1992年の設立以来着実に成長を続け、現在、大阪府下に12店舗を構える株式会社セラフィ。旗艦店である「エムケー薬局高槻店」を中心に、病院門前店舗や在宅医療の往診同行店舗など、特色を持つ店舗を多く運営しています。勉強会にも力を入れており、各店舗での勉強会はもちろん、社外からも大学教授や医薬品業界の方などを講師に招き、最新の知識習得に励んでいます。またワークライフバランスを実現しており、産休・育休から復帰された薬剤師も時短勤務制度などを使いながら複数名活躍中です。「慈しみの心」をモットーに日々業務に取り組んでおり、人間関係も良くチームワークも抜群です。仕事と家庭を両立させながら、薬剤師としてもっと成長したいという方には、さまざまな面で魅力を感じるにちがいありません。

「患者様の安心」を最優先に考えた環境づくり。
それが働きやすさにもつながっていくのです

挨拶は基本中の基本。だからこそ徹底することが必要です
御社の風土について教えてください。

当社では「人に感謝できる体制づくり」に取り組んでいます。「慈しみの心」で人に接する姿勢を大切にしていると言ってもいいですね。この場合の「人」というのは患者様に限りません。同じ職場で働く社員たちも含まれます。

そのための具体的な取り組みが「挨拶の徹底」です。挨拶は人間関係における基本中の基本。ここができていなければ、どれだけスキルや知識があったとしてもまわりとの調和が図れません。「おはようございます」「ありがとうございます」と、自然に出てくる職場は人間関係が良好です。

人間関係の良さは店舗の雰囲気にも反映されますね。

職場の人間関係が良好だと雰囲気も良くなります。それで一番メリットを受けるのは患者様なんですね。

患者様はそれでなくても病気で不安な思いを抱いています。その不安を少しでもやわらげることも薬剤師の役割だと私は考えています。薬局に行ったら優しい笑顔と挨拶で迎えられた。それだけでもホッとするんです。

薬剤師は薬を処方してお渡しすれば、それでOKというものではなく、プラスアルファのホスピタリティが必要。それができるようになるには、職場が快適でなければなりません。そのベースとなるのが「挨拶」というわけです。

セラフィでは大阪府下に12店舗の薬局を展開。今後はさらに店舗を増やすのではなく、1店舗ごとの質的向上を図っていく考えだ。「目の届く範囲で店舗を運営し、信頼できる管理薬剤師を置いておきたい」と松尾社長は語る。
最新鋭の機器を導入した「都市型調剤薬局」を作った狙いとは
店舗の特長としてはどのようなものがありますか?

今年(2015年)の9月に都島店を「都市型調剤薬局」にリニューアルします。具体的には、自動分包機やピッキングマシンなど、調剤関連の最新鋭の機器を導入し、業務の効率化・省力化を図ります。患者様と関わる時間を増やし、服薬指導に力を入れるためです。調剤に時間をとられると、どうしても患者様一人ひとりに接する時間が少なくなります。私たちは患者様にとってセカンドオピニオン的な存在でありたいと考えていますから、少しでも患者様と直接接する時間を増やしたいのです。

それは「慈しみの心」に通じるものですね。

ドクターには遠慮して言えなくても、薬剤師になら言うことができる、という患者様が多くいらっしゃいます。その声に真摯に耳を傾けると、やはり安心されます。

もちろん、ただ話を聞くだけではなく、服薬指導を通して的確なアドバイスを行うことは欠かせません。そのためには日頃からの勉強が大切になってくるので、当社では勉強会にも力を入れています。

患者様から信頼されることは薬剤師にとって大きなやりがいになります。それがモチベーションとなり、またさらに成長しようとする気持ちにも繋がります。そういう薬剤師たちの集まりであり続けたいと考えています。

旗艦店となる高槻店は総合病院の門前店舗。科目数も多く、扱う薬は約1,500種以上にのぼる。他の店舗も最新鋭の分包機を導入するなどさまざまに特色があり、薬剤師としてスキルアップしやすい環境だ。

会社に合わせた働き方ではなく、
家庭に合わせた働き方が選択できる!

