になることが目標です!

転職を考えている方へ伝えたいのは、当社は中途入社の方も活躍されていて、すぐに馴染める環境だということ。特に本店のような忙しい店舗では、自分で考え、状況判断をしていく姿勢が求められます。これまでの経験を活かし、すぐに第一線で活躍したい方はもちろん、当社でスキルアップを目指す方にもベストな職場だと思います。

患者様のタイプも人それぞれ。自分から積極的に質問や相談ができない方のために、表情を見て「お聞きになりたいことはありますか」とお声がけします。薬に関する心配ごとや不安を解決することも私たちの仕事です。

株式会社中日エムエス

設立 1984年
所在地 名古屋市中区新栄町1-3 日丸名古屋ビル9F(本部)2F(本店)
店舗展開 17店舗
従業員数 250人 (内 薬剤師85人)