実際にあった! 薬剤師あるある体験談 更新日:2021.09.03公開日:2015.10.13 実際にあった! 薬剤師あるある体験談

同僚、患者さん、ドクター、毎日あらゆるところに気遣いしながらフル回転の薬剤師さん。現役薬剤師さんに、仕事の「アレコレ」をこっそり打ち明けていただきました。「あるある!」と共感できる話から、ウソみたいな本当の話まで。多彩なエピソード、揃ってます!

vol.8

「すべての薬を最安値で!」にこだわる患者さん

今回の薬剤師さん
M.Yさん 調剤薬局勤務・男性・30代

ものすごく明細を気にする患者さんがいます。まず、夜なら薬局に入った瞬間に「今、夜間点数は取られますか?」。お薬を渡したあとは、点数を毎回しっかり確認されるので、こちらもドキドキしますし……

その方は「ジェネリックでちょっとでも安く抑えたい」と、ネットで最安値のメーカーを調べてくるんです。毎回、自分で調べたリストを持ってきて、「これが最安値だから、全部この薬で揃えて」と。「取り寄せに時間がかかってしまいますが」と伝えても「手持ちの薬がまだあるから、待てるよ」と言われてしまったり。

ジェネリックは同じ薬品で10円20円と違うことはないんですけど、メーカーによって6.5銭とか6.4銭とか、ちょっと違うことがありますよね。結局、合計の金額になるとどちらも同じなんですけど、患者さんからは「とにかく最安値で揃えてくれ」と。

大きな声では言えませんが、その患者さんが希望したお薬、他の方には出ないので毎回在庫になって捌けないんですよね。正直、困ってます。

編集部からのコメント

安値の追求もそこまでいくと、もはや執念!?
合計の金額は変わらないのに、単価は安くないといけないんですね。
無駄遣いの多い私としては、そこまで調べられる情熱がちょっとうらやましいような。

イラスト 山下友美(やましたともみ)

共立薬科大学卒業後、院内薬局の薬剤師勤務を経て、少女漫画家として白泉社刊「花とゆめ」でデビュー。代表作「DJシリーズ(白泉社)」「薬師アルジャン(秋田書店)」など。現在はロマンス系コミックをメインに執筆中。

twitterアカウント:@nut40

イラスト
山下友美(やましたともみ)

共立薬科大学卒業後、院内薬局の薬剤師勤務を経て、少女漫画家として白泉社刊「花とゆめ」でデビュー。代表作「DJシリーズ(白泉社)」「薬師アルジャン(秋田書店)」など。現在はロマンス系コミックをメインに執筆中。

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