復帰をずっと待っていてもらえたのがうれしかったですね/東川さん
産休・育休をどのように利用されましたか?

産休取得後、子どもが1歳になるまで育休をいただいたのですが、復帰予定時に保育園に空きがなく、半年ほど待たなければならない状況でした。それで会社に相談したら「半年くらい待ちますよ」と。「いい会社だなぁ」と思いましたね。

でも半年たっても空きができなかったんです。また相談したら「大丈夫。もう半年待ちますよ」。実にいい会社ですよね(笑)。その後、無事に保育園に預けることができて職場への復帰を果たしました。

まわりの方も協力的だったんですね?

女性の多い職場で、みなさん育児を経験されているので理解はありましたね。保育園を探している時も「焦って探すよりも、納得できるところに預けたほうがいいから」とアドバイスをいただきました。

また、私の勤務する高槻店では週1回は勉強会を開くのですが「お子さんを連れてきてもいいよ」と声を掛けてくれたり。育休で職場を離れることに少し不安はありましたが、それは杞憂でしたね。

復帰後は時短勤務対応をさせていただいていますが、理解のある職場なのでずいぶん助かっています。仕事と家庭を両立させたい人にとっては本当に魅力的な薬局ですね。

「子どもが熱を出したという連絡が入ると、まわりが『ほら、行ってあげなさい』と言ってくれるんです。『あとは私たちがやっておくから』と。本当に安心して働ける会社ですよ」と東川さん。
6年間のブランクに対する不安は半年後にはなくなっていました/橋口さん
6年間のブランクがあったそうですね?

以前も調剤薬局に勤務していたのですが、出産を機に退職しました。その後は育児に専念し、2人目も授かったので、なかなか復帰のタイミングがつかめなかったんです。

ある時、ママ友の1人が「誰か薬剤師の人、いないかなあ」と言ったんです。私が薬剤師だということは知らずに(笑)。聞くと、勤めている薬局が忙しいとのことでした。これも何かの縁かもしれないと思い、薬剤師ということを告げると、ぜひ入社してほしいと。でも、復帰する上で6年間のブランクはやはり不安でしたね。

その不安をどうクリアしたのですか?

日々、薬の種類は増え続けているので、それが覚えられるかといった不安もあれば、体力的についていけるかという不安もありました。

だから最初は週1日の勤務からスタート。様子を見ながら勤務時間を増やしていったのですが、半年後には週5日で働くまでに。やはり先輩たちのフォローが大きかったですね。またエムケー薬局は勉強会に熱心に取り組んでいるので、それもブランクを埋める要因になったと思います。

私のようにブランクを持っている方もいるかと思いますが、ぜひ再スタートしてほしいですね。一度離れてみると、この仕事のやりがいの大きさが再確認できますよ。エムケー薬局は、安心して復帰できるまでの環境が全て整っていると思います。

復帰して実感したのは「やっぱり私はこの仕事が好きなんだな」ということだと語る橋口さん。患者様と接するなかで「人の役に立っている」ことを実感する機会も多い。それがやりがいにつながっているそうだ。

向上心を高めながら薬剤師として成長したい。
そんな方にピッタリの環境が、ここにあります

チームワークが良好で、誰もが勉強熱心な会社ですね
社風についてお聞かせください。

本田 チームワークがいい会社ですね。何か困ったことがあると力を合わせて解決に取り組む意識が定着しています。

池内 私は関東からUターンして入社しました。入社当時は子どもが小さかったのですが、そういうことにも理解があって、いろいろとサポートをしていただきました。

細川 私はまだ高槻店しかなかった頃から勤めていますが、当時からみんなで力を合わせて会社を大きくしていこう、いい会社にしていこうという思いを共有していました。

岡村 単に店舗を増やすのではなく、患者様から安心して利用していただける薬局づくりを目指していましたね。入社当時から勉強会もよく開いていました。

勉強会の頻度はどれくらいですか?

