
「患者様の安心」を最優先に考えた環境づくり。
それが働きやすさにもつながっていくのです
挨拶は基本中の基本。だからこそ徹底することが必要です
御社の風土について教えてください。
当社では「人に感謝できる体制づくり」に取り組んでいます。「慈しみの心」で人に接する姿勢を大切にしていると言ってもいいですね。この場合の「人」というのは患者様に限りません。同じ職場で働く社員たちも含まれます。
そのための具体的な取り組みが「挨拶の徹底」です。挨拶は人間関係における基本中の基本。ここができていなければ、どれだけスキルや知識があったとしてもまわりとの調和が図れません。「おはようございます」「ありがとうございます」と、自然に出てくる職場は人間関係が良好です。
人間関係の良さは店舗の雰囲気にも反映されますね。
職場の人間関係が良好だと雰囲気も良くなります。それで一番メリットを受けるのは患者様なんですね。
患者様はそれでなくても病気で不安な思いを抱いています。その不安を少しでもやわらげることも薬剤師の役割だと私は考えています。薬局に行ったら優しい笑顔と挨拶で迎えられた。それだけでもホッとするんです。
薬剤師は薬を処方してお渡しすれば、それでOKというものではなく、プラスアルファのホスピタリティが必要。それができるようになるには、職場が快適でなければなりません。そのベースとなるのが「挨拶」というわけです。

最新鋭の機器を導入した「都市型調剤薬局」を作った狙いとは
店舗の特長としてはどのようなものがありますか?
今年(2015年)の9月に都島店を「都市型調剤薬局」にリニューアルします。具体的には、自動分包機やピッキングマシンなど、調剤関連の最新鋭の機器を導入し、業務の効率化・省力化を図ります。患者様と関わる時間を増やし、服薬指導に力を入れるためです。調剤に時間をとられると、どうしても患者様一人ひとりに接する時間が少なくなります。私たちは患者様にとってセカンドオピニオン的な存在でありたいと考えていますから、少しでも患者様と直接接する時間を増やしたいのです。
それは「慈しみの心」に通じるものですね。
ドクターには遠慮して言えなくても、薬剤師になら言うことができる、という患者様が多くいらっしゃいます。その声に真摯に耳を傾けると、やはり安心されます。
もちろん、ただ話を聞くだけではなく、服薬指導を通して的確なアドバイスを行うことは欠かせません。そのためには日頃からの勉強が大切になってくるので、当社では勉強会にも力を入れています。
患者様から信頼されることは薬剤師にとって大きなやりがいになります。それがモチベーションとなり、またさらに成長しようとする気持ちにも繋がります。そういう薬剤師たちの集まりであり続けたいと考えています。