岡村 店舗によって異なりますが、多い店舗で1週間に1〜2回ですね。

本田 全店舗のスタッフが集まる勉強会も実施します。これは2〜3ヶ月に1回のペースですね。大学の先生など、外部講師の方を招いてお話をうかがうといったことをしています。

細川 私は『えむけー通信』という健康情報を載せたフリーペーパーの編集に10年以上携わっています。こうしたことも勉強になっています。

池内 当社はみんなが勉強熱心ですね。成長意欲があって、それが互いのいい刺激になっていると思います。

「みんなで一緒に成長していく喜びが味わえる会社です。薬剤師として視野を広げたい、スキルを伸ばしていきたい方には満足していただけると思いますね」と語る本田専務。薬剤師としても、人としても向上心のある人が理想の人材とのことだ。
仲間意識を大切にしているので新しい人もすぐに溶け込めます
働きやすさの点ではどうでしょう?

池内 仕事を離れてもみんな仲がいいですね。忘新年会は社長が率先して企画するほど。トップとの距離は近くて意見も言いやすいです。

細川 社長はリーダーシップのある方です。将来の夢を語って、その夢にみんなが共感し、実現のためにがんばるといった風土もありますね。だから仲間意識が育まれるのだと思います。

本田 そうですね。役職で呼ばずに互いを「さん」づけで呼ぶのですが、それも仲間意識のあらわれですね。

岡村 実際、当社は離職率が低いんです。退職するとしても、ご主人が転勤で関西を離れなければならなくなったからやむなく…といった理由がほとんどです。

では、御社に転職を考えている方にメッセージを。

本田 向上心のある方は大歓迎ですね。その向上心に応える環境も用意してお待ちしています。

池内 いろいろな働き方ができる会社なので、たとえば育児中の人でも大歓迎です。薬剤師として成長する喜びをともに味わっていきましょう!

細川 気持ち的にゆとりを持って仕事ができる会社です。困った時はまわりが助けてくれるので大丈夫ですよ。

岡村 働きやすい環境、やりがいが得られやすい環境づくりにはずっと取り組み続けています。新しく入った方もすぐになじめる雰囲気なので、どうぞ安心してください。

医療の担い手としての自覚を持ち、プロとして仕事に取り組むことを重視。そういう意識を共有しているので仲間意識も強いと言えそうだ。自分の意見も積極的に発信できる風土であることは言うまでもない。

株式会社セラフィ(エムケー薬局)

設立 1992年11月
所在地 〒541-0053 大阪市中央区本町4-6-7 本町スクウェアビル
店舗展開 ■高槻エムケー薬局■都島エムケー薬局■東成エムケー薬局■堺エムケー薬局■福島エムケー薬局■カムイ薬局■さくら薬局■平野エムケー薬局■高倉エムケー薬局■池田エムケー薬局■俊徳道エムケー薬局■サルース薬局
企業の特色 ■全店舗電子薬歴導入
■全店舗のスタッフが集まった勉強会を実施。2~3ヶ月に1開程度、医薬品の卸の方や大学の教授などを招いての勉強会を実施しております。各店舗ではメーカーの方を呼んだ勉強会を実施。
■ほとんどの店舗が駅から近く、病院処方箋の対応です。薬剤の種類を扱っている店舗が複数あり、疾患についての知識もしっかりと身につけることができます。
■ドクターとの往診同行をしている店舗は3店舗(深井、栂美木多、平野)。
■皆様が毎日、楽しく健康にすごせるよう、薬と健康の良きアドバイザーとして医薬品等の提供を通し地域社会の健康と福祉に寄与することが使命であると考えております。
従業員数 86名(薬剤師:41名、事務:45名)